ネジに塗られている青いのは何だ?!
投稿日:2016/9/3 更新:2022/10/21 コメント 0件 自作パソコン スコッチグリップ, ネジ, 青前々から気になってたんですが、自作PCで使うインチネジなどでねじ山の一部が青くなっているものがありますよね。最初はそれこそ、ネジ自体が樹脂製で金属風のメッキが施されていてたまたまそれが剥がれて下地の青色が見えているのかなぁ~くらいにしか思ってなかったんですが、樹脂製なら磁気を帯びたドライバーに付いたりしないのでおかしいですよね。ただ、それ以上調べることもなく忘れ去ってたんですが、レビュー依頼を受けた「TerraMaster D4-310」の付属ネジも青くなっていたので詳しく調べてみました。
OKWAVEに同じような疑問を質問された方がいてそちらには「嫌気性接着剤」が塗られてると書かれていたんですが、嫌気性接着剤は空気を遮断すると硬化するものなので使用する前のネジに付着していることは考えくいので色々と調べたらエポキシ系接着剤を封入したマイクロカプセルをねじ部に塗布した「接着剤塗布タイプ」やねじ山表面部に樹脂を溶着させ、樹脂の弾力性による摩擦抵抗により大きなゆるみ止め効果を発揮する「樹脂材塗布タイプ」などのいろいろなタイプがあるみたいです。スコッチグリップとか言われてるみたいです。
前者は一回外したら効果がなくなるタイプのようなので自作PCや D4-310 に付属していたネジは繰り返し使用可能な樹脂材塗布タイプのようですね。
実際に取り付けてみるとかなり抵抗を感じたので緩み止めの効果は結構あるみたいですが、一回使用したら凸凹していた表面がだいぶ滑らかになっていましたので緩み止めの効果は確実に落ちているでしょうね。
また、おねじ部分に特殊ナイロン樹脂を融着させて繰り返し反復使用可能な「エフロック」、化学反応型の1回限りの半永久型で「ロックタイト」や「ドライロック」などもあるようです。
ネジのストックを見るとインチネジにはちらほらと緩み止め剤が塗布されたものはあるんですが、ミリネジ(写真左)には不思議と緩み止め剤が塗布されたものはないんですよね。インチネジは3.5インチHDDや電源(ファン)などの駆動部分があるパーツの固定に使われることが多いのでその辺が関係しているでしょうかね。