エクスポート [Export]
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HITFILMではYouTube、MP4、IMAGE SEQUENCE、AVIの4つ出力方法が用意されていますが、その中でMP4出力、IMAGE SEQUENCE(連番静止画)出力、アルファ付きAVI出力について解説します。
MP4出力
まず、出力する前に出力するタイムラインとエクスポートエリアを選択する必要があります。タイムラインは出力したいタイムラインのことなので難しいことはないと思います。
選択したタイムラインのどの部分を出力するかと言うのがエクスポートエリアで、エリアにはEntire Time、Work Area、Content Areaがあります。
▼Entire Timeline
エンタイア・タイムラインはタイムライン全体のことです。
▼Work Area
ワークエリアはIn点とOut点の間の領域のことです。設定してない場合はタイムライン全体と同じことになります。
▼Content Area
コンテントエリアは実際に映像がある部分のことでタイムルーラーの右メニューにある「Set to Contents」で設定される領域になります。例えば5分のタイムラインでも編集した映像の長さが1分しかなかったら出力される長さは1分になります。
エクスポートエリアが良く分からない時は「Length」の項目に出力されるファイルの長さが表示されるのでその時間を参考にすると失敗しないとか思います。
エクスポートエリアを設定したらビデオ設定を行います。分からない場合はそのままでも結構ですが「Encording」の項目がVBR(平均ビットレート)とCBR(固定ビットレート)の設定になります。
「Target Bitrate」の値がダイレクトに画質に影響しますが数値を上げるとファイル容量が増大します。
設定が決まったら「EXPORT」をクリックして出力ファイル名の入力して出力します。尚、出力画面では日本語での入力ができるみたいです。
出力中…
「PLAY」をクリックすると関連付けされたプレイヤーで再生されますし、「Open Folder」でファイル保存場所を開くことも出来ます。
連番静止画 出力IMAGE SEQUENCE
連番静止での出力はJPG
、BMP
、PNG
形式で出来ます。MP4の出力と同様にタイムラインとエクスポートエリアを選択して設定を行ってから出力します。尚、Prefixとはファイル名の先頭に付けられる共通のファイル名です。
あと、Export Videoのチェック項目は外すと出力できませんがこれは他のMP4やなどの動画で音声を出力する時の設定で、連番静止画の場合は音声が無いので選択できなくなっているだけです。
アルファ付きのPNGで出力するにはColor Depth
の項目でRGBA
を選択しておく必要があります。
尚、タイムラインのワンシーンを静止画として出力したい場合はビューワーのオプションにある「Export Frame」から行います。尚、こちらの出力方法ではPNG形式しか選択できないみたいです。
連番静止画で出力する利点はアルファ情報を保持できるPNG形式で出力できることやPCが予期せぬシャットダウンしたとしてもシャットダウンするまでに出力された画像は保存されているのでレンダリングを途中から再開できることです。尚、静止画なのでオーディオを含めることはできません。
AVI出力(アルファ付き)
Codecを「Uncompressed」、Color DepthをRGBAに設定するとアルファ付きのAVIで出力できます。ただ、無圧縮のAVIファイルなのでかなり容量がデカくなります。
出力したフルHDサイズの5秒
の動画で約1.16GB
になっていました。