ホーザン 先曲がりピンセット PP-102 厚肉 購入レビュー

投稿日:2025/10/17 更新:2025/10/17 コメント 0件 工具 , , , ,


ヨドバシ.comで「ホーザン(HOZAN) ピンセット 厚肉仕上げ 板厚2.8mm 全長125mm 開き幅8mm 先端幅0.6mm 先曲がり型 PP-102」を買ってみました。価格は1,770円。

 

ホーザン 肉厚ピンセット PP-102 購入レビュー HOZAN

ピンセットの1,770円という価格は、個人的には高いレベルに入るんですが良い奴を一回使ってみたかったので買ってみました。

当然、日本製かと思いきやなんと「パキスタン製」でした。

保護キャップは柔らかい素材ですがそのせいで付け外しはちょっとし辛い感じです。

goot わし口ピンセット(TS-15)」も安価な割に使い心地はいいんですが15gと軽いので持った感触がほぼありませんが、この製品は28gと倍くらいの重さがあるので持った時にいい感じの重みを感じます。

3つの穴は軽量化だと思っていたんですが、滑り止めの効果を狙って開けられたそうです。

穴はすり鉢状になっており、穴径はまちまちでM3のネジが通る穴もあれば通らない穴もありました。

ボディはヘアライン加工されています。

中央部分は肉厚なのに末端の接合部はめちゃくちゃ細いです。

開き幅は 8 mm ほど。

先端幅は 0.6 mm。

先端から15mmくらいまで滑り止めとしてクロスするようなローレット加工されています。

板厚は仕様通り 2.8 mm。

早速使ってみましたが力いっぱい握ってもほとんど撓まないので作用点が内側に来ることもないので先端が開きません。

3228サイズのチップLEDを掴んでみましたが、軽い力でシッカリと持っているというのが伝わってきますし、反発の力も弱いので今まで感じたことのない柔らかい使い心地のいいピンセットです。感覚的には箸を使っている感じに似ています。

フラットなところにあるワッシャーなども容易に掴めますし、掴めないものはないんじゃないかと思うくらいです。

ローレット加工と板厚によってかなり強い力で掴めますし、コピー用意を1枚使っても持った形のまま紙が破けるくらい強く掴めるのでちょっとしたラジオペンチの代用にもできます。

唯一のデメリットが見つかりました。

六角軸ビット用のマグネット「エンジニア ネジキャッチ DR-19」が引っ付いて磁化してしまいました。「goot TS-15(非磁性ステンレス)」は磁化しないのでこの製品の素材を調べたらステンレス(SUS420J2)というものが使われており、高強度だが磁性を帯びやすい金属みたいです。

PP-102

材質は「ステンレス(SUS420J2)」。
熱処理により高硬度、高強度が得られるステンレス鋼。
磁性を帯びやすいが、一般的な鋼より耐食性に優れる。

ピンセットに使用されている素材(材質)の特徴を教えてください。

最初はマグネタイザーで簡単に取れるだろうと思っていたんですがなかなか消磁できずにかなり苦労したので保管場所等には気を付けた方が良いです。尚、消磁方法についてはまた記事にするつもりです。

余談ですが2026年1月から価格が上がるそうなのです。

価格改定のお知らせ

 

 




保持・固定機能を付加させてみた

穴にローレットネジ(ギザギザが付いた手回しネジ)を装着して逆作用ピンセット(ロックピンセット)のように力を入れずとも持てるようにしている方がいたので手持ちのパーツで真似てみました。

幅は11mmくらいあるのでネジの全長は15mm以上あれば使えそうです。

M2.5の皿ネジ(15mm)、ワッシャー(M3用)、六角ナットがあったのでこれらを利用。

本格運用する場合はネジの緩み止め等の対策は必要かと思いますが、力加減をネジで調整できるのは個人的に好みです。

ナットの出っ張りが気になるのでプラリペア等で穴を塞いでネジ切りタップでネジ山を作ったりしてもよさそうです。

ネジを締めれば力を入れずに部品を保持できますが、やはりネジは手回しネジタイプにした方が作業効率が上がりますね。ピンセットの外側にばねを仕込めばねじを締めなくても掴めるようにもできそうです。

久々にテンションの上がる工具でしたが、ホーザンの厚肉シリーズはPP-102のほかにも6種類あります。

 

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