夏目前、MSI GeForce GTX 1050 GAMING X 2Gのグリスを塗り替えてみた!
投稿日:2019/6/3 更新:2019/6/3 コメント 0件 自作パソコン GPU, GTX 1050, msi, NVENC, グリス, 分解筆者が使っているMSI GeForce GTX 1050 GAMING X 2Gには「Zero Frozr」という機能を使って負荷が高くならないとファンが回らないようにしているんですが、購入して2年近く経ちますし、夏を迎えるにあたり清掃ついでにGPUのグリスを塗り替えてみました。因みに負荷を掛けて確認したところ、60度以上になるとファンが回転しだしました。
分解
ヒートシンクと基板は裏面の4つネジで固定されているだけなのでそれを外すと分離できます。
「IF REMOVED WARRANTY VOID」と書かれたシールを剥がすと保証が切れます。
この手のシールは剥がそうとするとバラバラになることが多いのでキレイ剥がしたい場合はカッターでそぐようにして剥がすときれいに剥がせます。
ネジはバネ式になっているので多少緩んでもバネの力でヒートシンクとコアの密着具合を調整してくれるようになっています。
手前のケーブルがロゴLEDのもので奥の奴がファンとカバーのLEDのケーブルになります。
ヒートパイプ一本というのが寂しい感じですがちゃんとダイレクトヒートパイプ方式でした。
青いのはチップの熱を逃がすための熱伝導シートだと思います。
ヒートシンクとヒートパイプの隙間も一切ないですし、フラットになるように研磨されていい仕事がされています。
グリスはかなり乾燥している感じでした。
グリスをキムワイプやティッシュで拭きとるとグリスがチップの縁などについてしまうので綿棒にマジックリンをつけて丁寧にグリスを拭き取り、最後にパーツクリーナーを染み込ませた綿棒で拭き上げました。
NVIDIA A TAIWAN 1702A1 SNBBWY.COP GP107-300-A1
熊グリス(Ainex Thermal Grizzly Hydronaut GS-09)を塗りました。
GPU温度
塗り替える前に温度を計測していないので効果は全く不明です。CPUはCoreTempでモニタリングしていますがGPUは発熱が少ないので熱監視はほとんどしていません。なので平常時や負荷時の温度すら認識していませんが確認したところ、室温30℃で41℃前後を示していました。
TMPGEnc Video Mastering Works 6(以下、TVMW6)でNVENCを使ったエンコードを行ってみました。
msiのソフトウェア「Gaming App」で「Zero Frozr」を有効にしているので60度くらいまでファンは周りません。
60度を超えたあたりからようやくファンが回転し始めましたが、温度が下がるとまた停止するといった動きを繰り返していました。
「ZERO FROZR」を有効にするにはmsi Gaming Appをインストールして「ZERO FROZR」をクリック。
下図のような画面が出るのでONにすれば有効になります。一度有効にしておけばソフトを常駐しておく必要もありません。
画像
分解ついでに写真を多数撮影したので載せておきます。
フィンなどに付着しているホコリは近所の量販店で298円ぐらいで売っていたナカバヤシのエアダスターで吹き飛ばしました。
DDR5 SAMSUNG 652 K4G41325FE-HC28