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Inateck HB4009

[USBハブ]
Inateck/イナテック

HB4009

購入価格:¥0 購入日:2015年5月17日 購入店:Inateck提供品
2015/05/20

満足度:5 star rating

価格
拡張性
機能性
互換性

コリャ~便利!

マウス、キーボードを共有できるのでデスク周りをシンプルにできる、GO!Bridgeが便利

ソフトの起動にちょっと時間が掛かる

この製品はレビューをすることを条件に Inateck 社から無償提供されたものです。

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この製品をざっくり説明すると、2台のPC間でマウスとキーボードの共有、
つまり1セットのマウスとキーボードで2つのPCを操作できるようになるので、
あたかもデュアルディスプレイ環境で操作しているかのような操作性があり、
しかもクリップボードを介してデータのやり取りが出来る機能もあり、
おまけにUSB3.0ポートが3個も付いていてデスク周りもシンプルにできるという製品です。
あと、付属ソフトのGO!Bridgeも便利です。

似たような製品でサンワサプライのクロスリンクケーブル KB-USB-LINK3を使ってますが
それにUSB3.0のハブが3つ付いたような製品です。

尚、この製品の共有機能を使うには2台のパソコンと2台のモニターが必要です。
また、制御端末(本製品を接続する端末)はPCである必要があり、
そうでないとクリップボードを介したコピー機能は使えないみたいです。

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付属品

本体
OTGケーブル(USB2.0) 120cm
MicroUSB ⇔ USB変換コネクタ
マニュアル 英語/ドイツ語



メインパソコンにのみ接続してみた

本体から延びるケーブルをWindows7のメインパソコン(以後「メイン機」と記載)にのみ接続したら
下記に記載しているドライバーが次々に自動でインストールされました。
この本体から延びる太くて短いケーブルを挿した方が制御端(ホストPC)になります。

因みにドライバーのインストールには約1分ほど掛かりました。
コンピューターで確認するとMacKMLink(CDドライブとして認識)と
VertualLinkというものがデバイスとして表示されていました。
USB 3.0
USB 2.0
USB Conposite Device
USB 入力デバイス
USB 入力デバイス
USB 大容量記憶装置
Vertual Link USB Device
Android+Mac USB Device


USB3.0メモリを接続してみた

メイン機(ホストPC)にのみ接続した状態でUSB3.0ポートに
USB3.0メモリ(600-3UCT8G)を挿して速度計測してみたところ、
流石、USB3.0という感じでそれなりのスピードが出ていて特に問題ないレベルでした。

次に付属のケーブルでリモート側のPC(以後「サブ機」と記載)と接続して
サブ機側からUSB3.0ポートに接続した機器は認識できるのか確認してみました。
しかし、USB3.0ポートに挿したメモリはサブ機では認識されませんでした。
これはホストPCはハブに接続されているすべてのデバイスをコントロールできますが、
リモートPC側もホストPCに制御される方なので認識できないそうです。
認識できなければファイルにアクセスできないのかと思われると思いますが、
後述するGO!Bridgeを起動させればそちらからアクセスできます。

あと、マジックポートの中を覗くとUSB2.0ポートと同じ構造になっていたので
同メモリを挿してみたところどちらのパソコンでも認識されませんでした。
このマジックポートは完全に他のPCなどのデバイスと接続するためだけのポートみたいですね。


マウスとキーボードの共有(Autorunを切っている場合)

この章はWindowsのAutorun(自動再生機能)を切っている場合は操作方法です。
なのでWindowsのAutorunを有効にしていればUAC(ユーザーアカウント制御)が起動して、
「YES」を押せば自動でMacKMLinkが両パソコンにインストールされると思いますので以下の操作は必要ありません。


※ メイン機・・・Windows7 、サブ機・・・Windows8.1

マウスとキーボードの共有するにはまず付属のケーブルでサブ機と接続します。
WindowsのAutorun機能を切っている場合は手動でMacKMLinkをダブルクリックするか、
MacKMLinkの中にあるSKLoader.exeを起動させると他のPC間でマウスとキーボードを共有することが出来ます。
尚、設定で「マウスカーソルでPC間移動」にチェックが入っている必要があります。(※デフォルトで入ってます)

ただ、このままではPC間を移動させる度にホットキー(Alt + S)の操作をするか、
マウスの中央ボタン(他のソフトで別の操作を割り当ててると出来ません)を押す必要がありちょっと面倒です。

これを解消するにはサブ機側でもMacKMLinkを起動させておく必要があります。
両パソコンでMacKMLinkを起動させるとMacKMLinkのアイコンにあった×マークが消えまので
このようになったらデュアルディスプレイ環境でディスプレイ間をカーソルを動かしているように
めちゃくちゃスムーズにカーソルの移動が出来るようになり、
キーボードもカーソルがある方で入力できるようになります。

あとオプションで「操作するパソコンが切り替わる時に音を鳴らす」に
チェックを入れてると画面を移動する度に”プシューン”と鳴ったりしますし、
「クリップボードを受信する時に音を鳴らす」設定にしておくと
コピーしたPCじゃない方から音が鳴るのでソフトが正常に動いていることの確認にも使えます。


クリップボードの共有

クリップボードを介してコピー&ペーストする場合も前述同様に両パソコンでMacKMLinkを起動させて
MacKMLinkの設定で「自動共有」にチェックを入れておく必要があるみたいです。(※デフォルトで入ってます)

あとはWindowsを操作するようにファイルのコピペが出来るのでほんとにデュアルディスプレイを操作している感覚です。
ただ、転送速度はUSB2.0並ということなのでそこだけがちょっと残念ですね。
1GB(動画)のファイルの転送におよそ1分弱ほど掛かりました。


GO!Bridgeとは…?

GO!Bridgeとはその名の通り、ブリッジ(架け橋)となるようなソフトウェアです。
尚、この機能を使うには両パソコンでMacKMLinkを起動させておく必要があります。

GO!Bridgeの起動方法はMacKMLinkのアイコンの右メニューから起動できます。
GO!Bridgeを起動させると相手側のパソコンの内容がWindowsの詳細表示のようにファイルが表示されます。
ファイルを選択してそのままデスクトップにドラッグ&ドロップしたり、
右メニューからコピー&ペースト、削除、ファイル名の変更などが出来ます。
ちょっとイレギュラーな使い方だとGO!Bridgeは相手側の端末の電源さえ入れていれば
モニターの電源を切っていてもファイルにアクセスできるので省エネモードで使えますw。

また、ファイルを開くことも出来るのでひとつのパソコンを操作しているような感覚で
ファイルにアクセスできます。ただ、容量の小さなファイルは直ぐに開きますが、
例えば1GBの動画ファイルなど容量の大きなファイルを開くには1分程度待たされました。
この1分というのはファイルをコピーする時間とほぼ同じなのでコピーされているだと思います。
(※待ち時間はファイルの容量によって異なるみたいです)

この待たされているあいだになにも表示がないのがちょっと少し心許ないですね。
一度再生が開始されたら早送りしたりスキップしても待たされることはありませんでした。
ただ、一度閉じてもう再度再生するとまた待たされるので一時的に保存して直ぐに削除されるみたいです。
ちょっと気になったのでいろいろ調べたら
C:¥Users¥(ユーザー名)¥AppData¥Local(Win7)に保存されていました。

あと、GO!Bridgeからメモ帳を開いて編集して上書き保存しようとしたら
「読み取り専用ファイル」ということで上書き保存はできませんでした。
ファイルを同期させるような使い方は出来ないみたいです。ただ、別名保存はできました。

尚、GO!Bridgeでは通常は非表示になっているような隠しファイルも表示されるので
誤って削除しないように注意する必要がありますね。


ドック(DOC)機能とは複数のファイルを一括コピーするための機能です。
ひとつひとつコピーするのは面倒な時に一旦ドックに貯めておき、
あとから一気にコピーしたりする時に使用します。

ドック経由とクリップボード経由での転送時間が異なるか試してみましたかがどちらも変わらなかったですね。
メーカーに確認を取ったところ、転送方法は異なるが転送速度は同じになっているそうです。


GO!Bridgeの改善して欲しいポイント

・隠しファイルが見えてるのは危険だから非表示できるようにして欲しい。
・一度開いたファイルはキャッシャされると使い勝手が向上すると思います。



注意

ホスト側、またはリモート側の端末でGo!Bridgeを起動している場合は、
Go!Bridgeが主導しますのでクリップボードを介してるコピー&ペーストは機能は制限されて
「ファイルコピー中です。しばらくお待ち下さい。」というメッセージが出てコピペできません。

Go!Bridgeが起動してない場合はクリップボードの機能が主導になり、
両端末でMAC KM LINKさえ起動していればクリップボードでファイル転送ができます。


総評

機械式の切替器ではどちらか一方のパソコン1台だけでも利用できるのに対して
この製品はメイン機(ホストPC)を起動させておかないとサブ機では使えないということと、
機械式では切替の手間が掛かるがこの製品では最初にソフトを起動させておけば
イチイチ切り替える必要がないという違いがあります。

これらの使い勝手の違いは使い手の環境によって違ってくるのでなんとも言えませんが、
個人的にはメイン機は常に起動している環境なのでそういった使い方をしている人にはおススメですね。