インテルのCPU反り問題は旧世代のCPUでもあったのか確認してみた!

投稿日:2022/4/13 更新:2022/4/13 コメント 0件 自作パソコン , , , , ,


インテル第12世代CPU「コードネーム:Alder Lake-S」が縦長になったせいで自作界隈ではCPUが反るとちょっと話題になっている訳ですが、旧世代でも基板が薄くなってCPUが曲がるとかの話は時々耳にしていたので手持ちの第2世代のLGA1155(Core i7-2600K)や第9世代のLGA1151(core i9-9900K)が反っていないか調べてみました。

尚、この検証は筆者の所有パーツでのみ発生したものであり、他の環境では同じようになるかは分かりませんし、憶測で書いた内容も多々ありますので参考程度にご覧ください。

 

世代ごとのCPU反り検証動画

第12世代(Core i3-12100)、第9世代(Core i9-12900K)、第2世代(Core i7-2600K)の順で検証しています。

検証方法はヒートスプレッダー(IHS・・・integrated heat spreader)の上に数滴の水を垂らし、その上に3mm厚のガラス板を置いて空気を抜きます。その状態でソケットレバーを倒します。もしCPUに歪みがあれば水の張り具合に変化があるのでその状態で判断します。

 

以下の内容は、動画にする前に書き始めたものなので内容が前後したり、同じような内容の記載があります。

 

 




第12世代インテルCPU LGA1700(Core i3 12100)

リンク先の記事にも記載していますが筆者が所有している第12世代インテルCPU「Core i3-12100」と「GigaByte B660M AORUS PRO DDR4 (rev. 1.0)」では、CPUソケットのレバーをセットするとCPUが歪むことを確認しています。

具体的にはヒートスプレッダーを抑えている金具との接点部分が一番凹んでいる感じで中央部は凹んでいるようには見えません。

また、マザーボード「GigaByte B660M AORUS PRO DDR4 (rev. 1.0)」はまだ購入したばかりですがすでに下の方に凹んでいます。

 

 

第9世代インテルCPU LGA1151(Core i9-9900K)

旧メイン機の第9世代インテルCPU「core i9-9900K」でマザーボードは「ASRock Z390 Phantom Gaming 6」です。

CPUソケットにセットした状態では中央部に反りは発生していないようです。

水を張ったテストでも反りは確認できませんでした。

 

 




第2世代インテルCPU LGA1155(Core i7-2600K)

CPUは第2世代インテルCPU「Core i7-2600K」、マザーボードは「ASUS P8H67-M EVO REV3.0(2012年購入)」です。

CPUがCore i9-12900Kと同じように正方形に近い形をしていたので反らないだろうと思っていましたが思いっきり歪んでいますね。

この時にCPU固定金具を固定している3か所のネジをトルクスドライバー(T20)で緩めていくと歪みが徐々になくなっていったのでねじを緩めるといった対策は効果はあるようです。ただ、押し込み厚が下がって接触不良を起こすかもしれないのでやるつもりはありませ。

これだけ歪むのはマザーがかなり古くてバックプレートと共に反っているというのもあると思います。

因みにCore i7-2600KやCore i5-2500Kを載せていた「BIOSTAR TZ77XE4(2013年購入)」も同様に歪んでいました。

TZ77XE4のCPU取付金具を外してみました。

取り外すには星形のトルクスドライバーが必要でサイズはT20がぴったりですがT15でも一応回せました。

バックプレートを外してもかなり歪んでますね。

バックプレート裏には樹脂製の保護シートが貼られていました。

バックプレートは金具を取り外した状態だとそこまで反っていないようです。

 

 

まとめ

この検証により、第2世代のCPUでも反りが発生したということ、あと反っているものはヒートスプレッダーとCPUの取付金具の接点部分が一番凹んでいました。

中央部の凹みは意外とそうでもなかったのでヒートスプレッダーの中央付近にあるコアへのダメージもそれほどないようにも思うんですけどどうなんでしょうねぇ。そんな感じなので反りを調べる時に中央部で測ると反りを確認できないかも知れません。

※文字ばっかりだと味気なかったので msi MPG Z690 EDGE WIFI DDR4 の画像を添えています。

マザーやバックプレートが曲がった原因は、バックプレート自体の強度がCPU取付金具の圧力に耐えかねて曲がったという感じだと思いますが、Core i7-2600Kがあんなにも反ってしまうのに約8年間、問題なく使えてきたということはCPUの反り自体がそもそも組み込み済みの問題であって一般ユーザーが気にする必要もないんじゃないかと思います。※レバーの外径は約 2.6 mm。

ただ、反ってしまうとCPUクーラーとの密着性が落ちるために冷却効果が薄れるのは明らかなのでその点がやはり心配ですし、個人的にはマザーボードが反ってしまうのも嫌ですよね。

サンプル数が1点なので全く参考にはなりませんが、2015年に購入した手持ちのAMDマザー(ASRock AM1B-ITX)はまったく歪んでいないのに対し、インテルCPU用マザーボードは5枚中3枚(Z390とZ690マザーは未確認)のマザーが歪んでいました。

このような問題を抱えているからインテルはなるべくマザーを長期間使わないように2世代ごとにCPUソケットを変えているじゃないかとか勘繰りたくなりますね。

あとはCPUを守るのかマザーボードを守るのかそれとも何もしないかといずれかになるんですが、Core i3-12100の場合はCPUが1.6万でマザーが2万なのでCPUよりマザーを守る策を練るのが本筋なんでしょうけど、Core i9-12900Kの場合はCPUが8万でマザーが4.2万なので両方守りたい感じなんですけどねぇ。

海外の記事なので情報の正確性は全く分かりませんが、インテルがCPUの反りについて見解を述べたようです。その記事によると小さなたわみや反りは想定内で動作には問題なく、反りを解消するために何らかの対策を取るとCPUの保証は受けられなくなる可能性があるようなことが記載されています。

https://www.tomshardware.com/news/intel-comments-on-alder-lakes-warping-and-bending-issues-mods-void-warranty

何らかの方法で反り対策をするとマザーボード(所有マザーは2年保証)とCPU(3年保証)の両方の保証もなくなる可能性を秘めているということですね。

 

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