メインPCのOSが起動不能に陥る!BIOS更新&クリーンインストール
投稿日:2023/9/8 更新:2024/3/28 コメント 0件 自作パソコン BIOS, BIOSアップデート, windows, クリーンインストール, ブルースクリーン, 自作PC色々あり過ぎてまとめきれないので時系列に記載します。ただ、記憶が曖昧なところがあり記載内容が順不同になっているところがあると思います。
目次
2023年8月16日 ブルースクリーン発生
「Bawanfa USB3.0切替器 USB3-2T4-BA」を使わなくなってから意味不明な再起動はしなくなっていたんですが、2023年8月16日に久々に「Windows が正しく終了されませんでした」というエラー(ブルースクリーン)を吐いて再起動しました。
スリープから復帰させようとPCの電源ボタンを押した直後に起こったんですが、押した途端に視聴途中だった動画が爆音で再生されてすぐに音が止まって再起動しました。
「Mac KM Link」と「Smart KM Link Loader」のエラーが大量に発生していますが、これはサブPCと接続しているリンクケーブルをつなぐと発生するエラーです。ただ、このエラーは使うと必ず起きていたので多分これが原因でないです。
PC構成はまったく変更してませんが、気になる点は、このエラーが発生する前に別のリンクケーブルを一時的に接続していたのでもしかしたらそれが原因かもれしません。
メインディスプレイが数秒真っ黒になり、その後ブルースクリーンに…
以前、古い蛍光灯を付けるとモニターが点滅することがありましたが、今回はそれとは違います。
メインディスプレイ(CPU内蔵オンボード出力)だけ使用している時は発生しないが、サブディスプレイ(GPUより映像出力)の電源を入れてデュアルディスプレイ環境にするとメインディスプレイが2秒ほど真っ黒になる現象が発生。ちょっと前から時々、起こってはいたんですが頻度としては少なかったので放置していました。
- Displayケーブルを交換してから起こり出したので取り外したみたダメ。
- HDMIケーブルによって映像が出たりでなかったりしだす。
- GPUを取り外すとしばらく発生せず。
2023.8.20
- GPUを取り外してから暫く発生していなかったんですがPIX-DT460で予約録画が開始するタイミングでも発生。
2023.8.21
- Intel UHD Graphics 770ドライバーを更新。
- シングルディスプレイの状況でも発生することを確認。
- タスクバーのアイコンをクリックするタイミングで発生することが多くなるが何の操作をしなくても暗くなることもある。
2023.8.25
- DEEPCOOL AK400 DIGITALを取り付け後、ブルースクリーンが多発。
- CPUクーラーの固定ネジを少し緩める。
- BIOSでオンボード出力を無効にしてGPUから映像出力に変えてみる。
- PC用地デジチューナー(PIX-DT460)を取り外す。
- 起動不能に陥るがデータ用のM.2 SSDを取り外して一時的に起動。
- アプリの設定がリセットされていたりなんかおかしい。
- クリーンインストールを覚悟し、データ用HDDをすべて外しておく。
- 更新プログラム「KB5029351」をアップデート中にもブルースクリーンが発生(これが致命傷となったようだ)。
- BIOSアップデート。
- システムストレージ変更。
- Windows11クリーンインストール。
多発するブルースクリーンからの復旧
先に書いた内容と手順が前後するとこがありますがその後は青い画面のループに陥りました。
トラブルシューティングツールを試す。
スタートアップ修復もダメ。
「デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります。自動的に再起動します。」となりますがWindows11は起動せずにまたこの青い画面が出ます。
自動修復も「PCが正常に起動しませんでした」となり失敗。
USBメモリで作っていた「Windows回復ドライブ」を試すも「Windowsが正しく読み込まれませんでした」となり失敗。
「最新の品質更新プログラムをアンインストールする」を試す。
アンインストールは無事に完了するがやはりWindows11は起動しない。
「最新の機能更新プログラムをアンインストールする」を試す。
こちらは「問題が発生したため、Windows 最新の機能更新プログラムをアンインストールできませんでした。」となり失敗。
その間には何度も「スタートアップ修復でPCを修復できませんでした」との表示が…。
そんなこんなしていたらトラブルシューティングに表示されていた「このPCを初期状態に戻す」という項目すら表示されなくなる。
取り敢えず、デバイスが怪しいのかとピクセラの地デジチューナー「PIX-DT460」を取り外してみるが効果なし、続いてデータ用M.2 SSDを順に取り外したら奇跡的に起動。
ただ、Logicool ゲームソフトウェアがクラッシュしたりしてそのあともなんかおかしいし、HDMIケーブルを変更するマザーボードのVGAランプがずっと点灯してBIOSすら起動しないことも…。
Adobe製品やEDIUSなどのライセンス認証を解除し、もう一度「Windows回復ドライブ」を試す。
進捗中。
以下のようなエラーが出て失敗。
The computer restarted unexpectedly or encountered an unexpected error. Windows installation cannot proceed. To install Windows, click "OK" to restart the computer, and then restart the installation.
Windows11Proのインストールメディア(USBメモリ)を接続し、ファンクションキーの「F11」を押してブートメニューを起動し、OSのクリーンインストールを開始。
プロダクトキーは「プロダクトキーはありません」をクリックしてスキップ。
「Windows 11 Pro」を選択。
システムドライブのパーティションをすべて削除。
「カスタム Windowsのみをインストールする(クリーンインストール)」を選択。
言語選択ぐらいまで行くがその後、ブルースクリーンが発生して失敗。
XMPを無効にしたり、ボタン電池を抜いてCMOSクリアしても同じようなところで失敗。
BIOSアップデートを試みるが、M-Frashの画面にBIOSファイル(E7D31IMS.1D0)が表示されないというトラブルにも見舞われる。
BIOSデータを書き込んだUSBメモリを間違っていたことに気付いてなんとかアップテートは完了。
再度、osのクリーンインストールを開始するが、またもやエラーが…。
必要なファイルをインストールできません。 インストールに必要なすべてのファイルが利用可能であることを確認し、 インストールを再実行してください。 エラーコード:0x800701B1
このエラーはUSBメモリの差込先をマザーボード直結のところに変えたら解決。
しかし、再度ブルースクリーンが出て失敗したのでOSの入っていたストレージ(Plextor PX-512M10PGN)を別のものに変えてみることに。
シリコンオイルの染み出してが酷いことに…。(シリコンオイルブリードアウト)
M.2 SSDのラベルが剥がれるくらいベトベトになっていました。
これが原因とは思いませんが先の取り外していたデータ用のM.2 SSD「SN550 WDS100T2B0C(1TB)」に変える。
漸く、Windows 11 Pro (22H2)のクリーンインストールに成功~。
インストール中にマイクロソフトアカウントでログインしてしまい、PINを設定することになったり、OSの入っていたストレージを変えたためにライセンス認証が切れてプロダクトキーを入力することになったりとその後も色々とありましたが、ブルースクリーンは半年以上一度も発生していません。CPUクーラー(DEEPCOOL AK400 DIGITAL)を付け替えたあとに突然、起こりだしたので強く固定し過ぎてCPUかマザーボードのいずれかが壊れたのかと焦りましたが直ってよかったです。
因みに画面が数秒消える現象はOSをインストールした当初に2回あり、それから暫くなかったんですが9/7に4回発生しました。地デジチューナーあたりが怪しいのかもと思っています。
追記 画面が数秒消える現象はSeasonicの電源(SSR-750FX)が原因だったみたいで別のATX電源に交換したら直りました。
更新プログラム「KB5029351」が問題だった?
今回は複合的なトラブルだっと思いますがその要因の一つに更新プログラム「KB5029351」もあったようです。
PC起動時にブルースクリーンが発生する不具合。Windows10およびWindows11にて。2023年8月23日のプレビューリリースKB5029331、KB5029351、KB5029332に起因
2023年8月23日にWindowsUpdateに配信されたプレビューリリースをインストールすると、 PC起動時にブルースクリーンエラー(ブルースクリーンオブデス / BSoD)が表示される不具合が発生しています。
しかも、筆者が利用しているmsi製のマザーボード「MPG Z690 EDGE WIFI DDR4」で多数の不具合報告がなされているみたいです。
この不具合はRedditで多数報告されており、 主に最新BIOSを適用したMSI製のIntel 600 / 700シリーズチップセットマザーボード環境 (Core i 12000シリーズAlder LakeやCore i 13000シリーズRaptor Lake環境)で報告されています。
msiもこの問題を認識しており、「マザーボードのBIOSを以前のBIOSへとロールバックすることでも起動するようになる」との対処法も記載されていましたが、この記事を発見したのが遅かったです。
Windows 11 Update KB5029351 プレビューの「UNSUPPORTED_PROCESSOR」エラー メッセージに関する MSI(英語)
後日、新しい記事が公開されましたがそちらには第13世代のCore i9でのみ発生することが確認されたとのことですが筆者の第12世代のCore i9-12900KやMPG Z690 EDGE WIFI DDR4は該当しておらず。取り替えたM.2 SSDのCrystalDiskInfoではエラーも表示されておらず、結局このトラブルは何が原因だったのかよく分かりません。
更新された BIOS は、MSI の Intel 700 および 600 シリーズ マザーボードで BSOD を引き起こすエラー メッセージ「UNSUPPORTED_PROCESSOR」を修正しました(英語)
MSIの日本語サイトでも以下のような記載がありました。「KB5029351」が更新プログラムで表示される場合は問題のないデバイスである可能性が高いということみたいです。
Windows 11 Update プレビュー版 KB5029351インストール後のBSOD問題についてのお知らせ
Microsoftとの調査の結果、「UNSUPPORTED_PROCESSOR」エラーは KB5029351 の問題によって引き起こされたものではなく、 特定のプロセッサのサブセットに限定されていることが判明いたしました。 この結果、問題の影響を受ける可能性のある Windows デバイスに KB5029351アップデートを提供しないことが決定されました。 それでもこの問題が発生する場合は、プロセッサメーカーにお問い合わせください。