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<このレビュー内でメインPCとサブPCの表記について>
メインPC=マウスとキーボードを繋いでる方、Windows 7 Pro
サ ブPC=繋いでない方、Windows8.1 Preview
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■切替器とこれで悩む…。
メインPCをデュアルブートにしていたのを別々のPCにしたのを機に
キーボードなどを2台並べるスペースもも無いので
最初はエレコムの切替器 KM-A22BBKを買うつもりだったんですが、
色々調べているとマウスやキーボードの切替機能があって尚且つクリップボードの共有や
ファイルのコピーや移動ができるので簡易NASじゃないですが、そんな感じにも使えるじゃん。
ただ、他のレビューなどをみると一癖ありそうな感じもするしなぁ~、
とか、悩んだ挙句にカーソルをデュアルディスプレイを操作しているようにディスプレイ間を移動でき、
しかも切替器にはあるタイムロスがほとんど無いことと、
もしちゃんと使えなくてもデータの転送にも使えるという保険付きだったのでこちらの製品を買ってみました。
ところでCPU切替器のことをKVMとか言うのは知ってました?
今回初めて知ったんですが、「Keyboard、 Video (Visual unit)、 Mouse」の略みたいです。
(※Wiki調べ)
■付属品
付属品はケーブルと14ページの簡単な取扱説明書だけですね。
ただ、取扱説明書をセロテープで固定されているのにはちょっとガッカリしました。
案の定、剥がす時に少し破れました~w。
■使い方
使い方はケーブルをどちら向きでもいいので挿して、ソフトのインストールを許可(UAC)するだけで
メインPC(マウス等を接続している方という意味合いです)のマウスやキーボードを
デュアルディスプレイのようにディスプレイ間の移動をタイムロスなしで操作できます。
機械式の切替器などではその辺にタイムロスがあるみたいで、そこが大いに違うところみたいですね。
ただ、そのUACが出てO.Kボタンを押すのが少し邪魔くさいですねw。
あと、クリップボードを共有しないのであればメインPCだけにソフトを
インストール許可するだけでサブPC(マウスを接続してないPCのほう)の方でもマウスやキーボードが使えます。
余談ですが、接続時のUSB(LEDが付いてる方)の温度を測ったら37℃(室温25℃)ほどありました。
■転送時間
まず、基本的な機能である転送時間について軽く調べてみました。
ファイル転送を利用するには両方のPCにソフトをインストールする必要があります。
転送したのは3.4GB単一の動画ファイルは転送時間は約3分ほど掛かりました。
USB2.0なのでやっぱり遅いですね。
転送はデスクトップへのドラッグだけではなく、
通常の使い方と同じようにフォルダへの貼り付けなどもできますし、
ワードなどの文章の一部だけのコピーなどもできます。
兎に角、Windowsをいつも使ってるように使い方で転送できます。
そんな感じでファイルのやり取りができるので冒頭に簡易NASみたいと書いたわけです。
しかもLANなどの面倒臭そうな設定要らずでこの機能もかなり使えます。ヽ(´▽`)/
■不具合
このソフトの常駐ソフトを右クリックするとメニューが出る訳ですが、
そのメニュー画面が一番上に表示されている感じになって、
その下にカーソルがある感じになる不具合がありました。
ただ、ソフトを更新したら直りました。
あと、このソフトがシャットダウンの邪魔をしているみたいでシャットダウンが遅い時があります。
このケーブルを抜くと解消するのでこれが原因なのは明らかな感じですね。
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Windows 7 Pro[64bit] & Windows 8.1 Preview [64bit]でのテスト
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■メインPCがデュアルディスプレイの場合
メインPCをHDMI(右ディスプレイ)とD-sub(左ディスプレイ)接続で
デュアルモニター(拡張表示)にしているんですが、
この接続と拡張表示のままで左のディスプレイにHDMI接続のセカンドPCを表示させて
マウスでディスプレイ間を移動させると間にもう一台ディスプレイ上を
移動してくるみたいなタイムロスがあります。
なのでメインPCをデュアルディスプレイ環境にしている場合は
一時的にでもシングルディスプレイにしていた方が使いやすいです。
■サブPCをスリープにすると…
サブPCをスリープにしてもメインPCでは問題なく使えますが、
その逆のパターンである、「メインPCをスリープにすると…」サブPCではマウスなどは使えなくなります。
あと、すべての条件を試したわけではないですが、
デバイスマネージャーのマウスとキーボードのプロパティの電源の管理にある
「このデバイスで、コンピュータのスタンバイ状態を解除できるようにする」に
チェックを入れてるとスリープしてない方の画面を操作していても
すぐにスリープが解除されるのでこの設定項目のチェックを外しておく必要があるみたいです。
■いちばんの難関でした~( ´Д`)=3 フゥ
まず、ここの内容は自分だけに発生した不具合かもしれませんのでご注意下さい。
両方のPCにソフトの常駐(設定画面)すると起動時にUACが出るんですが、
画像7の「Smart Data Link EngineのUAC」の画面の出ている方に移動できなくなって
「はい」のボタンを押せなくなることがありました。
どのようにしたらならなくなるのか良く分からなくなったので書きませんが、
そうならないようにする方法はなんとなく分かったので記載しておきます。
まず、UACで「はい」を押して右下の常駐ソフトのところから、
画像2の接続が確認されたポップアップ画面が出るまでに
操作してない方のPCの方にカーソルを移動させないことみたいです。
この件については詳しく分かりましたらまた追記します。
■総評
ディスプレイ間の移動に待ち時間がないので
デュアルディスプレイで操作しているかのような使い心地でノーストレスで快適ですね~。(o^-^o)
転送時間はちょっと遅めで、使い方にひと癖あったりして最初は戸惑いましたが、
慣れるととてもありがたくて、デュアルPC環境では自分にはなくてはならない存在ですね。
何より使い慣れたマウスとキーボードをそのまま使えるということがいちばんです。
<2013/10/14追記>
この機器の関するプロセスをイジッてたらおかしくなったので再起動したんですが、
その後、USBの接続がUnknown deviceとかで何度OSを再起動しても解消されないことがありました。
その時はおかしくなったPCのほうだけのUSBを取り外したりしても駄目だったんですが、
一旦、両端のUSB接続を外して再起動したら解消しました。(´・ω`・)エッ?
余談ですが、
この機器を接続すると、LinkEngKM.exe、DataLink.exe、LEWD.exe、SmartDataLink.exe
と4つのプロセスが起動してるみたいです。
<2013/10/18追記>
これを繋いでサブ機にWindows8.1 Pro with Media Centerをインストールしたんですが、
メイン機だけにこれのドライバーを入れてればインストールしている最中でも問題なく使えました。
また、特筆すべきは、メイン機でG300rのソフトでボタンに色んなキーを割り当てて便利に使ってるんですが、
その機能もサブ機にソフトを入れなくてもそのまま利用できました。(´・ω`・)エッ?
これは意外というか、想定外のことなのでかなり得した気持ちですね。
尚、マウスのオンボードメモリに設定を保存すれば
どのパソコンに繋いでも同じ設定で使用することもできるんですが、
その方法じゃないので驚いているわけです~w。
メイン機側のソフトを起動させている時にサブ機を起動させたら、
極たまにカーソルがサブ機側に移動できないことがありました。
その時は、メイン機側のソフトを一旦終了させて改めてソフトを起動させると移動できるようになりました。
多少、癖にあるソフトなのでその辺の対応が面倒な人は買わない方がいいと思います。
また、メイン機は必ず起動させていないと使えないのでそのような使い方をする人にお勧めしますね。