【自作ケーブル】 10cmの短いファン延長ケーブルを自作!

投稿日:2019/9/30 更新:2019/10/11 コメント 0件 自作パソコン , , , , , , , ,


DEEPCOOL ASSASSIN IIIの取付時にクーラー付近にあるファン用のコネクタに接続するのを忘れて苦労したんですが、その時は付属品のファンの回転数を落とすヤツで代用していたので短い延長ケーブルを自作しました。

尚、真似される方はピンの位置を間違えるとPCを破損させてしまう恐れがあるので自己責任でお願いします。

 

 

自作ケーブル

自作と言っても下図のようなケーブルが箱一杯あるのでそれらのケーブルを寄せ集めてニコイチ的な感じでやるだけです。

今回はPWM制御したいので以下のパーツで 4pin – 4pin のファン延長ケーブルを作ります。

黒いケーブルの方はカットするだけですが白い方のコネクタからまずピンを外します。

ピンの上にちょっと隙間がありますがそこに外径約1mmのピアノ線等を差し込んでピンにあるツメを倒してケーブルを引き抜きます。

ピアノ線を差し込んだ部分がちょうど下図の上側になるんですが、ピンが抜けないようにツメが起き上がっていますがそのツメを倒してケーブルを引くと抜ける仕組みです。

コツとしては抜く時に先にケーブルを引きながらツメを倒そうとするとツメの先端がコネクタの引っ掛かりに当たって倒れにくくなるので逆にピンを押してからやると抜けやすいです。

4pin分用意します。

被覆を剥がします。被覆部分の根本をペンチで軽く挟んで90度曲げるようにして引っ張ると割と簡単に抜けます。

飛び出した芯線はカットしておきます。

こんな感じにします。

今回使用したケーブルはピンと繋がっていたケーブルより細かったので図のように芯線バレルのところまで通すだけで済みましたが、被覆バレル(被覆を押さえているところ)にケーブルが通せない場合はそこも半田付けしてもいいかと思います。

あとはハンダ付けするだけですがハンダののりが悪かったのでフラックスを塗ってやりました。

あとこのままやると被覆が溶けてしまうのでヒートクリップやペンチなとで被覆とピンが接触する部分を挟んでハンダの熱を逃がしてやる必要があります。

ハンダを長く当ててると被覆が溶けるので急いでやってたんですが仕上がりが汚いですね…w。

ハンダがサイド部分に流れてたりする場合はPA-21等の圧着ペンチでハンダ部分を軽く圧着しておくとある程度形を整えられますし、今回は細いケーブルだったので空洞ができたので再圧着しました。

爪が折れている場合はカッターの刃先を利用して起こしておきます。

ピンの場所を間違えると大ごとなのでサンプルを用意して慎重に元に戻します。

ピンが歪でいる相手方のコネクタが挿さらないので真っすぐになるように調整します。ピンがどうしてもガタつく場合は接着剤やつまようじなどを挿して固定するのもいいかと思います。

ATX電源検証ボード(PDS-ATX)に接続して動作確認して完成です。

実際に取り付けてみたら10cmではちょっと短くて取り外しが困難だったのでケースの横幅ぐらいの長さがあると楽に作業できると思います。

 

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