厚揚式HDD収納術 自作プチプチ袋と静電気防止袋の再利用
投稿日:2016/9/5 更新:2019/3/22 コメント 0件 自作パソコン HDD使ってないHDDを長期保存する時には
乾燥剤と共にチャック付袋などに入れて…
百均の「葉書きケース」があればそれに入れています。
ただ、このままだと落とした時の耐衝撃性に乏しいので
自作したHDDサイズのプチプチ(気泡緩衝材)袋に包んだりして収納しています。
その際に利用する半田コテで作るプチプチ袋の作成方法や
HDDが入っていた静電気防止袋の再利用方法などを紹介します。
– 注 意 CAUTION –
プチプチを溶かして接着するので化学物質の臭いがしますし、
半田ごてを使う時に定規に沿ってコテを動かしていくので
慣れないとコテの熱い所が定規を持ってる手に触れたりして
火傷する危険性が大いにありますのでマネされ方は自己責任でお願いします。
■自作プチプチ袋
用意するものはプチプチ、ダンボール、金属製の定規、
文鎮などの重石となるもの、あとは半田ごてですね。
因みに、使用したプチプチは「川上産業 エコハーモニー 600mm×42m 」で
燃焼時に塩化水素やダイオキシンなどの有害物質を発生しないとは書かれていました。
あと、コテ先は溶けた樹脂が付着するのでこの作業用に古いコテ先に交換して使用しています。
まず、作業をするテーブルが傷付いたり溶けたりしないようにダンボールを敷きます。
因みに筆者はアマゾンの梱包に使われているものを使用しています。
そして気泡がある方を内側にした方がやりやすいので
そのような向きで配置してHDDを包みます。
定規で強く押さえて半田ゴテで定規に沿って走らせると溶着させることが出来るんですが、
図でみると分かる通り、定規を押さえ付けるとプチプチがちょっと浮き上がってきます。
このようになっていると半田を走らせる時に邪魔になるので
文鎮や定規などで浮かないように重石をします。
あとはカッターで切るように定規をシッカリと押さえ付けて
半田ゴテを定規に沿ってなぞるだけです。
尚、定規は垂直に立てているとちょっとやり辛いので
図のように少し斜めにするといいです。
半田ゴテを当てる角度やスピードでビニールのカスを出さずに
きれいに溶着させることができるようになりますが使用する半田ゴテの出力や
プチプチの材質などでも変わると思うので体得して下さいw。
全面を溶着して密封することも出来ます。
■HDDが入っていた静電気防止袋の再利用方法
シーラーを持っている方はご存知の方も多いと思いますが、
お菓子の袋などは袋を熱すると溶着してくっつくように作られてますが、
HDDが入っていた静電気防止袋も同様に溶着させて再利用することが出来ます。
※出来ないものもあるかもしれません。
半田ゴテをそのまま当てると袋が溶けてしまうので
溶着させたい部分にセロハンテープを貼ります。
このセロハンテープというものは意外に耐熱性が高く
半田ゴテでちょっとなぞったぐらいでは溶けません。
あとはプチプチ袋と同じように溶着させたい部分を半田ゴテでなぞるだけです。
尚、「セロテープ」はニチバンの登録商標だそうです。
また、ポリミイドテープがある場合はそちらの方がより
耐熱性があるので作業しやすいと思います。
半田コテを当てる時間は袋やテープの厚みなどでかなり違うと
思いますので様子を見ながら行うといいと思います。
HDDをしまいっ放しにするとモーターの軸がサビ付いて動かなくなるとかも聞くので
たまには電源を入れて駆動させた方がいいみたいですね。