自作ケーブル #2 「バナナプラグ – ICクリップ 変換ケーブル」を作ってみた!

投稿日:2025/10/10 更新:2025/10/13 コメント 0件 工具 , , , ,


安定化電源(SPS-3010M)に接続する端子としてICクリップを作ってみました。

 

ICクリップとバナナプラグの自作ケーブル

前回に続き、安定化電源のソケットにY端子を接続してもう一方にはICクリップを接続したものを作成しました。

使用したICクリップは「ミヤマ電器 MJ033-K(黒)MJ033-R(赤)」でマルツオンラインで1個85円(税別)でした。

注射器のように持って尻を押すと先端からJ型のフックが出てきて手を放すと引っ込むのでその力で掴みます。このフックに色々なところに引っ掛けて導通させることができます。

コネクタのピンなども掴んで手がフリーにできるのでとても便利な商品です。

ICクリップには先端が挟むような形状のものもあり、J型では掴めないところでも掴むことができます。個人的にはこの方が好きです。

ちゃんと商品の型番が刻印されているのはいいですね。

ケーブルは横に開いた穴から通してはんだ付けします。

 

もっと細い線を使えば簡単だったんですが、使用したケーブルが穴径とほぼ同じ外径(2.0mm)のシリコンワイヤーだったのでケーブルを逃がす場所がなくてとても難しかったです。

横からケーブルを出す必要があるので難度を増しています。

芯線はちょっと切ったんですがそれでも長過ぎたようでケースに収まりませんでした。

しかもケーブルを曲げることもできないのでカバーに収めることもできず。

ハンダ面に垂直に取り付けてみました。

今度はシリコンケーブルが根元で曲がらなくなりました。どうもシリコンケーブルは被覆の耐熱が200℃以上あるんですが長めに半田ゴテを当てていると被覆が溶けずハンダが被覆の中に浸透していくみたいです。

次に垂直に半田付けして出っ張り部分をニッパーでカットしてみたんですがこれもハンダが浸透してケーブルが曲げられずにダメでした。

ハンダが被覆の中に浸透しないようにしてとダメなので芯線の根元をヒートクリップで挟んで熱が被覆の方に行かないようにしてやってみました。

半田付けするポイントが樹脂パーツにかなり近かったのでちょっとやりずらかったんですが何とかつけることはできました。

ヒートクリップで挟んでいたところまではハンダが流れていかなかったのでうまくいったようです。

この方法でようやくカバーを取り付けることができました。使用するケーブルが細ければこんなに苦労することはないんですが今回はかなり難しかったです。

二個目はやり方が分かったので簡単にできました。

もう一方にバナナプラグを取り付けて完成です。

 

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