シリコンシーラント長期保存化計画 ~密封キャップを作成

投稿日:2023/6/18 更新:2024/1/13 コメント 0件 工具 , , , , , , , ,


シリコンシーラント(コーキング剤)をちょっとだけ使いたい時に新品を開封するのももったいないので長期保存できないかとキャップを自作してみました。尚、今回は治具を作成しただけで実際どのくらい持つかはまだ分かりません。

製品によって多少違ってくるとは思いますがコメリブランド(コニシ製)のヤツは「直射日光を避け、温度が5~35℃の水や湿気の少ない涼しいところで密閉して保管する」と記載しているので空気に触れると硬化するのではなく、水分と温度が影響しているだと思います。因みに耐熱・耐寒温度は -40 ~ 150° となっていました。

使いかけのシリコンシーラントの保存方法についてはこちらの動画で色々と検証されているので面白いですよ。

 

 

 

シリコーンシーラント長期保存化計画

新品のシリコーンシーラントを開封するとアルミで封がされているので同じような構造のキャップを自作すればできるんじゃないかと思ったのでやってみました。

本体・ノズル共に材質は「PE(ポリエチレン)」。

まずはノズルを切断して密封できるようなキャップを作成します。

ニッパーで切り込みを入れて内側に折り畳みます。

半田ゴテ(goot KS-30R)で溶着していくんですが、コテ先(R-48BC)がダメになるので樹脂用のコテ先を使っています。

あと先が尖っているとやり辛いのでコテ先の逆につけます。

レンジやアルミ板などの金属の上に押し付けてフラットにします。

内側はコテ先が触れてネジ山が潰れないようにポリイミドテープを貼って作業しました。

0.5mm厚のゴムシートで円形のパッキンを作成。

もう一つのパーツとして厚紙を丸くカットしてアルミテープを貼ります。

ただ、よくよく考えたらまたアルミを丸くカットする必要があり2度手間だなぁとやり方を変更。

先にアルミテープを厚紙に貼ってからそれを丸く切りました。こちらの方が圧倒的に効率的で仕上がりもキレイです。

イメージ的にはこんな感じですが実際にはアルミ面はシーラントの方に向けます。

アルミを貼った厚紙とゴムパッキンを接着。

貼り合わせたものものをキャップに上向きにして接着して完成。

ゴムシートを上向きにしてセットしましたがどちらがいいのか正直分かりません。

ネジの部分にも水道管などで使う白いシールテープを巻いておくのもいいかも知れません。

半年後か1年後になるか分かりませんが次に使った時にどうなっているか報告します。因みに開封後は使い切ってしまうのが好ましいので品質を保てるかどうかは分かりません。

 

 




ひと月後

封をして一月後、ちょっと使う機会があったのでキャップを開けてみたところ、ちょっとだけ硬化したところがありましたが普通に使えました。月一ぐらいにちょっとずつ使う場合はこの方法でイケると思いますし、定期的に硬化した部分を取り除く手もあるかと思います。

 

 

2024年1月

前回キャップを開けてから半年ほど経過したんですが完全に中まで固まってました(汗)。

 

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