キャプチャソフト「Bandicam」を買ってみたが…?!
投稿日:2016/7/8 更新:2019/3/21 コメント 0件 ソフトウェア bandicam, キャプチャソフトBandicam購入
VideoStudio Pro X5 が旅重なる Windows のアップデートで機能しなくなったのをキッカケに元々不満があった VideoStudio Pro X5 のデスクトップキャプチャ機能、「画面の録画」から脱皮すべく Bandicam を買っちゃいました。(購入:2016年3月末)
主な使用目的はEDIUSのハウツー動画を撮影するためなんですけど「画面の録画」の不満はWMV でしか録画できないのでTMPGEnc MPEG Smart Renderer 4 に取り込んでカット編集することさえ出来ないですよね。
また、「画面の録画」ではWMVやAVI 形式のファイルも取り込めまなくて意外に取り込めない形式が多いんですよね。因みに Bandicut なら WMV や AVI もカットできるみたいです。
Bandicam 購入に当たって Loilo、Readygo Screen Recorder などのソフトも試したんですがQSV に対応、ソフトの使い方についてとても丁寧に書かれていましたし、なんといってもBandicamの体験版でデスクトップをキャプチャした動画を再生していた時にその動画に映し出されるボタンを間違って押してしまうほどの画質だったのが決め手ですね。
ただ、このソフトの製作会社については気になる点もあります。過去の記事でも少し触れましたが、マルウェア(ウイルス)感染 事件があった、GOM Player の株式会社グレテックジャパンであったこと、また、購入した時点ではプライバシーポリシーのページはあるものの会社の概要や責任者、資本金などが書かれたページを見つけることが出来なかったので現在はどのような感じになっているのかよく分かりません。通常ならこのような会社の製品は買わないですけど選択肢がほとんど無いので妥協しました。
追記 2017年7月、Bandicam Companyから以下のようなメールが届きました。
Bandicamは2015年9月30日まで、GOM Playerの配布を行っているGRETECH JAPANに、 日本国内での販売、運営業務を委託していた事実はございますが、 Bandicamの開発は、2009年より2016年末までBandisoftにて行っており、 現在は分社化を経て、Bandicam Companyにて開発、販売、運営を行っております。 「会社の概要や責任者、資本金などが書かれたページ」については、 現在は公開しておりますので、ご確認いただけますと幸いです。 Bandicam Company会社概要 https://www.bandicam.com/company/jp/
フレームレートが一定せず!
買ってしばらくしてBandicamでキャプチャしたMP4の動画をTMPGEnc MPEG Smart Renderer 4に取り込むとフルレンダリングされるんですよね。
TMPGEnc MPEG Smart Renderer 4はその名の通り、無劣化で不必要な部分をカットできるのが売りのソフトなんですがそれが出来なんです。ファイル情報をみても特におかしなところはないんでよね。
解析を行うと通常は数十秒で終わる作業がいつまでたっても終わりません。赤くなっているのがレンダリングされている部分です。
EDIUSに取り込んでファイルの詳細を確認したら理由が分かりました。フレームレートが29.97になっていなければならないのに27.6*などの変なフレームレートになってました。その後確認した結果、この数値はキャプチャする度に異なっていましたし、コーデックも「QuickTime」になってたり、「H.264/AVC」になってたりしてました。尚、コーデックに関しては設定を変更したりしてたのでその辺の関係だと思います。
Bandicamの設定でCFR(固定フレームレート)していたのに勝手に変わったみたいでヘルプで調べるとエンコーダの性能が低いとなんと勝手にVFR(可変フレームレート)に変わるみたいです。その辺のことはこちらのページに書かれています。
フレームレートを一定にさせる方法
キャプチャした動画をTMPGEnc MPEG Smart Renderer 4で無劣化でカット編集したくて購入したのにそれができないでは済まされないッ。
そこでなんとかできないか色々と調べていくと、「キーフレーム」というものがその名が示す通りキーとなっていました。ここでいうキーフレーム(Keyframe)とはEDIUSなどの動画編集ソフトでアニメーション化するためにキーフレームではなく動画を構成する静止画のうち中核となる重要な静止画のことだそうです。
よく分かりませんが動画編集ソフトで使用する場合はこのキーフレーム間隔を「1」に設定するのが容量は増加するが、互換性が良くなるそうなので試してみたところ、フレームレートが設定した通りでキャプチャできるようになってましたし、TMPGEnc MPEG Smart Renderer 4でも無劣化でカット編集できるようになりました。尚、PC環境による同じようにならないかも知れません。
新たな問題
EDIUSやTMPGEnc MPEG Smart Renderer 4で取り込んで編集できるようになったのはいいですが新たな問題が発生しました。それはサブ機(Core i5-2500K)でキーフレーム間隔を「1」に設定してキャプチャしたら処理落ちしてするようになりました。キーフレーム間隔を少なくすると容量が増すだけでなく負荷まで高くなるみたいです。
メイン機(CPU:Core i7 2600K、メモリ:16GB) サブ機(CPU:Core i5-2500K、メモリ:8GB)
メイン機では起きなくてサブ機で起きるという事はOSや性能の違いのほかに考えられるは解像度ぐらいなんでよね。サブ機の解像度は1920×1080でメイン機の解像度 1360×768 なんですが解像度をメインディスプレイと同じ1360×768にすると処理落ちしなくなりました。やはりこれが原因か…。
Bandicam は1PC に1ライセンスなので2台で利用する場合は使わない方をアンインストールするか、ライセンスをもうひとつ購入する必要があります。
バージョン 4.0.0.1331辺りからインターフェイスが大幅に変更みたいです。
個人的な設定のメモ
TMPGEnc MPEG Smart Renderer 4でフルレンダリングされない設定
フォーマット
フレームレート詳細設定
コーデック(H.264)詳細設定