オーム AC検電器 V-50 購入レビュー 04-8100
投稿日:2025/1/23 更新:2025/1/23 コメント 0件 工具 AC検電器, V-50, オーム電機12Vとかのケーブル断線とかも調べられるというのでオームのAC検電器(V-50)を買ってみました。
オーム AC検電器 V-50 購入レビュー
台紙の中に取扱説明が記載されていますが下記ページにも同じものがあります。
見た目はプラスチックで安っぽい感じです。
右から金属プレート、感度スイッチH、感度スイッチLです。HとLはHighとLowの頭文字だと思います。Lボタンは暗闇でも分かるようにカチッカチッとダブルクリックボタンになっています。
クリップがあるので胸ポケットなどに忍ばせておけます。丸いボタンはLEDライト用です。
背面に各ボタンの使用方法が記載されているのでありがたいですが組み合わせて使う時に迷うのでその辺のことも記載されてあるともっと分かりやすかったとは思います。
先端は先端はマイナスドライバーのような形状になっています。金属プレートを触りながら感度Lボタンを押しながらコンセントに挿すと極性が分かるようです。
横幅は 約 3.7 mm。
水平器(レベル)。
水平器は先端が右側に来る向きに置いて使います。エビスの水平器(ED-15N)の上に乗せて測ってみましたが精度はそこそこあるようです。LEDライトのボタンがある方は出っ張っているので使えません。
LEDライトは黄色っぽい色でめっちゃ暗いです。
テスト用電池は最初からLR44が2個入っています。
下図は30cmほどの距離からカッターマットを照らしたものですが、5cmほどの狭い範囲しか照らせないので足元を照らして使うには心許ない感じです。
Hボタンを押した状態で電気に通っている電線(活線)に近付けるとLED(水平器の中も点灯)が赤く光ってアラームが「ピッピッピッ」と連続で鳴ります。画像だとLEDライトと同じような色に見えますが赤です。
一応、動画にも撮ってみましたが、アラーム音はかなり大きいので聞き逃すことはないと思います。
ACアダプターのケーブルでもアラームが鳴っていました。ただ、ケーブルのどこに当てても反応していたので活線の判断は難しいと思いますが断線の確認には使えると思います。
また、5Vが流れているUSBケーブルでも鳴っていました。ただ、この場合はケーブルからちょっと離していても鳴っていたので何かしか地場のようなものができていたのかも知れません。
PCのイヤフォンジャックに挿していた外径1mmほどのケーブルでも反応していたんですが、スマホのイヤフォンジャックに繋ぐと反応しませんでした。このほかにもキーボードのキートップやPCケース、モニターなどに近付けても鳴りますし、電子レンジの中はどこでも鳴っていました。
電気工事では、コンセントの長い方に接地側(白線)、短い方に非接地側(黒線)を繋ぐ決まりがあるそうなので工事の人が間違っていなければコンセントの短い方に検電器(Lボタンを押しながら)を挿せば反応します。素人だと接地側、非接地側と言われてもよく分かりませんが、接地側(白線)をホット側、非接地側(黒線)をコールド側とも呼ぶそうですがこちらの言い方のほうが電気が流れているのがどちらなのかは分かりやすいですね。
電池交換
電池の残量確認には、金属プレート、LまたはHボタン、先端の3か所を同時に押すとLEDが点灯しつつアラームも「ピーーーーッ」と鳴ります。ただ、位置的に親指が短いと金属プレートを押さえつつLボタンを押す操作はし辛いので逆に持って人差し指と中指でやるとやり易いです。
クリップが電池カバーにもなっているのでネジを外してスライドさせると電池交換できます。
通電確認
やり方は電池の残量確認の方法とほとんど同じですが、金属プレート、LまたはHボタンを同時に押しながら通電確認したいものを接触させると「ピッピッピッ」とブザーが鳴りますが、その状態で通電確認すると「ピィーーー」と鳴ります。
ただ、3芯のイヤフォンケーブルの断線確認はどの線に反応しているかよく分からないので通電確認は難しいかも知れません。
断線確認
活線にしか反応しないので電気が通っていない側の電線が断線していた場合は反応しないので断線確認する際にはプラグの挿す向きを変えてやると活線も変わるのでどちらの電線が切れているか確認できると思います。
初期不良を疑う
スイッチが付いた電源タップに接続してオンにすると当然ブザーとLEDが反応するんですが、別の電源タップだとスイッチのオンオフに関係なくブザーとLEDが反応したり、ベッドの上に寝転んで動作確認している時には反応しなかったりしていたので最初は初期不良を疑っていました。
ただ、ベッドに腰かけた状態で使っていた時に足を床に付けた瞬間に反応したのを機に原因が分かりました。検電器は「静電誘導」という現象を使った仕組みのため、検電器を使う人はアース線の同じように地面と接しておく必要があるようです。
「静電誘導」とは帯電した物体を電気伝導体に接近させることで、帯電した物体に近い側に、帯電した物体とは逆の極性の電荷が引き寄せられる現象