このサイトではJavaScriptの技術を複数使用してます。ブラウザのJavaScriptを無効にしていると正常の表示されません。

レビューを検索

  1. Home
  2. review
  3. This Page
inateck hb7003

[USBハブ]
Inateck

HB7003 (ブラック)

購入価格:¥0 購入日:2015年1月25日 購入店:提供品
閲覧者(520) 2015/01/27

満足度:5 star rating

価格 星
使いやすさ 星
サイズ 星
デザイン 星

BC1.2対応の急速充電可能なUSB3.0ハブ

背面スイッチ

データ転送機能のないデバイスは手動でオフにする必要がある

この製品はレビューをすることを条件にInateck社から無償提供されたものです。


内容物

本体
USB3.0データケーブル [ケーブル長:約 120cm]
ACアダプター [ケーブル長:約 150cm] ※ 長さはコネクタ部分も含む
取扱説明書(英語、ドイツ語?)



外観

以前の外箱はブラックで染められたダンボールが使用されてましたが
今回の製品には無地のダンボールに四角い筒状の紙で覆われていました。

素材には一般的なABS素材より高価なABSエンジニアリングプラスチック(通称エンプラ)が
使われているそうですが、見た目や感触では分かりませんね。
因みにエンプラとは一般的に100℃以上の耐熱性などの特性を持つ素材だそうです。

底面には滑り止めのラバーが四ヶ所に貼られいて、
そのラバーとシールを外すとネジ穴があり分解できるようになっていますが、
分解すると保証も切れますし危険ですのでやめましょう。

ここの製品に限らずUSB3.0ケーブルは相変わらず太いですね。
構造上、9本のケーブルが中に入っているので仕方ないですが
せめてヘッドホンやマイクなどによく使われている癖のない柔らかいケーブルになると
取り回しが楽になるのでそうなるといいですね。

あと、取扱説明書も付属してましたが残念ながら日本語表記はなく、英語とドイツ語?だけです。
一応、Google翻訳で訳してみたら過電圧/過電流/漏れ、および短絡保護回路が付いていて
USB2.0/ USB1.1機器との下位互換やホットスワップ対応みたいなことが書かれてました。


セルフパワー専用!

USBケーブルだけ接続してUSBメモリを接続したところ無反応!?
なのでACアダプターを接続して裏側にある電源スイッチを押したら
ドライバーが自動でインストールされてUSBメモリも認識して使えるようになりました。
USBハブにはバスパワー(USBから電源供給)とセルフパワー(ACアダプターから電源供給)とがありますが、
上記のような理由でこの製品はセルフパワー専用みたいですね。

後日、メーカーに確認を取ったところ、そのような認識で問題ないそうです。


給電の仕組みを色々と試してみた!

トランセンドMP3プレーヤーMP330を充電中にスリープにしたところ、
電源供給とデータ転送ともに遮断されて充電されなくなりました。
その状態でUSBケーブルだけを引き抜いたら再び充電が開始されました。
因みにシャットダウンでも同様な挙動でした。

そのような仕組みなのでUSBファンなどの通信をしない機器を接続しても
給電が遮断されるのかなぁ~と思ってたんですが、
実際にUSBファンGM-UF002BKと首ふり扇風機USB-TOY56BKを接続してみたら
スリープにしてもシャットダウンにしてもファンは止まらなかったですね。

まとめるとPCとのデータ転送が遮断されると同時に給電も遮断されるが、
元からデータ転送してない機器についてはそのまま給電し続けられる。
また、電源ケーブルのみの接続ではデータ転送する機器で充電可能な製品は充電され、
通信を利用しない機器では電力源として使用可能ということみたいです。

PCを起動させていなければ待機電力がカットされるのはありがたい仕組みですが、
後者の電力のみ供給される機器については自分で電力カットする必要があるので
USBの暖房機器などの目に見えなくて熱を発する機器などについては
消し忘れてつけっ放しにしないように気をつける必要がありますね。
まぁそのような時でも一々ポートから抜き差ししなくていいように背面にスイッチが付いているでしょうけど、
消し忘れ防止のために視覚的に色違いのLEDが点灯するような仕組みだったら良かったかも…。
尚、2つの機器でしか試してないのですべての機器でこのような挙動になるかは不明です。


スピード

サンワサプライのUSB3.0対応メモリ600-3UCT8G(8GB)をCrystalDiskMarkで速度を計ったら
マザーボードのUSB3.0ポートに挿した時と同じようなスピードが出てたので速度的には充分ですね。


「ハードウェアを安全に取り外し」は必要?

取説には「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」から取り外すように記載されてますが、
接続機器の「クイック削除(キャッシュ無効)」が有効になっている場合はこの操作は必要ないです。

Windows 7 ではどのような機器が既定で「クイック削除」が有効になっている知りませんが、
手持ちのUSBメモリ7個はすべて既定で「クイック削除」が有効になっていました。
因みにSATA接続のHDDやSSDは「高パフォーマンスモード(書き込みキャッシュ有効)」になっていて
「クイック削除」が無効になっていました。

Windows 7で「クイック削除」の有効/無効の確認は、
デバイスマネージャ → ディスクドライブ → プロパティ → ポリシーで確認可能です。

あと「ハードウェアを安全に取り外し」で取り外せる状態(実際には取り外してない状態)にしても
「あっ!やっぱりまだ使う必要あるやん」と思っても他の製品では一旦取り外さないと再認識させられないのに対し、
この製品は電源スイッチをオンオフすれば再認識させられるので本来のスイッチ以外の機能としても使えます。


USB BC1.2とは…

USB BC1.2とはUSB Battery Charging Specification Revision1.2(以下USB BC1.2)の略で
USB規格の拡張版として策定されたものです。近年、USBポートからの充電ニーズが高まる中、
バッテリ搭載機器の高機能化が進みバッテリは大容量になり、さらに急速充電の対応が強く望まれています。
USB BC1.2はこのような急速充電を目的として規格化されており、
従来VBUS電源の電流500mAと規定されていたUSB2.0ポートの仕様を、USB BC1.2に対応することで、
充電時に最大1.5A使用可能になり急速充電への応用が可能になりました。
※ RENESASのサイトより抜粋