16年前の FMV ME3/507 に最近買ったパーツをブチ込んだ①
投稿日:2016/1/3 更新:2019/6/21 コメント 2件 自作パソコン asrock, CPU, fmv, ケース, リライト完了新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。
厚揚公太
————————————————————
3号機のケースをどうするかずっと考えてたんですけどやっと解決しました。
スペック的にはケースにお金を掛ける気にもならない低スペックPCなので最初はFMV DESKPOWER ME3/507 に入れる予定だったんですけど電源(ATX)が入らないし、仮組みしているマウスコンピューターのケースは大きすぎてリビングのテレビ台に入らないし、それなら壊れたDVDレコーダー(DVR-S320)を改造して入れようかなども考えてたんですけどケースに穴開けたりと面倒臭いし、寒いしやる気が出ないですよね。
因みにFMV ME3/50のケースは 179(W) × 344(D) × 360(H) mm でマウスコンピューターのケースは 180(W) × 440(D) × 380(H) mm です。下図はDVDレコーダーをバラした時の画像です。
3号機の構成
リビング用 New 3号機 構成 | |
CPU | AMD Athlon 5150 Kabini |
MotherBoard | ASRock AM1B-ITX |
SSD | Crucial M4 CT064M4SSD2 [64GB] |
Memory | Corsair CMX4GX3M2A1333C8 [2GB×2] |
CPU Cooler | リテールクーラー |
Case | FMV ME3/507 |
PSU | FMVのヤツ 型番AC BELL API-8622-202? |
OS | Chromium OS |
目からウロコ
そんな感じでしばらくほったらかしにしてたある日、省電力CPUなので FMV に付いていた電源(20pin)でも使えるんじゃねぇのと思って繋いでみたら20pinのコネクタでも難なく起動~。
24pinのマザーボードでも20pinの電源で使えることは知っていましたが古い電源なので眼中になかったというか目からウロコですねw。
ただ、古いケースなのでバックパネルの位置がずれたり、電源ファンからカタカタと異音がするので別のファンに変えたり、フロントパネルのLEDやスイッチ類のケーブルなどの改造は多少必要でしたがケースに穴開けることに比べるとめちゃくちゃ簡単な作業なので正味2時間ほどで完了しました。尚、真似される方もそうはいないと思いますがもしやるにしても自己責任で行ってくださいね。
スペーサーの高さ調整
バックパネルとマザーボードの位置がデフォルトのままだと2~3ミリズレているので高さを調整する必要がありましたがまず FMV ME3/507 の構造を軽く紹介します。FMV ME3/507 は 2000年に富士通から発売されたデスクトップパソコンで基本スペックはCPUがAMD-K6-2-500,64MB-メモリ,15.3GB-HDD,CD-R/RW,あとモニターが17型フルフラットCRTです。
今は懐かしいCDドライブとフロッピー付w。
電源は20pinのコネクタでFDD用のコネクタ以外はすべて4pinペリフェラルタイプ
トップ
マザーボードは裏の鉄板に取り付けられていて分離できるようになっています。
メモリは64MBから256MBに増設してました。
今は珍しい?基板に直付のビープブザー
リアには6センチファンを取付可能
フロントにはパワー、HDDのほかにもう1個なぞのLEDが…
CDドライブにはヘッドフォンジャックとボリュームまで付属…
既存のスペーサーに取り付けるとこれだけズレます。バックパネルを取り付けなければそのままでも使えますがこの辺はちゃんとしないと気が済まないタチなので修正します。
因みに画像内で使用している曲尺は「シンワ 曲尺小型 三寸法師」で狭いところでも使えるので便利ですよ。
ネジ位置は今のものと変わってない模様
厚み約 2.4 ミリの六角ボルトを取り付けて高さを調整
取り付けする時には六角ボルトをマザーに仮止めして取付位置にセットします。ネジを締める時に一旦緩めて基板を押さえながらネジ締めするとちゃんと固定できます。
修正後はピッタリ。ヽ(´▽`)/
電源の分解と清掃
古い電源なので一応分解してコンデンサーが膨らんでいないかなどをチェックしつつ、
エアーダスターで清掃しました。電源のサイズは短いところから 80 x 100 x 150 mm でした。
今は懐かしい20Pinコネクタ
一応、規格もパシャ…
膨張しているコンデンサーなし
基板裏もきれいなものでした
Haswell世代のCPUだと「C6/C7 ステート」という省電力待機状態が有効にできる機能があり、最小電流値0.05A という条件をクリアしてない電源だとその機能を正常に使えなくそうなんですがその心配もないのですし、ヘビーに使うこともないので大丈夫でしょう。
電源ファン交換
電源ファン(8cm)からカリカリっと音がしていたのでちょうど余っていた Gelid Silent 8 (8cmファン)に交換しました。交換は元からあるファンはコネクタで取り付けられているだけなんですがケーブルの途中にグルーガンで固定されていたのでそれを外す必要がありました。尚、ファンの電源はマザーボードから取ります。
元のファン FBM-08A12M DC12V 0.16A
※ケーブルは改造してます。
ケースファン取付
元々のFMVにはケースファンが付いてなかったですし、低発熱CPUなので取り付けなくても良さそうですがないよりはあった方がいいだろうということで初代メモリクーラーを作って今は使ってないフレームレスの6センチのファン(2pin)がちょうどあったので取り付けておきました。
スイッチ類の調整
2.54ミリピッチのQIコネクタが使われていたのは今のものと変わらないですが3Pinのものが使われていたり用途不明のLEDがあったので改造しました。
LEDは黒いソケットに挟んだ感じで固定されているので矢印の方向に開いてやると外せます。
電源は2Pinのものが使われていたのでそのまま流用、HDD LEDは3pinコネクタを2pin用コネクタに交換しました。
POWER LEDは直列とも並列とも違うよく分からない方法で接続されていたので矢印の位置で切断し、青黒のケーブルだけにして4Pinコネクタを2Pinコネクタに交換しました。因みにQIコネクタ(別名2550コネクタ等というみたい)は電子部品ショップなどで売られています。
電源スイッチは極性がないのでコネクタの取付向きは特に気にする必要もないですがHDDとPOWERのLEDには極性があるのにどちらがプラスでマイナスか分からなかったので調べたらLEDの極性は一般的に反射板(LEDの中に見える大きい部品)がある方にマイナス(カソード)を接続するみたいです。
吸気口の増設
写真撮り忘れましたがケースのカバーには一切穴が開けられてなく、どこから吸気してるのか調べたらフロントパネルの底部に2~3ミリのスリットが開けられていました。
これだけではちょっと心許ないので吸気口を増設しました。増設したといってもアイネックス メッシュスロットカバー PA-010ME を取り付けただけですが…。
組み込み
FMVの電源には電源用SATAがないので「PLANEX PCP-PCP-MSx2S」という電源分岐変換ケーブルでSSDを接続し、その他のケーブルも接続…。
24pinコネクタ(メスコネクタ)に20pinコネクタ(オスコネクタ)を接続すると図のように4pin分余ります。以上、完成ですが、この記事は続編があります。
2 件のコメント
改めまして、
あけましておめでとうございます。
Chromium OSの導入に
新PCの導入(うらやまし~)にお疲れ様です。
古いメーカーPCのケースって意外と使えますよね~
あとHDDレコーダーも!
ところで年始早々おせっかいですwww
電源ユニットなんですが、
メーカー製PCなので、それなりの電源かとは思いますし、
AM1プラットフォームのAthlon自体
ACアダプターでも起動するそうなので
そこまでの心配はないのですが、
GPU内蔵の分、+12Vの出力がやや不足かな…?
なんて思ったりもしました。
保護回路のこともあるので
ちょっと不安を感じたら
早めに他のユニットに替えることを
ご検討くださいね。
Iron Flatさん、こんばんは。
二度目ですが今年も宜しくですw。
> Chromium OSの導入に
> 新PCの導入(うらやまし~)にお疲れ様です。
Chromium導入はIron Flatさんのブログがキッカケなので
こちらこそ感謝してますよw。
> 古いメーカーPCのケースって意外と使えますよね~
> あとHDDレコーダーも!
数年前にファミコンにPCを組み込んだものを見てたので
これらのケースも何かに使えそう思って捨てずに持ってた甲斐がありました。
> そこまでの心配はないのですが、
> GPU内蔵の分、+12Vの出力がやや不足かな…?
> なんて思ったりもしました。
> 保護回路のこともあるので
> ちょっと不安を感じたら
> 早めに他のユニットに替えることを
> ご検討くださいね。
ご心配ありがとうございます。
保護回路のことまではまったく考えてませんでした。
一抹の不安があったのは事実なので載せ換えちゃいましたw。
http://ediustojisakupcnado.blog.fc2.com/blog-entry-292.html
ではでは。