シンワ 「直尺用ストッパー 15cm用 76745」購入レビュー&微調整 マーキングゲージ
投稿日:2023/5/29 更新:2023/5/29 コメント 0件 工具 シンワ, マーキングゲージ, 工具, 直尺ストッパー「シンワ測定(Shinwa Sokutei) 直尺用 ストッパー 15cm用 76745」を購入してみました。価格はアマゾンで500円ほどでした。
シンワ測定(Shinwa Sokutei) 直尺用 ストッパー 15cm用 76745
マーキングゲージとか言うみたいですが、シンワ測定的には直尺用ストッパーという製品名になっています。
品番は「76745」です。
第一印象はメッキが安っぽくて小さいって感じですね。
あとでヤスリ掛けしてメッキを落としたものを計測したので購入時のサイズではないですが実測値で 22.0 × 14.8 × 4.8 mm でした。
ローレットの外径は 約 5 mm。
ローレット加工がされた手回しネジ。
ネジ径はM3規格のミリネジ。
全長 約 12 mm、ローレット部分の長さが 約 4 mm、ネジ部の長さが 約 7 mm。
どちらが表面になるのかよく分かりませんが切り込みがない面に「シンワ 150」という刻印があります。
15cm 直尺をセット 13404
専用の15cmの直尺「13404」をセットしたんですがまったく垂直が出ていません。
使えないレベルの精度です。
面で揃えても片側が凹んでいるのが分かると思います。
あまりの精度の悪さに返品しようと思いましたが自身でも調整できそうだったのでやってみました。その辺は次章に記載しています。
ネジを締めると直尺の側面をネジで反対面の溝に押して固定する仕組みなのでその溝が垂直になっていないからだと思います。
溝の修正加工
厚みが0.5mm以下のヤスリを探したところ、「SK11 収納式 チタンダイヤモンドヤスリ 両面使用可能 STDF-400」という製品があったんですがサイドでもヤスリ掛けできるか分からなかったのでこのためだけの買うのもアレだったので道具を加工して作ることから始めました。
ホビールーター用の切断砥石が厚み的にはちょうど良かったんですが大き過ぎるのでニッパーで小さくしました。
金ヤスリで研磨して丸めました。
いい感じになりました。
ところがネジの頭部が邪魔で使えませんでした。
頭部が小さいM.1.7の極小ネジがあったのでそちらを取り付けてみました。
これなら行けそうです。
溝の底だけを削り、溝の側面はなるべく削らないように気を付けて作業し、あとは少し削っては定規をセットしての直角の確認を繰り返しして精度を出します。
削るところを間違えて余計に傾いたり…。
ルーターでは真っすぐに削るのは難しいので溝の幅を金ノコを挿入できるくらいまで拡張して仕上げました。
最後にメッキがテカテカして好きじゃないのでガラス定盤の上で研磨しておきました。
溝の幅を拡張したおかげでアストロプロダクツの直尺や新潟精機のミニ曲尺「カーペンターミニ CM-10KD」でも使えるようになりました。