ピクセラ 地デジチューナー「PIX-DT460」がスリープからの録画予約に失敗する原因が判明!
投稿日:2018/12/1 更新:2019/4/15 コメント 0件 地デジチューナー ACPI, asrock, Cryorig, H7 Quad Lumi, PIX-DT460, S4-S5, Z390 Phantom Gaming 6, 地デジチューナーcore i9-9900Kの環境にしてからピクセラのPC用地デジチューナー「PIX-DT460」との相性があまり良くないです。視聴時に音声が途切れ途切れになり、これについてはHDMIケーブルがラミっぽいのと録画データには直接影響がないので致命傷でないんですが、スリープからの予約録画が「録画が中止された番組のため再生できません。」と表示されて確実に失敗するようになりました。さすがにこれでは使えないので原因を探りました。
挙動を確認
スリープから録画予約に失敗するまだの挙動をディスプレイをつけたまま確認してみました。尚、メインディスプレイは地デジTV(AQUOS LC-26GH5)なのでPCとの通信はできないのでPCの電源を入れたら連動してテレビが映るということはありません。
- 録画予約
- PCをスリープに移行する
- 予約開始5分前にPCが起動するがデスクトップ画面は真っ黒
- マウスを動かすとデスクトップ画面が表示され、録画は成功する
再テスト
- 録画予約
- PCをスリープに移行する
- 予約開始5分前にPCが起動するがデスクトップ画面は真っ黒
- マウスを動かさずに録画時刻までじっと待つ(画面は真っ黒な状態)
- 録画開始時刻になるとデスクトップ画面が表示される
- 録画が開始されず
ディスプレイが真っ黒になるのでスクリーンセーバーかなぁ~と確認してみたんですが無効になっていましたし、電源オプションを弄ったのでそのせいかかとも確認し手見たんですがそちらの設定もおかしなところはありません。
原因はS4-S5ステート(ACPI)
ただ、BIOSのACPI(Advanced Configuration and Power Interface)絡みの設定で「S3ステート(デフォルト)」をディープスリープモードで「S4-S5で有効」に変更していたのでもしやと思ってS3ステートに戻したらスリープからの録画予約がちゃんとできるようになりました。因みにマザーボードはASRock Z390 Phantom Gaming 6です。
このマザーボードにある「S4-S5で有効」というのがどのような挙動なのかよくわからないんですがPIX-DT460はシャットダウンした状態からOSを起動できないのでおそらくS4の状態だと思います。
S0 | 通常稼働時 |
S1 | CPUがクロックオフ |
S2 | CPUに給電停止 |
S3 | メモリ以外の給電停止。いわゆるスリープ。 |
S4 | メモリの内容をHDDに移し電源断。いわゆるハイバーネーションや休止状態。 |
S5 | OSをシャットダウンして電源断 |
実はCryorig製のCPUクーラー「H7 Quad Lumi」を載せたかったんですがそのCPUクーラーのLEDライト(電力)はUSBピンヘッダーに接続して得るものなのでS4-S5ステートにしていないと消灯しないということでそのようにしていたんです。しかし、スリープ時にLEDを消したいのであればPIX-DT460チューナーとH7 Quad Lumiは共存は難しいということになりました。H7 Quad Lumiが使えないのは寂しいですが購入してから気付くよりはマシなのでまぁ~よかったですねw。
話はちょっと反れますが、国内代理店「dirac」がCRYORIG製品の代理店契約終了を発表したそうです。