改造ネタが有りますので真似される方は自己責任でお願いします
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■公約
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対応CPUクーラーが全高160mmまでということなので同じ高さのENERMAXETS-T40-TBが
載せられるかチャレンジします。また、組みやすさやケーブルの取り回しのしやすさなどを
レビューしたいと思ってます。
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■PC構成
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マザー P8H67-M EVO REV3.0
CPU intelCore i5-2500K
SSD Crucial M4CT064M4SSD2[64GB]
HDD WesternDigitalWD20EARX[2TB]
電 源 ENERMAXERX530AWT[650W]
メモリ SiliconPowerSP004GBLTU133V21[2GB×2]
O S Windows 8.1 Pro with Media Center [64bit]
クーラーENERMAXETS-T40-TB
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■付属品
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マニュアル(1冊)・・・・・・・・・・・・読まずとも見れば分かるようなイラストのマニュアル
インチネジ(黒:x4)・・・・・・・・・・電源固定用
六角ネジ(黒:x7)・・・・・・・・・・・既にひとつ取り付けられてるので7つで問題なし
ミリネジ(黒:x28)・・・・・・・・・・マザーボード用(8)と2.5インチドライブ用(20)があるが判別不能
HDD固定ネジ(黒:x40)・・・・・・・3.5インチドライブ用ネジ
光学ドライブ用ネジ(黒:x4)・・・・・・M2サイズのネジで非常に小さいので紛失注意
光学ドライブ用ブラケット(黒:x1)・・・光学ドライブに取り付けることでフロントパネルに固定可能に
光学ドライブ用ブラケットネジ(黒:x2)・先端が尖ったタッピングネジ
HDDダンパー(黒:x8)・・・・・・・・HDDをマザー側の底面に固定するための防振パーツ
ケーブルタイ(黒:x5)・・・・・・・・・結束バンドとも言う
スタンドオフツール(銀:x1)・・・・・・六角ネジに取付けることでプラスドライバーでネジ締めできる部品
スタンドオフツールはナットドライバー(5.0mm)に比べれば使い勝手は悪いですが、
持ってない場合には新たに購入する必要が無いのでありがたい付属品ですね。
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■発泡スチロールに感じる心遣い
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「Node 304」が発売されて以来、ずっと気になっていたメーカーだったので届くのが楽しみだったんですが、
実際に届けられた箱のあまりの大きさにちょっと引きましたね~w。エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
一応、サイズを計測してイメージしていたつもりだったんですがねぇ~、やっぱり、
ケースを買う時は同じ大きさの型紙などを作ってからシュミレーションして買ったほうがいいですね。
あと、発泡スチロールに"Node 804 TOP"、Node 804 BOTTOM"という表記があったんですが、
以前、電化製品を箱に戻す時に入れ方が分からなくなって何十分も格闘した覚えがあったので
この表記は地味ですがとてもありがたいですね。
スタンドオフツールといい、fractal design の細かい気遣いを感じましたね。
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■サイドパネル
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リア方面にスライドさせて取り外すタイプで取り外しはとてもスムーズだったんですが、
スムーズ過ぎてネジ止めせずに向きを変えた時に”ガタッ”と外れてしまうことが何度かありましたw。
サイドパネルには両サイドとも厚みが約1mmのスチール(たぶん)が使われていて、
端は折り曲げ処理がされているのでしっかり作られている印象です。
しかし、アクリルがある方はスチールの量が少ないという構造上、
アクリルがない方に比べるとちょっとペコッと歪みますね。
ただ、歪むといっても歪ませようとすると歪む程度です。
あと、アクリルパネルを取り外せるなら夏場は自作フィルターでも取り付けようとか思ってましたが、
スチールを折り曲げて取り付けられているだけで金属疲労で折れそうなので止めました。
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■サイドパネルの入れ替え
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両サイドパネルは左右を入れ替えて取り付けることも出来ます。
ただ、HDDマウンタを固定する手回しネジと電源の固定ネジの2ヶ所で干渉します。
付属品の手回しネジはネジ頭の長さ10mmほどあるんですがこれを6mm程度のものに変えて、
電源を3点でネジ止めすれば入れ替えることができます。
また、サイドパネルを固定するネジ穴の位置もズレるので1ヶ所しかネジ止め出来ません。
わざわざ、右チャンバー側の電源等を見せる人も少ないと思ってましたが
思いのほか良い眺めだったのでカッコイイ電源を持ってる人は気分転換に入れ替えてみてもいいかも…。
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■トップパネル
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トップパネルは外枠がプラスチック製でパンチング部分がスチール製です。
パンチングメタルはアクリルウィンドウと同じようにスチールを曲げて固定されているので
下にあるフィルター(スポンジ状)は基本的に取り外して掃除できない構造になっています。
金属疲労で折れることを覚悟して4ヵ所ほど、スチールを真っ直ぐにすると、
パンチングメタルが浮き上がってきたので作業を中止して慎重に元に戻しました。
リア側からトップパネルの取り外そうとしても手を掛けるところがなくて開け方にちょっと迷ったんですが、
フロント側からリア側を押してやると簡単に外れました。尚、個体差かもしれませんが
トップパネルの手回しネジ(インチネジ)のひとつが固くて開けづらかったです。
あと、ここの手回しネジは他のネジよりちょっと長めで先端が平ら(他のは尖ってます)になっています。
長さが微妙に違うだけで相互に取り付けられたので何で形状が異なるのかなぁ~という感じだったので、
先端が尖ったネジで取り付けていたんですが、、この前、”ダラ~ん”と外れ掛かってました。
ある程度が長さが必要だったので長いネジが使われていた訳ですね。
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■フロントパネル
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フロントパネルはつや消し塗装でヘアライン加工のアルミ製で、
ポテトチップスを食べて触ると跡になるので気を付けたほうがいい感じの加工です。
着脱はフロントパネルの下から手を入れて手前に引くと簡単に取り外すことができました。
フロントパネルにはオーディオや電源スイッチ、USB 3.0のケーブルなどが繋がれているんですが、
その中でオーディオケーブルと電源スイッチだけがコネクタで接続されているので着脱することが可能で、
USB 3.0のケーブルやLEDのケーブルは基板などに直付けされているので着脱できません。
なのでケーブルの遊びの部分を作っておかないとファンの取り付けなどの作業にちょっと大変かも…。
また、オプションで2.5インチSSDや光学ドライブなどを取り付けていると更に大変だと思います。
Fractal Design 「Node 804」のフロントパネルのアルミ板を逆向きに付けてみた!
[LED]
通常、LEDは正面から見るととても眩しいですが、
このケースのLEDはその辺をよく考慮されていています。
まず、"Fractal Design"のロゴの横がパワーLED(ブルー:5mm)なんですが、
このLEDはフロントパネルと水平に取り付けられて、しかもクリアな樹脂パーツを通して発せられるので
直視してもまったく眩しくありませんでした。(※眩しさには個人差あります)
また、HDD用のLED(ホワイト:3mm)の方はフロントパネルの底面に下向きに取り付けられていて、
約2mmの穴を通して床に反射された光を間接的に見るので落ち着いた感じの輝きになってます。
あと、パワーLEDとHDD LEDのコネクタを入れ替えれば
ブルーLEDを点滅させたりもできますが自己責任でお願いします。
一応、動画に撮影しましたがご覧になるモニターによっては
実物とは異なる色合いになると思いますのでその辺はご了承下さい。
[2.5inchマウンタ]
フロントパネルの裏には2.5インチHDD、またはSSDを2台まで取り付けられます。
[スイッチ類]
リセットスイッチはありません。
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■光学ドライブ
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スロットイン(スロット ローディング)タイプの光学ドライブを取り付けることができますが、
取り出し口が右手側にあるのでディスクを出し入れするには壁から15cmほど離さないといけません。
試しにスロットインタイプじゃないスリムドライブを取り付けてみたんですが、
問題なく取り付けられたので多分、デザイン重視でスロットインタイプになったんだと思います。
また、取り出し口の位置についてですが、
エアーフロー的な理由なのか、それとも右利きの人が多いという理由なのか、
はっきりとした理由は分かりませんが是非ともアクリル側に配置して欲しかったですね。
あと、スロットインタイプはちょっと高めだし、あまり流通していないので
できればトレイタイプのスリムドライブにして欲しかったですね。
尚、スリム型の光学ドライブを取り付けるには別途、
下記のようなひと回り小さいslimline SATAへの
変換パーツ(IF-SABR0006など)が必要になると思います。
ここからは妄想なんですが、
ベゼル交換はそれほど難しい工程じゃないのでケース専用のクールなGBAS規格のベゼルを作って
取り替えられるようなケースがあると欲しいですね。または、足を高くして底面の見えないところから
光学ドライブのトレイが出てきたり、フロントパネルを正方形にしてどの向きにも
取り付けられるような構造も面白いですね。
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■フィルター
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[天板]
天板の中にあるフィルターはスポンジタイプのフィルターで、
パンチングメタルを曲げて外せば着脱することはできそうですが
何度かやってると金属疲労で折れると思いますので
基本的に外せないと思っていたほうがいいと思います。
[前面]
フィルターは目も細かくてホコリの流入を防げそうです。
固定方法はフィルターにあるデッパリをケースの穴に引っ掛けて固定します。
外すにはフィルターの下部に凹みを手前に引きながら下に下げると簡単に外れます。
ただ、下に垂直に引き出すことしかできないのでケースを倒すか、
ケースをテーブルの端に移動させる必要があります。
あと、前面のフィルターの下の部分が折れて破損していたんですが、
そのせいでストッパーにうまく引っ掛からずに頻繁に落ちてしまいます。
その件を担当者の方に連絡したら代替品を送って頂けました。m(_ _)m
[底面]
左チャンバーの下のフィルター(大)は前面にある2つのフィルターとまったく同じものでした。
ケースの足が低く(約9mm)手を入れるスペースがないので難易度が高いですね。
ケースを少し持ち上げつつ、左手でフィルターを下に下げつつ、右手で引くという作業ですw。
そこで少し改造をしました。
フィルターにある凹みに余ったストラップを超低頭ネジ(M3)で取り付けたら簡単に取り外せるようになります。
具体的な制作方法は、まず余ったストラップをカットし、ほつれないように切断面を溶着させます。
ネジ穴を2.5mmのドリルで開けてM3サイズのネジ止めすると自然とネジ山が切れるのでそのまま固定できます。
右チャンバーの下のフィルター(小)は足が邪魔でリアから取り外すことができないので
底面を浮かしたり、横倒しにしたりして取り外す必要があります。
[メンテナンス性]
すべてのフィルターが取り外せて掃除できるのはいいんですが、
フィルターを外すには横倒しにしたり、ケースを移動させたりしないといけないのでちょっと面倒ですね。
またまた妄想ですが、
フロントパネルの上部を”カパっ”と上に開くフタ状にすると取り出しやすくて面白いかもっw…?!
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■ファン
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3Pin(コネクタ色:白)
FD-FAN-SSR2-120
1200RPM
DC12V
0.3A
15dB(A)
付属ファンはすべて3pinの12cmのものでSilent Series R2 120 mmというものでした。
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■ファンコントローラー
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リアに速さを三段階(停止不可)に切り替えられるファンコントローラーが付属していて、
このファンコンで3つのファン(3pin)をLMH(Low,Middle,High)の速度コントロールできます。
また、使わなければ、基板ごと取り外すこともできますし、コネクタだけを外すこともできます。
静音性については、LとMはかなり静かですがHになると急にウルサくなります。
1つ残念だったのがケーブルのスリーブ化?ですね。
一応、目立たないように黒の熱収縮チューブでケーブルを目立たせなくさせてはあるんですが、
根元まで熱収縮チューブをされていないので見た目が中途半端でした。
熱チューブを根元まで取り付けるとケーブルが固くなり取り回ししにくくなるからなのか、
ちゃんとしたスリーブ化のコスト削減版なのかは分かりません。
組み込み時の気を付けるポイントなんですが、
リア側に付いてる手回しネジをすべて取った状態にするとファンコンのスイッチが一番出た部分になるので
この状態でリア側を底面になるように置くとスイッチに加重が掛かり破損する恐れがあるのでご注意を。
あと、ファンコントローラーについて問い合わせたら、合計負荷は15Wまでだそうです。
ひとつの付属ファンが 12(V) x 0.3(A) = 3.5(W) なので、
同程度のファンならあと1つぐらい追加できそうな感じですね。
尚、日本語で問い合わせたら英語で帰ってきました~。(;´Д`)
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■PCIスロットカバー
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スリット入りの白いスロットカバーは素敵なんですが、
手回しネジが固くて初回だけはドライバーじゃないと外せませんでした~(汗)。
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■面ファスナー(ケーブル固定用)
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右チャンバーの底面にある面ファスナーは電源ケーブルなどを固定するためのものです。
このアイデアは非常に面白いかったんですが、個人的には配線はキレイにまとめたい人なので必要なかったですね、
と書いた後で、急きょ必要になって使ってみたんですが、これは便利ですね。(・_・)エッ....?
見た目は置いといて、とっちらかったケーブルをひとまとめに出来るのでエアーフロー的にも良い感じです。
必要ない時は外せますし、外したところにHDDマウンタを取り付けることも出来ます。
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■全高160cmのクーラーを取り付けてみる [公約]
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製品ページには搭載可能クーラーは全高160cmとなっていたので
同じく全高160cmの ENERMAXETS-T40-TBを取り付けてみました。
ギリギリなのかなぁ~と思ってましたが、意外にも1cmほど余裕がありました。
アクリルパネルは真平らではなく、真ん中が少し膨らんだ形状になっていたので
全高170mmのものまでイケそうな感じでした。(※保証はできませんので悪しからず)
CPUクーラーの取り付け
一般的に大型のCPUクーラーやバックパネルがあるCPUクーラーはマザーボードに取り付けてから
ケースに取り付けると思いますが、このケース場合はマザーボードをケースに取り付けてから
CPUクーラーを取り付けた方が圧倒的に楽ですね。
トップパネルを外すと天板に4つのファン用の大きな穴が開いているので
マザーボードをケースに取り付けてからマザーが水平になる向きに倒しにします。
あとは天板に開けられた4つのファン用の穴から手を入れてCPUクーラーを取り付けます。
マザーボードに足を取り付けてテーブルにしたと思って頂くと分かりやすいと思います。
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■組み込み [公約]
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マザーボードや電源はサイドパネルを外しただけで難なく組み込めます。
HDDはHDDマウンタに固定する際にドライバーが必要ですが、
マウンタは手回しネジで固定されているので着脱はスムーズに行えますし、
すぐ傍に電源があるので電源を設置したままの状態で
かなりの距離までケースの外に引き出せるので作業効率はいいですね。
また、でっかい穴が開いているので24Pin電源ケーブルがきちんと奥まで挿さっているか確認しやすく、
マザーから見て水平の向きの取り付けられているSATAコネクタなら裏から手を回して簡単に抜き差しできます。
HDDマウンタに使われている取付ネジはインチネジなので
2.5インチのSSDやHDD(ミリネジ固定)は取り付けられませんので別途マウンタを用意する必要があります。
余談ですが、
ケースの下に同サイズのダンボールを敷いて作業すると傷も付きにくいですし、
重たいケースも簡単に向きを変えられるのでオススメです。
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■ケーブルの取り回し [公約]
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公約でもあるケーブルの取り回しについてです。
[簡易配線]
マザー側ではオーディオケーブルやUSBケーブルなどをケース下部にケーブルタイで固定できますし、
電源側も見てくれを気にせずに配線するのであれば、底面の面ファスナーで固定すれば簡単に組めます。
24pin電源ケーブルやSATAケーブルなどを通す穴はマザーボードの右側にでっかく開けられてますし、
CPU補助電源コネクタなどを通す穴も大きく開けられているのでその辺の取り回しはとても簡単です。
注意するところは、HDDマウンタの一番奥は余剰ケーブルの置き場として開けておいたほうがいいことと、
電源上にHDDマウンタを取り付ける場合は、マウンタを固定してからコネクタの取り付けることは
少し面倒なので先にHDDのコネクタを取り付けてからマウンタを固定したほうがいいことくらいですね。
また、HDDをHDDマウンタに取り付けた状態でHDDから電源の上部までの距離が2.5cmほどありますので
SATAケーブルはコネクタの形状がストレート型でも固定できますが、
下L型や上L型などの形状のものを用意しておくとスマートに取り付けられます。
あと、電源上のファンに厚みが約5mmほどのファンガードを設置したんですが
マウンタと接触したのでファンガードの厚みには注意が必要です。
ただ一応、ファンガードを付けたままでもマウンタは取り付けられます。
[キレイな配線]
電源側にはケーブルタイ(結束バンド)を固定する場所がまったく無いので
裏配線を綺麗に配線しようとすると難しいですね。
自分が行ったことを記載しますが環境により異なりますので参考程度にして下さい。
尚、3.5inch HDD(1台)、2.5inch SSD(1台)、ファン 3個(付属品)という構成で、
SSDは裸族のインナー(CRIN2535に取り付けてます。
付属のファンとファンコントロールのケーブル類の処理についてですが、
フロント、リア1(マザー側)、リア2(電源側)3本のケーブルを電源上の
12cmファンのところまで引っ張ってきて10cmくらい束になるように結束バンドでまとめます。
それを12cmファンとHDDマウタンのレールの間に押し込んみます。
この時、マウンタを取り付けた時に接触しないようにきっちりと置くまで押し込みます。
電源の向きはファンを下向きに設置するとCPU補助電源の12pinのケーブルが
ケースに綺麗に沿わせて設置できないのでファンを上向きの位置で固定しました。
また、HDDマウンタは取り外してSATAケーブルなどのレイアウトしてから
ケースに取り付けるとスマートな配線ができます。
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■TVラックパソコンへの道(※改造ネタ)
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改造を真似される方は自己責任でお願いします
今やパソコン1台あればテレビの録画まで出来るのでTVラックが空っぽになっている人もいると思いますが、
自分もその一人でTVラックの空きスペースを何とかしたいと思っていました。
そんな時に、ピッタリサイズのこのケースを貸して頂けることになったのでその方向にまい進しました。
ケースの向きはアクリルが見えるように設置するので色々と改造ポイントが出てきましたが、
基本的にケースの外観は弄らずに簡単にデフォルト状態に復帰できるような改造となっています。
尚、オーディオ端子とUSB 3.0端子はバックパネルのものを利用するので改造してません。
1.電源スイッチの位置変更
2.リセットボタンの追加
3.電源LEDとHDD LEDの位置変更
4.光学ドライブの外出し
5.バックパネル照明
6.メンテナンス用のLED照明(外部電源)
7.LED照明
1.電源スイッチの位置変更
電源スイッチはモーメンタリスイッチにコードを取り付けてQIコネクタ(2Pin)に取り付けるだけですが、
スイッチの取り付け位置はデフォルト状態に簡単に復帰できるようにスロットカバーに取り付けることにしました。
余談ですがスロットカバーはスチール製だと加工しにくかったのでアルミ板(1mm)を切り取って自作しました。
スロットカバーに穴を開けて取り付けるだけでは面白くないのでちょっとひと工夫しました。
スロットカバーにゴム製のグロメット(スイッチの直径と同サイズ)を取り付けて、
そのグロメットにスイッチを差し込めるようにして、
使用するときだけスイッチを引き出せるようにする予定だったんですが、
丁度良いケーブルが無かったのでリセットボタン用に開けた穴に固定しました。
2.リセットボタンの追加
上記のような理由で穴だけ開けて何もしてません。
3.電源LEDとHDD LEDの位置変更
マザーに直付けするとアクリル越しに良い感じに見えるのでそのまま取り付けることにして、
部屋に転がってた3mmのLEDでそれで自作したものを取り付けました。尚、代替品として
LED-03MB、LED-03MW、LED-03MSなどもありますし、短いのが欲しければ KM-01 などもあります。
4.光学ドライブの外出し
サブ機ではブルーレイ・ドライブはほとんど使わないですが無いと困ることもあるので
SATAと電源の外出しパーツであるPCIB-SATA2を取り付けて必要な時にすぐに繋げるようにしました。
5.バックパネル照明
バックパネルに手を伸ばす機会が多くなると思うのでNZXT H440 のようにLEDライトを取り付けました。
LEDには5mm幅のテープLEDを使い、バックパネルに数ミリの隙間があったのでそこに埋め込みました。
スロットカバーの横にスライドスイッチを取り付けました。
尚、電源はPCから引っ張ってきてます。
6.メンテナンス用のLED照明(外部電源)
前からケース内にPCとは別電源(電池でも可)で点灯する照明が欲しかったので
100均に加工して取り付けられそうなものはないか物色しに行ったら、
磁石付きで照明のところプッシュすると点灯する 4連LEDライト があったので3つ購入。
帰宅後、ケース内に取り付けてみたら思いのほか磁力が強かったので
分解せずにそのまま天板にPA-044を取り付けてそこの”ペタッ”と磁石で取り付けました。
ただ、色がケースと合わないのでそのうちカーボンシートでカバーするつもりです。
尚、こちらも本来はマグネットスイッチ 1585を使用し、ケースを開けたら自動で付くようにする予定でした。
7.LED照明(観賞用)
LEDテープを天板の邪魔にならない位置に取り付け、
バックパネル照明と同様にスロットカバー横の通気口に スイッチ を取り付けました。
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■総評
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すべての取付ネジがブラック塗装されているところからもかなりデザイン重視のケースです。
MicroATXより小さいマザーという縛りはありますが、大型ラジエターを複数搭載することもできますし、
サーバーのようにたくさんのストレージも搭載することもできますし、構成の自由さは素晴らしいですね。
また、ケース内は広くて組み込みしやすくて、特に空冷のCPUクーラーの取り付けやすさはスバ抜けてますね。
ただ、大型のラジエターを取り付けるとHDDマウンタを底面に取り付けさぜるを得なくなったり、
HDDの搭載できる数が少なくなったりするトレードオフな部分もありますのでその辺は要確認ですね。
※ マニュアル画像内にトップとフロントの寸法が書いてあるページがありました。
あと、個人的に気になったのはやっぱり電源ボタンや光学ドライブに位置、
それとフィルターの取り外しが意外に面倒だったことですね。
最後に評価の詳細です。
価格 ☆☆☆☆☆・・・・無評価価
デザイン ★★★★★★・・・・デザインは言うことないですねね
拡張性 ★★★★★★・・・・素晴らしいい
堅牢性 ★★★★★★・・・・全パネルを外して持ち上げても問題なしでしたた
メンテナンス性 ★★★★★☆・・・・フィルター交換以外は素晴らしいい
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■追記 2014/09/22
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使用開始から約一ヶ月経過しましたので追記します。
と言っても特に変わったことは無かったのでこれといって書くことはないですが、
ホコリとそのメンテナンスについて追記します。
まず、サイドパネルのアクリルですが、
静電気なのか、設置場所が床に近いということなのは分かりませんが
アクリルにホコリが付着しやすいですね。
あと、トップパネルの面積が広い分、ホコリの堆積も凄いので
常にクイックルワイパー ハンディ的な製品が欠かせませんね。
最後に本文でも記載してますが、
やっぱりフィルターの取り外しが厄介でしたね。
自分の設置場所がTVラックと言う場所もありますが、
一旦テーブルの上に移動させるか、ラックから取り出して横倒しにしないと
フィルターを取り出せないと言うのはかなり面倒で億劫でした。