自作ケーブル #1「バナナプラグ – Y端子ケーブル 変換」を作ってみた!
投稿日:2025/10/9 更新:2025/10/13 コメント 0件 工具 はんだ付け, テストリード, バナナソケット, バナナプラグ, 安定化電源, 自作ケーブルバナナプラグを自作できるパーツ「10個 4mm 絶縁バナナジャックスピーカーバナナ オスバナナソケット ランタン バナナプラグプラグ スピーカーワイヤーコネクタ DIY 用 絶縁チューブ圧入バナナプラグ」をアマゾンで買って安定化電源(SPS-3010M)用のケーブルを自作してみました。価格は5セットで1044円。
バナナプラグ自作パーツのレビュー
バナナプラグの自作キットはアマゾンに出店しているPerfurttというショップで購入。
赤と黒の5セット。
真鍮のメッキされた素材のようなので磁石には付きません。調べたら「BRASS」との記載があったので真鍮で間違いないと思います。
見た感じで分かる人もいると思いますが硬いプラ素材(PE:ポリエチレン)でゴムのような柔軟性はないです。
中には端子の出っ張りが収まるような溝が彫られているようです。
長さは 約 40.7 mm。
先端外径は 約 8.6 mm。
先端内径は 約 5.9 mm。
ケーブルブッシュ側の内径は 約 4.4 mm。
ケーブルの接続は半田付けで行うタイプです。ネジタイプもありますがすぐに外れそうなので個人的にはこちらのタイプが好きです。
広がった部分がクルクルと稼働するタイプで外すこともできます。稼働するので接点不良を起こす可能性もあるかも知れません。
先端外径は 約 3.6 mm。
ケーブルを通す穴の外径は 約 5.1 mm。
肉厚は 約 0.6 mm。
バナナプラグを自作
金属の端子を樹脂パーツに押し込もうと試みたんですがマジ挿さらないです。
また、ケーブルを通してもスカスカなのでこの辺も対策が必要です。
ポリエチレンの耐熱温度は特殊な奴じゃなければ70〜110℃くらいみたいなのでヒートガンで温めてやればハマると思いますが、どの道、この状態だと修理する際も面倒なので5.5mm径のドリルで穴を拡張してみました。(作成したものの一部が簡単に外れるようになったのでもっと細いドリルで拡張した方が良かったみたいです)
手でもってドリルを回すと端子ごと回ってしまうので「ラジぷら」で掴んで作業。
こんな感じで加工したらいい感じに固定できるようになりました。挿し込む時も下図のように「ラジぷら」でやると端子が傷付かないのでおススメです。
その他の使用するパーツは以下のような感じです。安定化電源(SPS-3010M)の端子径は 約 6 mm なので裸圧着端子は先端の幅が 6.4 mmの「1.25Y-6」を使用。
- 裸圧着端子 Y形 1.25Y-6 (先端幅:6.4mm 圧着穴径:1.7mm)
- ニチフ 1.25端子用絶縁キャップ(赤黒) ※型番:LP TIC-1.25R、LP TIC-1.25B
- ケーブル
ケーブルには先日購入した耐熱性がある「シリコンケーブル」を使用。
ケーブルが抜けないように穴より大きくなるようにハンダを盛っておきました。
組み立て。
絶縁キャップはねじりながら押し込んでセットするといい感じに隙間が埋まって見た目もバッチリですし、ケーブルブッシュのように曲げに対する断線リスクの軽減やケーブルの引張耐性にも効果があるといいんですけどねぇ。
Y端子の方は「アイウィス(IWISS) 裸圧着端子用 圧着工具 IWS-6S」を使用。
絶縁端子は圧着する前に忘れずにケーブルに通しておきます。
完成。
安定化電源(SPS-3010M)のバナナソケットに接続も可能。
逆にY端子の方を接続すればバナナソケットが余るのでアナログテスターの方にも出力することができるようになります。
実は最初に作ったやつは短すぎたので作り直しています。