Acidalie M.2 SSD ヒートシンク 購入レビュー VB-01B
投稿日:2023/8/30 更新:2023/9/3 コメント 0件 自作パソコン Acidalie, m.2, SN550, SSD, ヒートシンク, 冷却, 自作PCなんかカッコ良さげなM.2 SSD用のヒートシンク「Acidalie M.2 SSD ヒートシンク VB-01」をアマゾンで見つけたので買ってみました。価格は2,289円でした。(販売元 HAUXINRUI)
Acidalie M.2 SSD ヒートシンク 購入レビュー VB01B
取扱説明書には簡単な説明が記載。
まずは付属品から紹介します。
サーマルパットは1枚物(グレイ)と同サイズのものを1/10の切られた青色のものが2枚入っています。
厚みはいずれも 約 1 mm。
No.0サイズのドライバー。
先端カバーが付いています。
M2規格のネジ(2本)はマザーボードに固定するためのもので1本は予備です。
ここからは本体の方を紹介します。
主の材質はアルミとのこと。
製品サイズはマニュアルによると「25 x 85 x 29(高)」となっていますが高さはちょっと違いました。(後述)
ヒートシンクの形状は左右対称ですが、ネジで固定するところにだけ丸い切欠きがあります。
正確には測ってませんが上下のヒートシンク間の距離は5mmほどだと思います。
パイプは中で切れているので4本あります。
気になるところのサイズを計測していきます。
パイプの外径は 約 4 mm。
上部ヒートシンクの横幅は実測値で 24 mm。
長さは 65 mm。
フィンのように刻まれたヒートシンクの厚みは 約 1mm、その間隔は 3 mm ほど。
高さはマニュアルでは 29 mm とありましたが 32 mm ほどありました。
ノギスでちゃんと測ったら 30.5 mm でした。
M2規格のネジ4本で止まっています。
パイプを2本にして片側からパイプを出せばもっと底面のヒートシンクは大きくできたと思いますがこちらの方が冷却効果が高いでしょうねぇ。
底面金具の厚みは 約 0.5 mm。
マニュアルには製品重量120g(アマゾンには140g)と記載されていましたが測ったら 約 69 g (※ネジ無し)しかありませんでした。あれって付属品を含めた箱の重さなんでしょうかねぇ。
ヒートシンク換装
以前、アマゾンで千円ほどで買ったこちらのヒートシンクから換装します。
こちらのヒートシンクは34gと約半分の重さです。
サーマルパットがくっ付いて離れないヘラで外している様子。
取り付けるM.2 SSDはGEN3のNVMeタイプ「WD Blue SN550(WDS100T2B0C)」です。
金具の底面にサーマルパットを貼り付け。
その上に切欠きのある向きを合わせてM.2 SSDを載せて上面のチップの上に小さいサーマルパットを載せます。
ヒートシンクを取り付けるとなんとチップの半分くらいまでしか乗っていませんでした。他のパーツとの干渉を避けるだと構造的欠陥とも言えますね。
下のスリットはここから熱が逃げやすいようにつけたものなんでしょうかねぇ。
マザーボードに取り付けると完全に簡易水冷(NZXT KRAKEN X73)のホースに接触していましたが何とか設置可能なようなのでそのまま取り付けてみました。
ギリギリで取り付けられました。
スリットから見える見える銅パイプが良いですね。
赤いLEDがヒートパイプを赤く染め、見た目は最高に気に入りました。
冷却効果は?
下図は換装前のCrystalDiskInfoの温度で55℃のVドライブがヒートシンクを取り付けたものです。因みに購入したのは7月中旬でもうひと月ほど使っています。※室温35℃の時に計測
換装前はCドライブとの温度差は常時10℃くらいありました。(※計測状況が違うので温度の高さは無視して下さい)
換装後はCドライブとの差が5℃くらいまで減りました。ヒートシンクがチップの半分くらいまでしか乗ってなかったので心配でしたがそこそこ冷えてくれてるようです。
ほぼ見た目で買ったので5℃も下がればOKですね。因みに色はブラックのほかにシルバーもあるようですし、同じ形状でブランド違いのものとかもあったのでOEM製品だと思います。
因みにCドライブの「PLEXTOR PX-512M10PGN(7000M)」はGen4の7000MB/sオーバーのものなのでファンを増設して風を当てています。この辺のことはリンク先の記事を記載しています。
M.2 SSD冷却用にファン増設&フィルター清掃 Thermaltake A500
ヒートシンクに風を当ててみる
CPUクーラーを「AK400 DIGITAL R-AK400-BKADMN-G」に交換後にWindowsがクラッシュして色々とトラブったんですが、その際にシステムドライブも「WD Blue SN550」に変更してたのでヒートシンクの取付位置を風にあたるところに変更してみました。尚、クラッシュの原因はCPUクーラーではないと思います。
やはり風を当てると劇的に冷えるようになりました。
室温25℃の時にCrystalDiskMarkを走らせた時には59℃まで上昇していたんですが、室温33℃の中でも50℃までしか上昇しません。
チップの半分くらいまでしか乗っていない問題ですが、下のヒートシンクにネジ山を作って取付位置を少しズラやれないかと思ったんですが数ミリしか余裕がないでやっても効果はごく僅かでしょうねぇ。
取り忘れていた画像です。