MPC-BEで外部字幕を表示する クローズドキャプション

投稿日:2025/10/21 更新:2025/10/21 コメント 0件 ソフトウェア , , ,


TMPGEnc Video Mastering Works 8でかなり精度のいい文字起こしができるようになったのでちょっとMedia Player Classic – Black Edition(MPC-BE)で字幕を表示させてみました。ここでいう字幕は動画と一緒に書き出すのではなく、ユーザーが自由に表示・非表示を切り替えられるクローズドキャプションという手法です。

 

MPC-BEで外部字幕を表示する クローズドキャプション

MKV形式の動画だと字幕データを格納できるみたいですが、字幕のためにファイル形式を変更したくないですし、外部字幕(テキスト字幕)はYouTubeでも設定できます。イチイチ字幕を作成して動画として書き出すよりも外部字幕の方が修正も楽なので使い勝手は良好です。

まずはMPC-BEがどんなファイル形式に対応しているか分からないのでそれを調べます。因みに使用しているMPC-BEのバージョンは1.8.4です。

TMPGEnc Video Mastering Works 8では以下の4タイプで出力できるのですべての形式で書き出してみました。

バイナリー字幕形式.xsubtitleset
SRT形式.srt
WebVTT形式.vtt
XML形式.xsubtitle

MPC-BEに動画を読み込み、右メニュー「字幕トラック」→「表示」をクリックして字幕を有効にすると字幕が表示できる状態になります。

続いて「外部字幕を読み込む」を選択して字幕ファイルを読み込むと動画に字幕が表示されます。SRT形式とVTT形式しか表示されないのでいずれかを選択します。

「XML形式.xsubtitle」と「バイナリー字幕形式.xsubtitleset」は調べても分からないのでどうもTVMW8独自の形式みたいです。

▼MPC-BEの字幕の読み込みをサポートされてるファイル形式

.srt .ass .ssa .sub .idx .smi .sup .usf .vtt .psb .xss .rt .mks .lrc .ttml

字幕が表示されない場合は、「オプション」→「字幕」→「字幕レンダラー」の設定が「字幕を表示しない」にしていると「字幕トラック」→「表示」にチェックしても字幕は表示されないようです。

なので字幕が表示されない場合は「字幕レンダラー」の設定を「内部字幕レンダラー」にしてみて下さい。設定を変更した場合はMPC-BEを再起動しないと設定が更新されないようです。

字幕を表示させた状態。

フォントや表示位置なども「字幕」→「既定のスタイル」で色々と設定できます。

「修正検知後に字幕ファイルを自動で再読み込みする」にチェックを入れておくと設定変更後にも再読み込みする必要がないので便利です。

動画と字幕ファイルのファイル名を同じにして同一フォルダーに置いておくと動画を再生した時に自動的に字幕データを読み込んで表示してくれます。

また、デフォルトでは「subtitles、subs、sub」というフォルダを作成してそこの保存していても自動で読み込まれます。

「オプション」→「字幕」→「自動読み込みパス」に「.\字幕;」などと追記すると「字幕」というフォルダ名にあるファイルが読み込まれるようにすることもできます。

命名規則はよく分からなかったんですが、多分以下のような感じだと思います。

.;.\subtitles;.\subs;.\*sub;

.    拡張子の前後を示しているので動画と同じフォルダにあるすべてのファイルのこと
;    区切り文字
\    下位ディレクトリ
*   ワイルドカード

「.\subtitles;」は、「subtitlesフォルダ」にある字幕データを読み込むという意味
「.\*sub;」は、゛「●▼■subフォルダ」にある字幕データを読み込むという意味

 

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