アイウィス(IWISS) 裸圧着端子用 圧着工具 IWS-6S 購入レビュー
投稿日:2025/5/30 更新:2025/5/30 コメント 0件 工具 IWISS, IWS-6S, ホーザン, 圧着, 工具, 比較「アイウィス(IWISS) 裸圧着端子 裸圧着スリーブ 裸端子 用 圧着工具 1.25/2/3.5/5.5sq対応 IWS-6S」を買ってみました。価格はアマゾンで2,480円。
アイウィス(IWISS) 裸圧着端子用 圧着ペンチ IWS-6S 購入レビュー
これを買う前にホーザンの絶縁閉端子用圧着工具「P-736」も買っていたんですが、使える端子こそ違いますが基本的な構造はほとんど同じだったのでどのようなところが違うのかを見ていきます。
サイドにでっかいホッチギス(ステープル?)が打たれた頑丈な段ボール箱に入って送られてきました。
中古という感じではないですが、ところどころ汚れみたいなものが付着していました。
取扱説明書には日本語できちんと書かれています。
「IWISS」のロゴがある方を表とします。
両面に印字されているのは左利きには有り難い仕様です。
2,2.5の圧着マーク用の刻印。
1.25、3.5の圧着マーク用の刻印。
ロックを解除すると17cmほど開きます。
下図はラチェット緊急解除レバー(シルバーのヤツ)とギア部なんですがギア部には厚手の塗装がされています。JIS規格のものは圧着が完了するまで解除できないように敢えて解除レバーが付いていないようですがこの機能は素人には有り難いです。解除する時にはちょっとグリップを握ってから奥に押してやると外れます。
案の定、何度か圧着していたら塗装の塗膜が剥がれてきました。
圧着してみましたが最初、筋が切れるかと思うぐらい固かったです。ホーザンのヤツはそんな力を入れなくてもロック解除される位置まで締められるのでこの辺に作りに大きさ差があります。
ただ、圧着マークもシッカリついており、抜けそうな感じも全くないので仕上がりについては問題ない感じです。
上のヤツは裸圧着端子のサイズを間違えて圧着したものですが、組み合わせを間違うとこれだけ刻印の深さが違ってきます。
圧着されたところをニッパーでカットしてみたんですが銅線と端子が一体化しているように見えます。
こちらはまた別の端子の切断面をヤスリで研磨したものです。裸圧着端子は、アルミのように見えますが無酸素銅という高純度の銅で出来ており、それに電気的に錫メッキされているそうです。
ニチフ R1.25-3.5、1.25スケアの平形ビニールコード(エルパ製)、スナップキャップ(WH4021B)を使用した自作コードも収まりがよくていい感じです。
ここからは家にあった裸圧着端子用の圧着ペンチで1.25スケアのヨリ線を圧着して比較してみました。
白いコードがIWISSの圧着ペンチ、黒いコードが古い圧着ペンチで圧着したものです。
いずれも圧着はしっかりされているようですが、こうして見比べると溝の形状も違いますし、深さはIWISSの方がちょっと深いように見えます。
古い圧着工具は圧着マークがつきません。
圧着ダイスの形状を見ると形もかなり変わっていますね。
ここからはホーザンのものは構造比較していきます。
ホーザンのグリップは簡単には抜けないような工夫が施されていますし、落下防止用の穴も本体の穴を通っているのでグリップが外れて本体が落下するということはありません。
下図はギア周りの構造ですがこの辺の作りが全く違いますね。ホーザンのものは途中まで開くとロックが解除されるの対し、IWISSの方は全開まで開かないと再圧着できません。あとバネが弾く音が全く違います。
先端の圧着ダイスの部分は塗装ではなく、メッキ加工か何かだと思います。
普通に圧着できますがかなり力が要るのでそこだけがデメリットですね。
価格が倍くらい違うので当然ですが金属の質感も違いますし、一度こっきりじゃないなら圧倒的にちゃんとしたものを買った方がいいと思います。
余談ですがクリンプハイト調整ダイヤル付きとあるんですがどれがダイヤルなのか分かりませんでした。