core i9-9900K 猛暑仕様のセッティング![電力制限 80W]
投稿日:2019/8/9 更新:2019/8/10 コメント 0件 自作パソコン asrock, ASRock Z390 Phantom Gaming 6, BIOS, core i9-9900K, CPU, 発熱, 自作PC, 電力制限連日、35℃を超えるような環境でcore i9-9900Kをどのように運用しているか試行錯誤していますが一つの方向性を試してみました。
PC構成は以下のような感じです。
パーツ | 詳細 |
---|---|
CPU | Intel core i9-9900K (定格) ※電力制限あり |
マザーボード | ASRock Z390 Phantom Gaming 6 |
メモリ | Corsair CMK16GX4M2B3000C15 8GB x 2枚 |
電源 | Seasonic SSR-750FX |
システムドライブ | M.2 SSD 760p SSDPEKKW256G8XT |
HDD1 (data) | WD60EZRZ-RT |
HDD2 (backup) | WD60EZRZ-RT |
HDD3 | WD30EZRZ ※メディアにバックアップ済の動画用 |
ケース | Thermaltake A500 TG |
CPUクーラー | LEPA LPANL12 |
GPU | Intel UHD Graphics 630 (オンボード) |
GPU | MSI GeForce GTX 1050 GAMING X 2G |
OS | Windows 10 Professionl 64bit |
発熱と電気代を下げるセッティング
猛暑の35℃を超える環境でcore i9-9900Kに負荷を掛けてもLEPAの空冷CPUクーラー「PANL12」でCPUコア温度は80℃台で収まっているのでこのままでも夏は越せそうなんですが、精神衛生上できれば60℃台で納めたいのでCPUクーラーを買い替えるか、殻割代行に依頼するか、自身で殻割するかなどなど考えています。
現在はUEFI BIOSのCPU設定をCPUのデータシートと同じように設定しています。
長時間電力制限 Auto → 95 W 長時間維持 自動 → 8 秒 (Max値) 短時間電力制限 Auto → 118 W (95W x 1.25)
下図は一例ですが上記の設定でエンコードなどの高負荷な状態で80℃(「最大」を参照)を超えることがちょくちょくあります。
UEFI BIOSで「長時間電力制限(Long Duration Maintained)」を「95W → 80W」、「短時間電力制限(Short Duration Power Limit)」を「118W → 100W」に下げてみました。
長時間電力制限 95 W → 80 W 長時間維持 8 秒 短時間電力制限 118 W → 100 W
このように設定すると高負荷時のCPUの消費電力は100Wで稼働するんですが、8秒間100Wの状態が続くと長時間電力制限で80Wに下がります。
電力制限したところ、平均でも60℃台を推移し最高でも70℃を超えることはほとんどなくなりました。因みにこの時の室温は33℃ほどでした。
HWMonitorによる数値です。「Power Package」のValue値を見てもらうと分かるんですが、長時間電力制限を80WにするとCPUをエンコードなどの長時間高負荷な状態で使用する消費電力が最高でも80Wまでしか消費されなくなるのでCPUコア温度の上昇をある程度コントロールすることができます。
電力制限をさらに下げても体感的には差を感じられなかったですし、夏場はクーラーの電気代も跳ね上がるので冷えてカッコいい空冷または水冷CPUクーラーが見つかれば買ってもいいんですがそうでなればこのまま省エネ仕様で夏を越そうかと思っています。
ASRockマザーではBIOS移行ツール 「Restart to UEFI」を使うと簡単にBIOS画面を開けます。
ベンチ結果
CINEBENCH R15のスコアは前回計測した時と比べると「1717 → 1617」に下がりました。マザーのデフォルト値での計測データは「2043cb」です。
CINEBENCH R20のスコアは前回計測した時と比べると「3988 → 3702」に下がりました。下図にあるcore i9-9900Kの数値「4728」はマザーのデフォルト値での計測データです。
殻割代行(ROCKITCOOLJAPAN)