Windows10対応USB3.0リンクケーブルKB-USB-LINK4を購入したがすぐに返品することに…!
投稿日:2019/7/5 更新:2019/7/5 コメント 0件 PC周辺機器 KB-USB-LINK4, usb3.0, window 10, リンクケーブルサンワサプライのWindows 10対応USB3.0のリンクケーブル「KB-USB-LINK4」を買ってみました。
KB-USB-LINK4 (製品ページ)
買い替えた理由
リンクケーブルとは2台PCをケーブルで接続することでデータのコピーやマウスやキーボードを共通利用できるとても便利な製品で、リンクケーブルを入手するのはこれで3台目で1台目は同社のUSB2.0のリンクケーブル「KB-USB-LINK3」、2台目はInateckの提供品の「HB4009」です。
KB-USB-LINK3のレビュー(2013年)
HB4009のレビュー(2015年)
買い替えた一つの理由は転送速度がUSB2.0で遅かったのと起動トラブルがあったからです。OSや接続機器の組み合わせていくつかの症状があるんですがHB4009やKB-USB-LINK3を接続したままOSを起動させると以下のようなメッセージが表示されてメイン機じゃない方のPCは起動しません。
Disk formatted with WinImage 6.50 (c) 1993-2004 Gilles Vollant see http://www.winimage.com Bootsector from C.H. Hochstatter No Systemdisk. Booting from harddisk.
メイン機のWindows 10 Pro(Ver1809)のZ370チップセットとWindows 10 Home(Ver1903)のH67チップセットのサブ機とをHB4009で接続した状態でサブ機を起動しようとすると以下のような画面がずっと高速にループ表示されたりします。
エラー内容はよく分からないですがWindowsを読み込む前にリンクケーブルの中の仕込まれたプログラムがOSの起動を邪魔しているんだと思います。この現象を解消するにはBIOSでUSBのレガシーサポート(Legacy USB)を無効にするか、起動時にケーブルを抜いておくとこのエラーは表示されなくなるんですが面倒臭いし、USBのレガシーサポートもよく分からないんですがなるべく無効にしたくないので期待を込めて買った感じですね。
外観
パッケージは相変わらずに店頭での陳列を考えた変な形状なんですがホッチギスやセロテープで固定されておらず嵌め込まれているだけなので容易に開封できるのは有り難い構造です。ただ、パッケージは保管し辛いので改善して欲しいところですね。
取扱説明書がセロテープで台紙に固定されていたので一瞬マジかよっと思ったんですけど接着力の弱いテープだったので綺麗に剥がせました。
ケーブルの外径は4mm程度。
利用中はLEDが点灯するようになっています。
動作確認
メイン機のWindows 10 Pro(Ver.1809 core i9-9900K Z390チップセット)とサブ機のWindows 10 Home(Ver.1903 Core i5-2500K H67チップセット)で接続してデータのやり取りをしてみました。
USB3.0コネクタ同士にリンクケーブルを接続するとプログラムが自動実行されるそうですが当環境ではならなかったので「SMARTLINK」を開いて直接プログラムを実行させました。
「SmartDataLink.exe」というファイルがあるのでダブルクリックして実行。
スプラッシュ画面が表示されます。
以下の画面で「Mackg Control Technologyからのソフトウェアを常に信用する」にチェックを入れてインストールします。因みにインストール画面は初めて接続した時だけ表示され以降は表示されませんでした。
「リモートUSB速度の動機を待っています…」と表示されてもう一方のPCと連絡しているようです。ただ、この画面は出たりでなかったりとよく分からない動作をしていました。
そんなこんなで両PCにソフトをインストールしたんですが、カーソルが移動しないので「Alt + Sキー」を押して強制的にサブPC側にカーソルを移動させると行くことは行くんですがそれっきりなにをやっても戻ってこなくなりました。本機の接続を解除するとカーソルが戻ってくるんですがちょっとまともに使える代物ではありませんでした。
また、サブ機側でソフトを起動させてもすぐに停止することも頻繁に起こったりもしてました。因みにUSB2.0で接続するとちゃんと動きました。転送速度を上げたいのでUSB3.0のこの製品を買ったのにそれが使えないとなると元々持っているもので事足りるのでまったく必要のないものになってしまいました。
そもそもWindows 10 対応と謳っておきながらドライバーを探すと2016.03.01に更新されたのが最後でしかも対応OSにWindows 8.1としか記載されていないのにはちょっと腑に落ちないというかなんなんでしょうね。
ドラッグ&ドロップ対応USB3.0リンクケーブル(Mac/Windows対応)用ソフトウェア
他のリンクケーブルのソフトと干渉していることも考えられるのでそれらのソフトも削除したり、BIOSでUSBレガシーサポートを無効にしたり、FAQに書かれていることを試したりしてみたんですが改善が見られませんでした。交換しても同じようなことになる気がしたので返金してもらうことにしました。
(おまけ) Smart Data Link
余談ですがソフトウェアはHB4009と名称こそ違えど同じものだと思われます。下図は本製品のソフトウェア「Smart Data Link」の設定画面です。
下図はInateckのリンクケーブルHB4009のソフトウェア「Mac KM Link」の設定画面です。右上の名称だけ異なって他は全く同じでした。