自作ケーブル #5「マイクロICテストクリップ – 2mm径プラグソケット」を作ってみた!
投稿日:2025/11/17 更新:2025/11/18 コメント 0件 工具 ICクリップ, テスター, テストリード, 安定化電源, 接続, 自作ケーブルかなり前にも作ったことがありますが、ハの字に開くICクリップ「マイクロICテストクリップ – 2mm径プラグソケット」を作り直しました。
マイクロICテストクリップ 赤 黒 【C-126-B】【C-126-R】
まずは使用するICクリップを紹介します。ICクリップって安いものだと1個100円くらいで買えるんですがテイシン電機製のこれは1つ295円(税込)しました。
プラスチックの表面があまりテカテカしておらずいい感じの質感です。
このICクリップの先端はJ型に開かずに、ハの字に開きます。個人的にはこのタイプが向きを気にする必要がないので好きです。
J型は先端が曲がっているので真っすぐにしないと引き出せませんがこのタイプは簡単に引き出せます。なんか魚の骨みたいですね。
元に戻す時はバネを先頭の方に移動させると簡単に通すことできます。
このICクリップは両パーツに溝があるので差し込む向きがあります。
自作ケーブル #5「マイクロICテストクリップ – 2mm径プラグソケット」を作ってみた!
2mm径のプラグソケット(左のヤツ)には以前購入した0.7mm径のテストリードをバラシて利用します。
金属パーツは手前から引っ張り出せないので、一旦ケーブルを短く切って被覆を取って隙間に精密ドライバーなどで押してやると取り出すことができます。あとは半田付けすればメス側は完成です。
ICクリップの方は、穴径が接続するケーブルの芯線(0.75sq)より小さくて通せなかったのでまずは穴を拡張します。
電ドラ(Panasonic EZ1D11S-B)を使用して穴を拡張しようとしたらドリルの刃に引っ掛かって金属パーツガグニュって曲がってしまいました。
一番弱いところで逝っちゃってます。
慎重に元の形状に戻し、効果はあるか分かりませんがハンダを盛って補強しておきました。
話はちょっと逸れますが形状がなんか虫の触覚かなにかみたいです。
垂直に半田付けする必要があるので被覆をペンチで挟んで作業しました。
半田付けはゆっくりやるとハンダが芯線の中に流れていって接合部が曲がらなくなり、樹脂パーツに収めることができなくなるので短時間で行う必要があります。これがICクリップから垂直にケーブルを出す タイプの半田付けの重要ポイントになります。
その辺のことは以前記事に書いているのでそちらを参考にしてみて下さい。
あとで知ったんですが、このICクリップの定格は「30V / 0.5A」までなのでこんな太いケーブルにしなくても良かったかもしれません。
完成。





























