今まで2、3千円程度のヘッドフォンしか使ったことがない人間で、
尚且つ、音の表現の仕方も良く分からないのでその辺の内容は薄ぺらいレビューになってます~w。
個人的に得意分野である構造などについてのレビューがメインになっています。
あと、聞き慣れない名称がたくさん出てきますが、画像2でご確認を!
■動機と選択
今まではビクターのHP-RX500を使ってたんですが、
最近は陳腐な音に感じてきたことと、装着感もなんかシックリこないし、
ブルーレイをいい音で聴きたいと思ったので購入しました。
■保証
ドライバーユニット : 3年
その他の部分 : 1年
修理の送料はこちらの負担で、
修理後の同一個所の同一の故障については三ヶ月以内に限り無料修理だそうです。
部品の最低保有年限は製造打切後6年みたいですがいつ製造打切りになったんでしょうね。
後継機のATH-AD500Xが2012年11月16日に発売なのでその辺なんでしょうね。
1年保証なら間違いなくネジを外して分解していると思いますが、
保証が3年もあるのでしばらく分解は控えます~w。
■購入可能な交換パーツ
イヤパッド HP-AD500(左右一組) 2625
ヘッドトップベース(左右一組) 630
ヘッドパッド(左右一組) 420
サブヘッドトップ(左右一組) 525
ATH-AD500の修理可能パーツなど
■ハウジング
第一印象は、”デカっ!”ですね~w。
左右にひとつずつに直径11cmのハンバーガーが付いてるのをイメージして頂けたら分かり易いかと…w。
イヤパッドを含む厚みはいちばん厚いところで5cmほどありましたね~。
外観は後継機のATH-AD500Xのブラックのほうが良さそうだったですがこちらもいいですねぇ~。
特にハウジングのところにあるaudio-technicaのロゴの部分が光りの具合で虹色に輝いてカッコいいです。
■ケーブル
ケーブルの直径は約4mmで太めなんですが、
その割にはめちゃくちゃ柔らかいので取り回しはとてもいいです。
また、変な巻きクセも付きにくいみたいなのでこのケーブルだけ欲しいくらいですね。
製品ページによるとOFC(Oxygen-Free Copper)という無酸素銅が使われてるみたいです。
まったく分かんないですがこの分野ではよく使われてるもので
銅の純度が高くなるほど高価になるみたいです。
■ヘッドバンド
ヘッドバンドは何で出来てるのか気になってたんですが、
つや消しのゴムチューブの中に直径約1.8mmのスチール(たぶん~)が入っていました。
ヘッドバンドのジョイント部分にゴムチューブの終端も収まっているので
ゴムチューブを引っ張ると出てきますが、元に戻しにくいので引っ張り出さない方がいいですね~w。
L(左)から入ったケーブルは、頭部に装着してL側を左側にして持った時に
奥になるヘッドバンドのゴムチューブの中をケーブルが通ってR(右)の方にいってました。
■ウィングサポート
このタイプのものは初めてですが、特に違和感なくシックリきてます。
パットの部分はわずかではありますが3D的な動きをしますので違和感なく装着できるんでしょうね。
バネの強さは手で押すと硬いイメージなんですが、
実際に頭部に取り付けた時はその辺の圧はまったく感じなかったです。
ウィングアームの材質はABS樹脂素材が使われてるみたいですが、
詳しいところまでは分かりませんね。
この部分は交換パーツも売られてるみたいなので簡単にウィングアーム以外は分解できます。
ヘッドトップベースは2点の軸で固定されているですが、簡単に外せます。
また、サブヘッドトップはヘッドパッドを外さないと取り外せないですが、
そのヘッドパッドの裏には柔軟性のある薄いプラ板が一体になってるのでとても簡単に取り外せます。
この辺の構造はちょっと感動的なものがありましたね。
あとはヘッドパットを外して、サブヘッドトップの裏側にある
ふたつのツメの片方を通してやって軸から外すだけです。
説明だと難しいので動画にしましたので興味がある方はそちらをどうぞ。
■イヤパッド
耳がすっぽり収まるサイズなのでイヤパッドはとても大きいです。
ためしにCDサイズの透明なプラスチック板を当ててみたんですが、
それよりひと回り小さいぐらいでほんとデカイです。
イヤパッドの材質はベルベット調の布製で肌触りも悪くないです。
実際に取り外してみましたが、交換することを前提に作られているのでとても簡単でした。
ひとつ難点は、左右でつくりが違うので間違わないようにしないといけないことです。
下記のイヤパッドの左右の見分け方はリンク先にも記載されてますが、
LとRの文字を印刷されていると良かったです。
頻繁に外してメンテナンスされる方はマジックやポスカなどでLやRと書いてるといいかもですね。
イヤパッドの交換方法は動画内にあります。
■装着感
今までのもそんなに悪いとは思ってなかったんですが、
これを知ってからは前のがそんな良くない装着感だったんだということが分かりました~w。
イヤーパッドが大きいだけあって耳がすっぽりと包まれてます。
その構造のお陰でイヤパッドがズレにくいというのもあると思います。
側圧は、ヘッドフォンの最下部にいちばん力が掛かる構造なので
耳に下あたりにいちばん圧が掛かっているんですが、
最初は1時間もしているとその辺がちょっと痛くなってたんですが、
2週間ほどしたらその辺の痛みはまったく感じなくなってきました。
ヘッドバンドをちょっと曲げてやったのも良かったのかも…。
やり方はヘッドバンドの中心よりサイド寄りの方が曲がりやすいようですが、
やり過ぎると緩々になってちょっと頭を振っただけで動いたり落ちたりして、
調整がちょっと難しいので自信がない人はやらないほうがいいかも…。
装着感でもうひとつ気になることは、夏場のことですね。
耳をすっぽり包み込むので夏場はムレるのが少し心配ですね。
その他の季節に関しては特に問題ないでしょう。
特に冬などは耳当ての代わりにも使えそう~w。
■音
今までのものと比べたら聞こえなかった音が聞こえるようになり、
格段に良くなったので大変満足してますね。
開放型とは言え、今までのもとより低音が出ているので最初は慣れない部分もありましたが
一週間ほどしたら慣れてきたのか気にならなくなってきましたね。
■大きな問題点
このヘッドフォンのいちばんの問題なのが収納場所ですね。
デカ過ぎるので引き出しに入りそうもないのでテレビの横にフックを付けて掛けてますが、
ホコリが堆積するので取り出しやすくてホコリがしない何かいい収納場所を探さないと…w。
せめて収納袋でも付いていれば良かったのになぁ~。