スリーブはプラスチック製の糸で編まれているので中に余り大きな直径のケーブルを通すと
網目が広がって中にケーブルが透けることもあります。
スリーブの方法のちゃんとした手順動画を作ってなかったので作ってみました。
細部まで知りたい方はユーチューブにアップしている 高画質版 の方をご覧下さい。
■スリーブの手順
1.スリーブを必要な長さにカットする
スリーブは伸び縮むするので個人的には同じ長さにカットするのが一番苦手な作業で
未だにきれいに長さを揃えるコツがつかめていません…(泣)。
カットしたら切り口をライターで熱して溶着させます。
スリーブに楽に通せる直径のケーブルを利用する時は余り必要ないですが
今回のようにピンが付いた状態のギリギリのサイズだとスリーブを通す際に
切り口が広がってほどけてきますのでやった方がいいです。
あと、熱チューブを通す時にもバラけていると通しにくいのです。
2.熱収縮チューブをカットする
自分は2cmにカットしたものをよく使うんですが好みですので好きな長さでいいと思います。
あと、熱チューブには文字が印刷されているものとされてないものが存在し、ない方がいいという方もいます。
個人的にはスリーブをキレイに仕上げるコツは熱チューブの長さを揃えることに尽きると思っています。
ただ、ひとつひとつ定規を当ててカットする作業なんで地味で面倒なんですよ。
特に24pinの電源ケーブルなどをする時には24x2=48個のカットした熱チューブが必要になるので超面倒。
そこで薄っぺらい脳みそをフル回転させて作ったのが動画内の道具です。
発泡スチロールと磁石シートで作った簡単なものですが多数カットする時にはとても重宝します。
3.コネクタなどのジャマになるものは取り外しておく
Bistpowerのスリーブはほとんどの収縮性がないので取り外せるものは取り外しておきます。
ピンの抜き方はEX-004のレビュー内の画像を参考にして下さい。
このピンは横から見ると凹(凹凸の「おう」です…)にようになっているので
二段階で引っ掛かることがありますのでピンを抜き取るまでカッターを抜かない方が外しやすいです。
4.スリーブにケーブルを通す
スリーブを通す作業の説明は難しいですね~w。
要は尺取虫のように中に通したケーブルの先端を少し押し進めては
通したスリーブが詰まらないように後ろに送っていく作業の連続です。(分かりにくいかなぁ~?)
今回の1/16インチのスリーブにピンがふたつ付いたケーブルを通すのが
限界の大きさで難易度は高いので初めての方は1/8インチのものの方が楽にできます。
ピンが無ければ比較的容易に通せるのでどうしても通せない時はピンを外して通してます。
ただ、ピンを外すと内部ケーブルの長さも変わったりしますし、
替わりの新しいピンや圧着工具(PA-21など)も必要になります。
尚、ハンダ付けして修復できますが半田を盛り過ぎるとピンがコネクタに入らなかったり
無理して入れようとして壊れた経験があります。
5.熱収縮チューブを通す
スリーブを通したら2本の熱収縮チューブを通します。
個人的な好みで3mmのものを使ってますが4mmのものでもまったく差し支えありません。
3mmの場合だと大きさがいっぱいいっぱいなので
スリーブを溶着させた部分が少し盛り上がっていて熱チューブを通しにくいですが
なんとかして熱チューブの先端を入れたら、あとは熱チューブをクルクルと回しながら入れると楽に通せます。
どうしても通せない時はラジオペンチで広げて入れてました。
6.熱チューブを収縮させる
設置する場所を決めたら熱収縮チューブをライターで炙って終わりなんですが
黒いコネクタ(2pin)は付けた状態で熱チューブを熱するとすぐに溶けてくるので
熱チューブを縮めてから取り付けた方がいいです。
あと、コネクタに差し込みにくい時にはスリーブをずせすとしやすいです。
最後に、ピンには取り付ける向きがあって、ケーブルを挟み込んでいる方が
コネクタに穴が開いている方になります。
<スリーブレビュー一覧>
■パープル | : | BP-CSD116D-PL | [1/16 inch] |
■シルバーグレー | : | BP-CSD18D-SGY | [1/8 inch] |
■アーミーグリーン | : | BP-CSD18D-AG | [1/8 inch] |
■レッド | : | BP-CSD18D-RD | [1/8 inch] |
□ホワイト | : | BP-CSD116D-WH | [1/16 inch] |
■グレイ | : | BP-CSD116D-GY | [1/16 inch] |
■ブラック | : | BP-CSD116D-BK | [1/16 inch] |
■オレンジ | : | BP-CSD116D-OR | [1/16 inch] |