AstroAIデジタルテスター 購入レビュー DM6000AR AST-6000-D 6000カウント

投稿日:2025/10/22 更新:2025/10/22 コメント 0件 工具 , , ,


「AstroAI テスター 6000カウント テスター デジタル マルチメーター オートレンジ 電圧 電流 真の実効値 抵抗 連続性 静電容量 周波数 電圧計 ダイオード トランジスタ 温度測定テスター 手動 自動モード」をアマゾンで買ってみました。価格は3,229円。

 

AstroAIデジタルテスター 購入レビュー DM6000AR AST-6000-D 6000カウント

箱が潰れていたのでちょっと心配でしたが中身は大丈夫でした。

取扱説明書(DM6000AR) ※PDF

取扱説明書はオール日本語。

保証は3年。

シュリンクされているので開封してたら一発で分かりますね。

大きさのイメージを全くしてなかったんですがめっちゃデカいです。

ストラップの丸いところにはマグネットが仕込まれています。

配電盤などに取り付けて使えるみたいですが個人的には必要ないですし、テーブルの上に置くとガタついて邪魔なので外しておきました。

スタンド(角度固定)を立てる時は問題ないんですが、畳む時に少し引っ掛かりがあってちょっと直しにくいです。

テストリード(プローブ)。

テストリードのもちょっと大きいので小さいのに変えるつもりです。

先端はキャップ式になっており、状況によって使い分けられるようになっていますが抜き差しがちょっと固めです。

先端外径は 約 2 mm。

ケーブルはちょっと太めで 3.2 mm ほどあります。

テスターに繋ぐほうはバナナプラグになっており、キャップも付いています。アマゾンのレビューでカットしたとの書き込みがありましたがキャップは引き抜けます。

使い方が正しいか分かりませんがキャップはテストリードの先端にぴったりハマります。

バナナ端子の先端は十字に切られたタイプ。

K型熱電対(温度計測)ケーブルは線が2本入っていますが、単線(外径 約 0.4 mm)なので取り回しはあまりよくないです。K型の熱電対にはニッケルクロムが使われているようです。計測範囲は-40~1370℃。

先端を貼り付けたりして温度を計測することができます。「放射温度計 AD-5617」も持っているんですが、この製品は毎回ボタンを押す必要がありますし、すぐに表示が消えるし、反射する面の計測も無理で使いどころが限定的だったんですがそれが解消されました。

テスター側の端子はテスターリードと同じくバナナプラグになっています。はんだ付けされているのかと思ったらネジで固定されていました。

謎の端子(多機能コネクター)。使い方は取扱説明書にも載ってませんでした。

こんな感じでテスターの端子に接続して使うみたいです。

電池とヒューズの交換はスタンドの裏にあるネジを外すとできます。

スタンドの裏にワッシャーのような金属板が貼られており、ストラップの磁石はこれに張り付いています。

 

 




使ってみた!

導通テスト、直流電圧、抵抗値、熱電対(ねつでんつい)、バックライト、オート電源オフなど気になる機能を使ってみました。因みに直流電圧のレンジにすると何もしていないのに数値がずっと変化していたので最初は壊れているのかと思いました。

 

導通テスト

導通テストは抵抗、ダイオードと共通レンジで行います。

ダイヤル「Ω」にすると最初は抵抗になっているんですがボタンを押す度に「導通モード→ダイオード→抵抗」とループして切り替わり、アラームマークにセットすると導通モードになります。テストリードの先端を接触させて抵抗値が30Ω未満の場合にアラームが鳴るそうです。

レンジを合わせてボタンを1回押す必要があるのでちょっと手間が掛かるなぁ~とは思っていたんですが慣れたら気にならなくなりました。

 

LEDの点灯テスト

ダイオード計測モードにしてLEDライトを接続すると点灯させることができますし、その時の電圧も計測できるようです。所有しているテスターではこれが出来なかったのでこれだけでも買って良かったです。

使用しているのはエーモンの12V用のLEDライトなんですが、抵抗や整流ダイオードを介しても点灯させることができました。

 

抵抗値

620Ω(青赤黒黒茶)の抵抗を計測してみました。

0.627Kオームと表記されているので精度も個人的には問題ないレベルです。

 

バックライト

バックライトはLEDボタン(Hボタン)を長押しすると点灯し、再度長押しすると消灯します。ディスプレイの右に2灯のLEDがあるみたいです。

 




多機能コネクター

多機能コネクターを下図の向きで差し込むとLEDを点灯させることができます。このほかにもいろいろと出来そうですがまだ分かりません。

電圧(V)も表示。

右の差し込みが「+(K)」とあるのでLEDの足を挿している部分は板バネで挟んでいるような感じですが固いので最初LEDの足が曲がりました。

 

熱電対(ねつでんつい)

熱電対とは温度を測る装置で、計測レンジは摂氏で「-40℃ ~ 1370℃」まで。

摂氏: -40℃ ~ 1370℃

使い方は計測したいポイントに接触させるだけです。下図はLED(アルミ製放熱基板)の裏に貼り付けて計測している様子です。

赤外線放射温度計 AD-5617 でも同じような温度を示していたのでそこそこの精度はありそうです。

半田ゴテ(PX-280)ののコテ先温度を350℃にして測ってみたんですが、測り方が悪いのか200℃まで上がったと思ったら急に下がったりしてまともに測れませんでした。

 

オートパワーオフ

自動電源オフ機能は電源を入れた状態で14分ほど放置していると1回目のブザーが鳴り、それから1分ほどしたらまたブザーが鳴って自動で電源が切れました。

1回目のブザーが鳴ってからレンジを変えるとオートパワーオフがリセットされるようですが、テスター本体を持ち上げたり、テストリードの先端をショートさせてもリセットされません。個人的に切り忘れて電池切れする方が面倒なので有り難いんですが、人によってはこの仕様は使いにくいかも知れません。尚、電源が落ちてもレンジを変えると電源が入ります。

 

ダイオード検査モード

順方向電圧が「0.547V」と表示されていますがこれが何を意味しているかはよく分かりません。

逆向きに測ると「0L」となるので正常なようです。「O.L」は「Overflow Level」若しくは「Over Load」の略だそうです。

 

 




分解

導通時などの動作時にブザー音がするんですがその音が結構大きくて耳障りなので静音仕様にできないか分解してみました。

分解は電池とサイドの赤いカバーを外して背面のネジを外すだけでヒューズは取り外す必要はありませんがツメがあるのでそこだけ注意が必要です。ツメは上部に2カ所あります。

左がヒューズ1(500mA)、右がヒューズ2(10A)で、サイズは直径6mm、長さ30mm。

バナナプラグを挿す部分は金属板1本でぶら下がっているような状態でそのうち壊れそうです。

差込がどれも固いので接点グリスを塗布するか筒のところをちょっと広げてやるといいかも知れません。

ブザー。

ブザーの穴のところに「ひっつき虫」を貼り付けた多少音量が下がって耳際りではなくなりました。

ブザーの位置は電池ボックスの左上付近になります。

 

 

総評

個人的にはLEDライトを扱うことが多いので点灯テストが行えたのはとても良かったです。

コンデンサも基板から取り外して容量を測れるので不良個所の原因究明に役立ちますし、開封した時には余りの大きさに買ったことを後悔してたんですが買って良かったです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です