CPU クーラーにグリスを丸く塗ってみた!
投稿日:2015/12/20 更新:2019/11/17 コメント 0件 自作パソコン asrock, CPUクーラー, グリス, ヒートシンク, 冷却AMD CPU Athlon 5150 やインテルのCPUに付属する
リテールクーラーなどの丸いCPUクーラーにはグリスも丸く塗られてますよね。
ちょっと真似してあんな感じに塗ってみましたw。
尚、この手に小さなCPUクーラーの場合はCPUのヒートスプレッダにグリスを塗ると
塗り過ぎてしまうことが多いのでこのようなテストをしてみました。
使用したマザーボードはASRock AM1 Mini-ITX AM1B-ITX 、
CPUファンは下図の AMD Athlon 5150 Kabini コア AD5150JAHMBOX AM1(FS1b) に
付属していたリテールファンです。
下図はインテルの Core i5-2500K に付属していたもので参考画像です。
こちらのものは段差もあるし、余白がだいぶあるのでかなりの量のグリスが
はみ出さない限りフィンの隙間にグリスが入り込みことは無いと思いますし、
AM1のものに比べると大分マシな作りだと思います。
尚、画像では完全にフィンの隙間にグリスが入り込んでますが
これは拭き取る時に外側に向かって拭き取ってしまったので入り込んだヤツですw。
AMDのCPUクーラーはグリスを塗る所とヒートシンクのフィンの位置がとても密接しているので
上の図のような新品の状態のものでも一旦、取り付けて剥がして跡をみると
結構ヒートシンクのフィンのところまで伸びてしまっていて拭き取り作業が面倒です。
下図は実際に新品の状態で取り付けて剥がした跡です。
▼やり方
やり方は丸い穴を開けた薄いシートをヒートシンクに貼り付けて
そこにグリスを塗ってヘラで薄く伸ばすというオーソドックスな方法です。
シートの厚みと穴径を変えて2パターン試しました。
最初はダイソーで買った硬質ハードケース B4、
次にそこら辺にあったペラペラなクリアファイルで試作してみました。
・硬質ハードケースの厚み・・・ 約 0.4 mm
・クリアファイルの厚み・・・・・・・約 0.2 mm
▼約 0.4 mm 厚の硬質ハードケースで試作
グリスが塗られている部分の直径は約 20 mm だったので 18 mm を穴を開けました。
約 0.4 mm の硬質ハードケースに OLFA コンパスカッター 57B で穴を開けたんですが、
0.4 mm 厚だととても一回ではカットしきれないので徐々に刃を深く挿して込んでいく感じで作業します。
また、刃が古いと切口が汚くなるので新品の刃に交換してやったほうが良さそうです。
ヒートシンクに貼りつけ。
尚、このヒートシンクのフィンの角は結構鋭利なので真似する方は気をつけて下さい。
ヘラが見つからないので金属製定規で代用。
グリスは Thermaltake TG-2 を使用。
グリスの量はこれでは足らなかったので追加しました。
失敗の予感w。
キレイに円形にはなってますがグリスの量が明らかに多過ぎますよね~w。
一旦、マザーボードに取り付けて剥がしてみました。
こうなるとフィンの間に詰まったグリスを爪楊枝などで拭わないとダメなので超絶に面倒ですw。
因みにこちらはCPU側ですがグリス跡にフィンの形が残っているのが分かりますよねw。
▼クリアファイルで試作
懲りずに 約 0.2 mm 厚のクリアファイルでやってみたんですが、
0.4 mm の硬質ハードケースよりもかなりカットしやすかったです。
今回は穴の直径を 16 mm にしてみました。
グリスは arctic MX-4 を使用。
Thermaltake TG-2 との粘度の違いはそれほどありませんでした。
あと、性能の違いについてもよく分からないですw。
グリスの量はこんな感じ。
足りなかったので追加。
なんかいい感じ。((o(´∀`)o))ワクワク
スゲ━━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━━!!!!
厚みもいい感じだが若干多いかなぁ~。
(゚Д゚≡゚Д゚)エッナニナニ?
亜ギャアァァァァ━━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━━!!!!!!
これでも多過ぎ~w。
0.2 mm の厚みに塗ってもはみ出すのでもう少し調整が必要なようです。
厚みはこれ以下のものが見つからないし、あまり薄過ぎると作業もやりにくくなるので
これでやるとして穴の直径をもう少し小さくした方がいいみたいですね。
OLFA コンパスカッター 57B は公式なスペック的には 直径 1~15 cm までしか
カットできないと書かれてましたが刃とコンパスの針との距離は半径 5 mm まで狭められるので
もう少し小さく穴を開けることはできそうです。
ただ、いろいろと工作してたらなんか満足したのでまた気が向いたらやるかも…w。
■グリスを拭き取る時に注意している点
個人的にグリスを他のパーツやCPUの縁に付着させたり、
またヒートスプレッダと基板の間に詰まらせたりしないために
拭き取る時に注意している点は過去の経験から次の点を気を付けています。
① CPUの外から中心部分までを一方向に拭き、これを4方向から行う。この時決して内から外には拭かない。
② グリスが付着したティッシュは決して二次使用しない。
上記を守るだけで関係ないところにグリスが付着することがかなり防げると思います。
尚、下の動画は「アイネックス 2ステップグリスクリーナー AS-CLN」の2年ほど前のレビュー動画ですが
AS-CLN はカッチカチに固まったかなり頑固なグリスも根気良く作業をすれば殆ど除去できます。
(o^-^o)