フレームレスメモリクーラー H440-Version
投稿日:2014/11/20 更新:2021/2/9 コメント 0件 自作パソコン NZXT, メモリクーラー下書きの記事が十数件溜まっている厚揚ですw。ということで放出第一弾は、NZXT H440専用のホワイトのメモリークーラーを作ったネタです。
6cmファンを2機使用するところなどの基本的なところは 以前 作ったものと同じですが、今回は塗装をサーフェイサーなどを使って下地を作り、最後にクリアで仕上げたのとアルミ板にミニルーターで細い切り込みを彫ってその隙間からLEDテープで光らせてみました。まずは完成図から。
ステンレスのキャップボルト(六角穴付ボルト) M3×15で固定
ファンの固定にはM3のキャップボルトを使うのでそれに伴い六角ナットも使う必要があるんですが、ナットはファンの振動で外れるたり、ゆるむ恐れがあるためになるべく使いたくなかったです。だから始めはねじ込み式の鬼目ナットをファンに取り付けてから固定しようと思ってたんですが、M3の鬼目ナットは打ち込み式はあるのにねじ込み式のヤツはないんですねぇ~。
もっと探せばあるかもしれませんが、入手性が悪いものは使いたくなかったので断念しました。尚、以前に「ガチネジ」というネジのゆるみ止め剤を購入していたのでそちらを使って固定する予定です。
-----------------つくりかた-----------------
■アルミ加工
加工方法については 以前の記事 を参考にして下さい。以前と違う点は、強度不足を補う意味合いでトップ部分の一部を折り曲げてみたんですが、これだけで曲げに対する耐性がかなり上がりました。
この部分の加工方法ですが、ポケットベンダー(5cm幅まで)では無理なのでカッターで軽く切込みを入れてからマスキングテープを巻いたペンチで地道に曲げましたw。ペンチに養生してても当然、仕上がりが凸凹になるのでパテやサーフェイサーを塗った後に紙ヤスリ(1000番~2000番)で平坦化させました。
あと、裏側からLEDテープを発光させるためにトップ部分の切り込みはミニルーターの切断砥石で開けました。尚、この作業は粉塵が飛び交う環境だったので写真を撮るのを忘れてましたw。
■アクリル系塗料は塗膜が弱い…?!
塗装はパテやサーフェイサーで表面を平坦にしてからホワイト、クリアの順で塗装しました。百均のアクリルスプレーを使用した割にはそれなりに満足できる仕上がりにはなったんですが、ひとつ不満だったのがアクリル系塗料は塗膜が弱く、暫く持っていると指紋の跡が残ることがありました。のちに調べて分かったんですが塗膜が強いのがラッカー系塗料、またはウレタン塗料みたいなので次回、作る時はラッカー系塗料で塗装してみようと思ってます。( ̄ー ̄)ニヤリ
■均一の光るLED発光体
スターウォーズのビームサーベルのようになるべく均一な明るさで、それで且つLEDの光をほかのところに漏らさないものというのが製作の目的だったんですが、いろいろと試行錯誤したらそれなりに納得できるものができました。ただ、ある角度から見るとLEDのキラメキがチラッと見えるので満足度としては80%ほどですねw。主に使用した材料は下記の通りです。
・ 5mm角のアクリル棒(透明)
・ 0.5mm厚のアルミ板
・ LEDテープ (4mm幅、1mm厚、30cm、15LED)
・ カーボーンシート(白)
・ ホットボンド(白)
0.5 mm厚のアルミ板でコの字型のアルミチャンネルを作り、LEDの光が漏れないようなパーツを作ります。アルミチャンネルとはコの字型のアルミ素材のことで、アングルというのがL字型のものみたいです。尚、買いに行くのも面倒だったし、欲しいサイズのチャンネルがないみたいだったので自作した次第です。折り曲げるにはカッターで2、3度、傷を付けると簡単に折り曲げることができますが、やり過ぎるとすぐにポキンと折れます。
対面するLEDチップをズラすと均一に発光しているように見えます。
次にLEDのキラメキを分散させつつ、発光を良くする為に5mm角のアクリル棒の表面を
ヤスリで削って、LEDテープの間に両面テープなどで固定します。
カーボンシートを貼って百均のホットボンド(グルーガン)で固定します。
尚、熱々のホットボンドの先端をアクリル塗膜に当てると溶けたのですばやい作業が必要みたいです。
■LEDもファンコンで制御
ファンのケーブルは半田付けでひとつにまとめてファンコントローラー 風Q-8 ブラック (KQ02-BK-3.5) に接続して制御してます。尚、白黒の平行線はLEDテープに元から付いていたものが長かったので半分に切断して使用しました。
LEDテープにもファン用のコネクタとピンを取り付けてファンコンに接続して調光してます。ピンの圧着にはエンジニア PA-21 を使用してますが、半田とペンチとスキルがあれば可能です。尚、コネクタとピンは 札幌貿易 で2個セット(43円)で販売しているのを使ってます。ただ、3pin以外のものはPCに使われているものとは誤挿入用の出っ張りの幅が異なりますのでご注意を。
これで購入時に思い付いたことはすべてやったのでひと段落です。あとフロントパネルをトビラ化しようと抜き差し兆番まで買ったりしてたんですがそちらは挫折しましたw。一応、H440のMODを動画にまとめてみましたので興味がある方はご覧ください。
メモリクーラーのLEDについてなんですが、LEDの発熱などはまったく考慮してませんので真似される方は自己責任でお願いします。