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[内蔵ハードディスク ATA/SATA]
Western Digital(WD)/ウェスタン・デジタル

WD40EFRX [WD Red 4TB]

購入価格:¥0 購入日:2013年10月04日 購入店:体験レビュー

満足度:5 star rating

価格 星
転送速度 星
静音性 星
発熱 星

HDDの基板って、意外に熱いのね~!?

なんてったって大容量

基板温度がWD20EZRXより熱いですね

このレビューはconeco.netの体験レビューです。




------------------------------------------ 公 約 ------------------------------------------
WD20EARXやWD20EZRXを持ってるので、CrystalDiskMarkや消費電力、静音性などの
比較レビューをしようと思っています。あと、カッコいいプロモーションビデオを
作りたいなぁ~とも思っています。ヨロシクお願いします。
------------------------------------------ 公 約 ------------------------------------------




動画について
動画のタイムスケジュールは以下のような感じです。
2.外観からBGMが鳴りますがウルサイ場合は消音してもらっても問題なく視聴できるようになってます。
あと、ユーチューブにも HD版の高画質版の動画 をアップしてます。
尚、動画内のBGMはユーチューブのオーディオライブラリより拝借した"DROP AND ROLL"というものです。

1.仕  様 ....... [00:00:13]
2.外  観 ....... [00:57:10]
3.基板温度 ....... [02:05:06]





外観と付属品
体験レビューの製品なのだからかもしれませんが、
パッケージに箱などはなく、バルクHDDと同じように静電気防止用の袋に入れられただけのでした。
付属品は袋の中に入っていた乾燥剤だけですねw。
あっ、あと袋に「WD NAS Strage」などと書かれた赤いシールが貼り付けられていて、
剥がしてNAS本体に貼り付けるものらしいが付属してました。

表側の外観は WD20EZRX や WD20EARX と変わって無いように見受けられましたが、
基板がある裏面はプラッタとモーターがあるあたりの構造が
デコボコしていたものが平らでスッキリとなっていました。
また、基板及びカバーはT-8サイズのトルクスドライバーで外せるようになっていますが、
HDD内部はホコリの弱いので分解すると再起不能になる可能性がありますのでご注意を!





CrystalDiskInfoと容量
このHDDの回転数はintelpowerとかで変化するらしいので非公開みたいですが、
CrystalDiskInfoの回転数(rpm)表記では 5400rpm になってました。
あと、ファームウェアは 80.00A80 でした。
その他は添付画像を見て下さい。

4TBといってもディスク管理では3725.90GB
エクスプローラーのコンピュータ画面では3.63TBになっています。
この手の数値の違いには分かっていても、いつもちょっ寂しい感じになりますね~w。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
WD40EFRX[4TB]、WD20EZRX[2TB]、WD20EARX[2TB]の3製品を色々と比較しました。

色分け : ■WD40EFRX ■WD20EZRX WD20EARX
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1.CrystalDiskMark (※以後CDMと省略)
USB2.0とeSATAは玄人志向の GW3.5AA-SUE で計測、
SATA3は内蔵のSATA3(6GB/s)ポートに接続して計測しました。


CDM設定
Test Mode : 1000 MB(x5)
OS : Windows 7 Home Premium Edition SP1(x64)

<SATA3接続(内蔵データなし)> (※単位:MB/s)
Sequential Read: 149.818 : 129.582 : 103.176
Sequential Write: 146.327 : 124.845 : 103.420
Random Read 512KB: 47.865 : 30.136 : 27.740
Random Write 512KB: 82.676 : 66.892 : 56.594
Random Read 4KB(QD=1):  0.590 : 0.306 : 0.322
Random Write 4KB(QD=1):  1.343 : 1.215 : 0.828
Random Read 4KB(QD=32):  2.015 : 0.913 : 0.732
Random Write 4KB(QD=32):  1.403 : 1.012 : 0.663



<eSATA接続(外付)> (※単位:MB/s)
Sequential Read: 150.054 : 143.897 : 91.459
Sequential Write: 146.062 : 138.189 : 87.556
Random Read 512KB: 46.943 : 33.336 : 25.963
Random Write 512KB: 85.237 : 72.839 : 48.158
Random Read 4KB(QD=1):  0.588 : 0.341 : 0.304
Random Write 4KB(QD=1):  1.295 : 1.261 : 0.775
Random Read 4KB(QD=32):  1.963 : 1.038 : 0.625
Random Write 4KB(QD=32):  1.300 : 1.139 : 0.714



<USB2.0接続(外付)> (※単位:MB/s)
Sequential Read: 34.085 : 34.187 : 33.673
Sequential Write: 29.633 : 18.646 : 28.970
Random Read 512KB: 23.365 : 29.013 : 19.397
Random Write 512KB: 29.032 : 29.013 : 28.700
Random Read 4KB(QD=1):  0.555 : 0.298 : 0.310
Random Write 4KB(QD=1):  1.424 : 1.212 : 0.839
Random Read 4KB(QD=32):  0.576 : 0.426 : 0.374
Random Write 4KB(QD=32):  1.386 : 1.063 : 0.766

代理店の 製品ページ には転送速度150MB/sとありましたのでそれと変わらない速度が出てますね。
尚、計測はHDDがほぼ空の状態での計測だったんですが、
1.2TBのデータを入れた後は以下のような状態まで落ちてました。

<SATA3接続(内蔵データあり)> (※単位:MB/s)
Sequential Read: 137.0
Sequential Write: 132.2
Random Read 512KB: 42.45
Random Write 512KB: 81.41
Random Read 4KB(QD=1):  0487
Random Write 4KB(QD=1):  1.451
Random Read 4KB(QD=32):  1.532
Random Write 4KB(QD=32):  1.352




2.消費電力の比較
内蔵での消費電力は外的要因により正確な計測が難しいので省略しました。
なので玄人志向の GW3.5AA-SUEでeSATAとUSB2.0の接続してCDMを計測中の消費電力を調べました。
あと、外付けケースの消費電力はよく分からないですが3W程度だと思います。
ワットチェッカーにはサンワサプライの TAP-TST8 を使用しました。
あと、記載している数値は触れ幅のMAX値になります。
尚、データの信憑性については素人の計測なので参考程度にして置いて下さい。


<eSATA接続> (※単位:watt)
Spinup(回転開始): 17.7 : 16.3 : 13.9
Sequential Read: 8.3 : 7.2 : 8.7
Sequential Write: 9.0 : 8.5 : 8.8
Random Read 512KB: 7.9 : 7.9 : 8.8
Random Write 512KB: 8.1 : 7.7 : 8.1
Random Read 4KB(QD=1):  6.8 : 8.4 : 9.5
Random Write 4KB(QD=1):  7.3 : 7.7 : 7.7
Random Read 4KB(QD=32):  7.4 : 7.8 : 8.8
Random Write 4KB(QD=32):  7.2 : 7.7 : 7.7



<USB2.0接続(watt)> (※単位:watt)
Spinup(回転開始): 17.9 : 15.1 : 不明
Sequential Read: 7.7 : 7.0 : 7.4
Sequential Write: 7.4 : 6.9 : 7.4
Random Read 512KB: 8.1 : 8.2 : 8.7
Random Write 512KB: 7.1 : 8.5 : 8.1
Random Read 4KB(QD=1):  6.7 : 8.6 : 9.0
Random Write 4KB(QD=1):  7.2 : 7.4 : 7.5
Random Read 4KB(QD=32):  7.4 : 7.6 : 8.0
Random Write 4KB(QD=32):  7.1 : 8.0 : 7.8




3.重量の比較
キッチンスケールで重量を測ったのでプラッタ数と一緒に比較してみました。

WD40EFRX:  1TB(4枚) / 678g
WD20EZRX:  1TB(2枚) / 602g
WD20EARX:  667GB(3枚) / 626g




4.静音性の比較
静音性については購入が古い順にウルサイです。
WD40EFRXは静かなもんでまったく気になりませんね。

WD20EARXWD20EZRXWD40EFRX




5.基板温度の比較
CDM(USB2.0接続)を計測時についでに裏側の基板の温度を測ってみました。
場所によって温度もまちまちなので一番高いところの温度を記載してます。
動画では多数の地点の温度を計測している模様を撮影してますので興味がある方はそちらをご覧下さい。
尚、オモテ側の温度は手で触って暖かい程度だったので今回は計測してません。

 HD版の動画は コチラ

計測機器 ⇒ 赤外線放射温度計AD-5617(室温27℃前後)
尚、計測したのはWD20EZRXWD40EFRXのみです。

WD40EFRX
基板の温度(MAX) : 50℃

WD20EZRX
基板の温度(MAX) : 42℃


CrystalDiskInfoではどこの温度を測ってるのか知りませんが、
だいたい30℃台で40℃を超えることなどあまり記憶にないですね。
今回、初めてHDDの基板の温度を計測したんですが特定の地点が思いのほか熱いですね。
動画には撮れませんでしたが50℃を示す地点もありましたので
延命のためにはHDDクーラーで直接、基板を冷やした方がいいかも知れませんね。
スペックシート によると動作時の温度は -0°C から 70°C まで となっているので問題ない数値ではありますが、
50℃を超えてくるとちょっと気になりますよね。




スペックシートへのリンク
WD40EFRX スペックシート
WD20EZRX スペックシート
WD20EARX スペックシート

WD40EFRX[4TB]、WD20EZRX[2TB]、WD20EARX[2TB]の3製品の比較はここまでです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




■コピー時間を調べてみた!
実際に同じようなサイズの単一ファイルと複数ファイルのコピー時間を計測してみました。
3.50GBぐらいの単一の動画ファイルのコピーが約54秒だったのに対し、、
ファイル数が174,556(フォルダ数:2,672)個のファイルのコピーは約21分ほど掛かりました。

あと、データ用に2TBと残りのパーティションに区切って、
元々のバックアップデータ(1.2TB)をこのHDDに転送したところ約4時間掛かりました。
(ファイル数313,109、フォルダ数13,178)




■トラブル続出?!
この章はHDD取り付け後のトラブルを
備忘録として残して置きたかったので書き連ねただけです。
そんな感じなので読んでも為になることは無いかもです~w。



<午後20:45にフルフォーマット開始!>
フォーマットする為にディスク管理画面を開くとすぐに【ディスクの初期化】という画面が出てきました。
2TB以上のHDDを正常に扱うにはGPTなる方式で初期化する必要があるのですぐに初期化をしてみました。
GPTでの初期化は初めてだったので少し時間の掛かるものかとも思いましたが、数秒も掛からずにすぐに完了。
次にエラーチェックの意味合いも兼ねてフルフォーマットをしました。

午後20:55 フォーマット開始。
しかし、数分後にメールソフト起動しようとしたらフリーズ!
その後、他のソフトも徐々にフリーズしていき、最終的にはブルースクリーンが出て再起動!
再起動ですると今度はWindowsが起動しない?!(・_・)エッ....?
仕方がないのでインストールディスクからスタートアップ修復をして、
再起動する際にインストールディスクを何故か抜き出してしまい、
スタートアップ修復に失敗。その後、再び同じようにしても今度は
スタートアップ修復すら出来ない状況に~(・_・)アワワ....
スタートアップ修復に入る時にOSを選択する画面が出てきたんですが、
その時のWindowsの入っているドライブ文字が(E:)になっていた原因ですかねぇ~?

取り合えず、接続していたHDDの構成を以前のように戻したら
なんとか無事起動するようになりました。この間、約1時間15分。

WD20EZRX(2TB)の時は約3時間45分掛かったのでそれ相当の時間が掛かると思ってましたが、
実際にフォーマットが終わったのが午前8:10で約9時間55分も掛かりました。ε- (´ー`*)フッー

フォーマット中のHDDの温度は37℃~38℃(室温27℃)でした。
因みに同時に起動していたWD20EZRX(2TB)の温度は35℃でした。
(※温度はCrystalDiskInfo調べ)


<トラブル続出~!>
ブルースクリーンはフォーマット時のほかに合計で3回起こっていたんですが、
3回目のブルスクはWesternDigitalのWindows用Data Lifeguard Diagnosticという
ソフトでEXTENDED TESTをし始めたら数分後に知らないうちに再起動(三度目のブルスクだと思う)して、
それからWindows7がまともに起動することは一度もありませんでした。(・_・)エッ....?
(起動してもフリーズします~w)

ということで再インストールすることにしたんですが、
64bit版のWindows7をインストールするつもりだったのに
ボケてたのか32bit版をインストールしたりして・・・再々インストール!

ブルスクの原因はブルースリーンビューワーというソフトでも
記録が残っていなかったので結局、判らなかったですが、
数日前にデュアルブートにしていたSSD(Win8)を取り外したこと、
または、再インストール中に「invalid or damaged bootable partition」というエラーで
SSDにインストールできなかったことなどからブート関係のゴミが原因かと思います。
あと、SSDやWD40EFRXをHD Tune Proでクイックスキャンじゃないほうで
エラースキャンしたんですが特にエラーは発見されませんでした。

尚、OSを再々インストールしたあとはブルスクの発生も無くて安定稼働中で~す。




PCスペック
【CPU】Core i5-2500K
【M.B】TZ77XE4
【MEM】CMX4GX3M2A1333C8 &SP004GBLTU133V21
【SSD】m4CT064M4SSD2
【HDD】WD20EZRX
【HDD】WD20EARX
【HDD】WD40EFRX
【ケース】Z-9 Plus
【PSU】ERX530AWT
【クーラー】APSALUS3-120
【O.S】Windows 7 HP [64bit]





総評
自分のメンテナンスが悪いのかも知れせんがWD20EZRXはサムネイル表示が
めちゃくちゃ遅くてちょっとイラついてたんですが、このHDDに変えてからはほぼストレスなしですね。
最初はちょっとトラブル続きでしんどかったんですが、4TBの容量は凄いですね。
今はWD20EZRXWD20EARXは取り外して、4TBのHDDとSSD(システム用)で運用してます。
約1ヵ月使用後の追記レビューについてはその使用期間で新たに気づいた事などとともに、
HDDクーラーを増設して冷却してみようかと思ってます。




最後になりますが、この度は体験レビューに選出して頂き誠に有難うございます。
株式会社テックウインド様、及びオセニック株式会社様に心より御礼申し上げます。






--------------------------【追記レビュー 2013.10.30】--------------------------


ファン増設
CrystalDiskMark計測時に基板温度が50度近くまで上昇していたので、
HDDクーラーとしても使える SY1012SL12L[KAZE-JYU Slim]を購入して冷却を試みました。
しかし、色々と調べていたらHDDに直接ファンを取り付けると振動で良くないとかの記事を見たので
直接取り付けることを諦めて、、HDM-28に取り付けて下から冷却することにしました。
HDM-28は、8cm、9cm、12cmファンと2.5inchHDDが取り付けられる万能型ステイですが、
ただアルミ製なのでネジを取り付けるとすぐに塗装が剥がれるのが難点です。
また、Z9 Plusにはケース付属の取り付けネジでは取り付けられませんのでご注意を。
詳しいことは、リンク先のレビューに記載してます。

あと、ファンと基板との位置関係についてなんですが、
取付金具の関係で基板の真下には取り付けられませんでしたので冷却効果は下がってると思います。
それと、前回のレビュー時に計測した時から室温が10℃ほど下がっています。

[計測条件]
室温 20.0℃
CrystalDiskInfo 28.0℃
CPU アイドル状態
取付場所は基板に直接貼付


 温度センサーの貼り付け位置の画像は コチラ
 冷却ファンの取り付けた画像は コチラ
 HDDとファンを取付後の3.5インチベイの画像は コチラ


<ファン 停止状態>
33.5 ℃

<ファン 全開状態>
30.7 ℃ (- 2.8 ℃)



もっと冷却効果があってもいいと思いますが、ファンの取り付け位置の関係ですかねぇ~w。
今回の計測では3℃ほどの低下しか見られませんでした。




1ヵ月間使用した感想
今回の体験レビューのお陰で初めて基板温度を計測することができたんですが、
CrystalDiskInfoの表示しているC2の温度は基板温度より確実に低いようなので
CrystalDiskInfoが示している温度が低いから大丈夫と思っていても
基板は「あっちっちっ!」になってるかも知れませんで気をつけてた方がいいかも知れませんね。
実際に基板温度を常時監視できるように温度センサーを取り付けて、
ファンコンの温度表示で確認できるようにしてます。


このHDD(データ)とシステム用のSSDのみのセットで1ヵ月間ずっと使ってきました。
使用開始したころにはデュアルブートしていた時のゴミなどでブルースクリーンに苦しみましたが、
Windows 7を再インストールしてからはまったくトラブル無く、安定稼動してました。
本文にも書いてますが、ファイルのサムネイル表示が速くなったので新しいHDDの性能を堪能できています。
ずっと、使って行きたいと思ってますのでまた、何かありましたら追記しようと思ってます。




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