【Xサーバー】お名前.comからエックスサーバー(ドメイン)にドメイン移管!
投稿日:2019/12/14 更新:2021/4/5 コメント 0件 エックスサーバー お名前.com, エックスサーバー, キャンペーンドメイン, ドメイン, ドメイン移管エックスサーバーに申し込む時にドメインの無料キャンペーンがやっているのを敢えて狙って契約したんですが、その無料ドメインの申請期限である大晦日が迫るなか、新しいドメイン名がまったく浮かばないんですよね。
キャンペーンでは所有ドメインの移管にも対応していたので取り敢えず「ドメインの移管」をやってみました。
尚、同じようなドメインの無料キャンペーンで「プレセントドメイン」と「キャンペーンドメイン」というものがあったんですがX10プランで契約したので後者の「キャンペーンドメイン」を利用したドメイン移管になります。
長々と書いてますので要点だけ知りたい場合はあとがきに進んでください。
目次
【下調べ編】ドメイン移管申請前の確認事項
移管作業する前の下調べで以下のサイトがとても参考になりました。
参考サイト:さくら+お名前ドットコムからエックスサーバーへ移転したときの備忘録・後編
ドメインの移管前に確認事項があったので「お名前.com」にログインして確認してみました。
- 移管希望のドメイン名はご自身で契約しているものですか?
- ドメインの利用期限には十分な余裕がありますか?(目安:1ヶ月程度)
- 認証コード(auth code・Authinfo ・EPPkey)は取得済みですか?
- レジストラロックは、ロックを解除済みですか?
- whois情報のメールアドレス(Registrant Email)はご自身のものになっていますか?
▼参考記事
ドメイン移管申請(.com/.net/.org/.biz/.info/.me/.asia/ などの、「.jp以外のドメイン」の場合)
自身で契約?
1については自身で登録したので問題ありませんし、4のwhois情報の登録者情報にあるメールアドレスは移管手続中に届く重要な認証メールアドレスになるのでちゃんと受信できるようにしておく必要があります。(詳細は後述)
尚、「お名前.com」にログインして一度トップ画面に移行すると下図のような表示形式になります。上の画像はおそらくドメインだけの契約者の場合に表示されるものだと思いますが、このような感じで「お名前.com」では進み方で表示内容が異なることがあります。
「更新期限日」と「AuthCode」の確認
2と3は「ドメイン詳細」で「更新期限日」は確認できますし、「AuthCode(オースコード)」も「表示」をクリックするとアルファベットと記号の文字列が表示されます。
レジストラロックの確認
「レジストラロック(ドメイン移管ロック)」とはドメインの移管にロックを掛けることでこれもドメインを購入したお名前.comで確認できます。尚、「ドメイン移管ロック」と「ドメインプロテクション(有料)」は別物です。
「ドメイン移管ロック」のステータスは「OFF」になっていたので無効になっていたようです。
「ドメイン移管ロック」画面への入り方
「ドメイン移管ロック」画面に移行するのが分かりにくかったのでメモです。
「お名前.com Naviログイン」からログインするとドメイン設定画面になりますが左上のバナーからトップ画面に移行します。移行する時に「このサイトを離れますか?行った変更が保存されない可能性があります。」等のメッセージが表示されるかも知れませんがそのままこのページを離れます。
すると以下のようなページにメニューが記載されたページに移行するので「ドメイン」タブを開いて「ドメイン機能一覧」と進みます。
「ドメイン移管」→「ドメイン移管ロック」を選択。
このページでドメインにロックが掛かっているか確認することが出来ます。
whois情報のメールアドレス(Registrant Email)は自身のものか?
お名前.comに登録しているドメインは以下のページでwhois情報を確認できます。尚、ドメイン移管後は使えません。
https://www.onamae.com/service/whois/
確認すると自身のメールアドレスになっていませんでした。Whois情報公開代行を有効にして契約にしていたので当たり前と言えば当たり前ですよね。
ドメインを移管する際にはWhois情報公開代行を解除しておく必要があるそうです。Whois情報公開代行を解除すると「whois情報のメールアドレス(Registrant Email)」が登録した自身のメールアドレスになります。
前述の「自身で契約?」ところにある登録者情報に記載されているメールアドレスに重要なメールが届くと記載しましたが、Whois情報公開代行を解除しておくと自身が登録したメールアドレスにメールが届くようになりますが、解除しないと代行しているお名前.comの方にメールが送信されて手続きが続けられなくなります。
▼参考記事:【ドメイン】お名前.comから他の登録業者へ移管する方法は?
【下調べ編】不明な点をエックスサーバーに問い合わせ
不明な点が何点かあったのでメールで問い合わせしてみました。余談ですがコアサーバーでは問い合わせても翌日回答があればいい方でしたが、エックスサーバーは問い合わせから一時間もしない内に回答が来ていました。因みに夜間に問い合わせすると午前中に返信が来る感じです。
質問 キャンペーンドメインを利用してお名前.comからドメイン移管を考えているんですが、 手続きに伴いサイトが一時的な表示されなくなるということはないでしょう? 回答 ドメイン移管の手続き中、一時的にドメインが利用不可能になる ことはございませんのでご安心ください。
質問 お名前.comのマニュアルではWhois情報公開代行設定にしている場合は 解除するように記載されていましたが解除している間のWhois情報には 本名等の個人情報が公開されるでしょうか? 回答 はい、お客様の情報が公開された状態としていただく必要がございます。
質問 移管作業後はWhois情報公開代行の設定も引き継がれるでしょうか? それとも自身で行う必要があるでしょうか? 回答 ドメイン移管後、Whois情報を代理公開としたい場合は、 インフォパネル内から操作いただきますようお願いいたします。
質問 移管を行う前にエックスサーバーで ネームサーバーの設定を行っておく必要があるでしょう? 回答 ドメイン移管完了後は、移管元で設定したネームサーバーの情報が そのまま引き継がれます。
【余談】ドメイン更新料はどうなるの?
全く考えてなかったんですがドメインを管理する会社によってドメインの更新料が異なるので移管すると安くなるのか調べてみたらエックスドメインの方がちょっと割高なようです。※価格は税抜価格で2019年12月14日に調べたものです。
プレゼントドメインはエックスサーバーと契約中はずっと無料なので更新料が高いものを移管した方がお得ですね。
サーバー | お名前.com | エックスドメイン |
.netの更新料 | 1,480円 | 1,500円 (+80円) |
.comの更新料 | 1,280円 | 1,500円 (+220円) |
【実践編】Whois情報公開代行設定の解除(お名前.com)
「Whois情報公開代行設定の解除」を行うには前述の「ドメイン機能一覧」画面に進みます。尚、ドメインをロックしている場合はここで解除も行っておきます。
「Whois情報公開代行設定の解除は」へ進みます。
無効にしたいドメインにチェックを入れます。
「注意事項に同意し、手続きを申し込みます。」にチェックを入れて「確定」をクリック。
「確定」を押すしてすぐに「Whois情報」を確認してみると筆者の情報が全世界に公開されていました。
ドメイン一覧で「Whois情報公開代行」の項目が「設定」になっていれば無効になっています。
解除して10分後ぐらいにお名前.comに登録しているメールアドレス宛に「[お名前.com]Whois情報公開代行 完了通知」という件名のメールが届いてましたし、別の時には1時間ほどしてメールが来ていました。
「Whois情報公開代行」を再有効化にしてみた
「Whois情報公開代行」は何度でも有効・無効にできるそうなので解除してすぐにを有効にしてみました。因みに料金は0円になっていました。
Whois情報公開代行の解除・再設定を行うことはできますか?
設定画面には登録しているクレジットカード番号と有効期限が表示されていました。
再有効化後もすぐに「Whois情報」は更新されていたのでお名前.comからのメールは待たずにエックスサーバーでの手続きを開始して問題ないと思います。
【実践編】キャンペーンドメインでの移管申請 (エックスサーバー)
エックスサーバーのインフォパネルにログインして「キャンペーンドメイン」を選択。
利用規約に同意して次に進みます。
例として「f-stock.net」というドメインを移管していく体で進めていきます。
因みにキャンペーンドメインで利用できるトップレベルドメインは「com, net, org, biz, info, xyz, link, click」です。
ドメインの移管する場合は適用方法を「移管申請」にして「ドメイン検索」をクリックします。
以下のように入力が間違っていても申請できるので注意が必要です。
「キャンペーンドメイン申請」をクリックすると「キャンペンドメインを追加しました。トップページから移管申請を行うことが出来ます。」と表示されます。
インフォパネルのドメインの項目は以下のような画面になっていました。
契約情報のドメインの項目にも
お名前.comでAuthCodeをコピーして「認証鍵」の入力欄します。
「移管申請を行う(確定)」を押す前に「お名前.com」で「Whois情報公開代行」の「無効」と「レジストラロック(ドメイン移管ロック)」を忘れずに行っておきます。
ここまでで「ドメイン移管申請」完了です。「【重要】f-stock.net のトランスファー申請に関するご案内」というメールがエックスサーバーから届くまで待ちます。
「インフォパネル」→「契約者情報」→「ドメイン」のステータスが「移管申請中」になっていました。
この状態で再度移管申請を行うとしても移管進行状況が「移管作業中」となって何もできません。
担当者がいない時間帯(午前1時頃)に申請したみたいでメールは昼頃に届いてました。人による処理が行われるようなので担当者がいない時間帯によっては長時間「Whois情報」が公開された状態になる可能性があるかも知れません。
【実践編】その後の手続き
その後の手続きです。
ドメインの移管承認
「【重要】f-stock.net のトランスファー申請に関するご案内」に記載されたリンクを開きます。
リンクを開くとレジストラの規約に同意するための「ドメインの移管承認」という画面に移行するので「移管を承認する(APPROVE] (確定)」をクリックします。
「ドメインの移管承認」完了画面。
他社へのドメイン移管 承認フォーム – 承認
「ドメインの移管承認」完了から1時間ほどしてお名前.comから「【重要】トランスファー申請に関する確認のご連絡 f-stock.net」という件名のメールが届きました。
メールに記載されたリンクを開いて承認手続きを開始します。
リンクを開くと「他社へのドメイン移管 承認フォーム – 承認」という画面が表示されるので対象ドメインが間違っていないか確認して問題なければ「承認する」をクリックします。
確認画面が表示されるので「決定」をクリック。
「他社へのドメイン移管申請の承認」の完了。
10分ほどしてお名前.comから「トランスファー申請承認のご連絡 f-stock.net」というメールが届きました。
ドメイン移管完了
50分後にエックスサーバーから「【Xdomain】ドメイン移管完了のお知らせ(f-stock.net)」という件名のメールが届いてドメインの移管作業が完了しました。
「インフォパネル」→「契約者情報」→「ドメイン」のステータスを確認すると「有効」になっていました。
ドメインパネルを開くとネームサーバーはエックスサーバーのものになっていましたし、レジストラロックもON(有効)になっていましたし、Whois情報もエックスサーバーのものになっていました。
「インフォパネル」→「Whois登録情報設定」を確認すると「WHOIS代理公開設定」は「有効」になっていました。
「ドメイン移管完了のお知らせ」にはサービスに応じてネームサーバー情報の変更する必要があるように記載がありましたがなにもする必要はありませんでした。
あと移管作業してしばらくはWhois情報の「The Registry database…」以降が「NOT FOUND」となってなにも表示されていなかったんですが2時間後に確認したらすべての情報が表示されていました。
WHOIS検索 https://tech-unlimited.com/whois.html
The Registry database contains ONLY .COM, .NET, .EDU domains and Registrars. NOT FOUND
自動更新設定
ドメインの自動更新設定はどのようになっているだろうと調べてみたら「ドメインプレゼントキャンペーン」で取得・移管されたドメインは毎年自動で利用期限が更新されるそうなので特に何もする必要はないようです。
あとがき
長々と書きましたが事前に以下の2点の設定解除(確認)を行い、あとはメールの指示に従っていけばそれほど難しいものではありません。ただ、本名、電話番号、住所等の個人情報が一時的に全世界に公開されます。
- Whois情報公開代行を解除
- レジストラロックを解除
下図はドメイン移管申請を行ってから移管完了までに届いたメールです。青く選択されたものがWhois情報に記載されたメールアドレス宛に届いたメールです。
こちら側の対応次第で手続きにかかる時間は大いに変わるとは思いますが、平日にメールが来てすぐに対応していても少なくとも4~5時間は掛かるようです。
もともとおよそ5~7日程度で移管が完了すると聞いていたのでそれに比べればめちゃくちゃ早く済んだんですが時間帯や祝日などによってはかなり時間が掛かるのかも知れません。
個人情報が一時的にでも公開されると嫌だったのですが、なんとなく「キャンペーンドメイン申請」ボタンを押してしまって後戻りできなくなったので最後までやったんですがやることも多く個人情報が晒される精神的苦痛等を考えるとやらなきゃよかったとちょっと後悔した時もあったんですがドメイン移管を経験できたのは良かったです。
尚、Whois情報にメールが載ると迷惑メールが届いたりするみたいですが今のところそのようなメールは届いてません。
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