スーパーファミコンに使われているネジを型取りして自作ドライバーの作成を試みる!

投稿日:2022/12/13 更新:2022/12/20 コメント 0件 工具 , , , , ,


個別スイッチのある電源タップが壊れたので分解しようとしたらスーパーファミコンなどに使われていたLHネジ(ラインヘッド)だったのでそれ用の自作ドライバーを作ろうとして失敗した話です。

力業で取り外したラインヘッドねじです。

ネジ頭部の外径は約 4.5 mm。

昔、スーパーファミコンのカセットの内蔵電池を取り換え可能にするために下図のような感じでピンセットをネジの凹みに挟み、ラジオペンチで外れないように抑えつつピンセットを回すように外したことがあります。

または対辺3.0mmだったと思いますがナットドライバーで抑えつつ回したりしても外していました。ただ、このままだとナットドライバーがカセットのネジ穴に入らなかったので削って使ってました。下図の3.0mmのヤツが多分そうです。

今回のネジは対辺4.5mmのナットドライバーでも開けられましたが、力いっぱい抑えておかないと回せないので掌が充血するほど真っ赤になって痛かったのであとふたつネジを外すためだけに治具を作ろうとした訳です。

 

 

クイックメンダーで型取り

クイックメンダーは粘性のある2つ溶剤を混ぜ合わせると数分で硬化してめっちゃ固くなるのでこれをナットドライバーの先端に塗ってネジの型をつける計画です。

昔から家にあったので普通に使ってました。

2005年に購入したものみたいで硬化剤のキャップが固くてプライヤーじゃなきゃ開けられませんでした。

中身は無事でした。

黒い方が硬化剤、白い方が主剤です。

混ぜると5分ほどで硬化しだすので迅速な作業が必要ですし、ちょっと発熱します。

ナットドライバーの先端に充填します。

ネジを垂直に立ててそのまましばらく固定します。

完全の硬化させるためにこのまま1日放置。

翌日、ネジを外したら型はそこそこキレイに取れていました。

余計の部分をカットしたら思ったほど硬化しておらず、ネジを開けられず失敗作でした。クイックメンダーは1:1で配合するんですが割合によって強度が一定じゃないのでその辺の配合が難しいですね。

再挑戦する気力もないですし、「エンジニア 特殊ネジ用ドライバー ラインヘッドネジ LHネジ用 DTC-27」はちょっと高いので後日、中華製のヤツをポチりました。

 

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