NZXT KRAKEN X73のファンを交換したらラジエターが熱々に!
投稿日:2023/8/26 更新:2023/8/26 コメント 0件 自作パソコン CPUクーラー, KRAKEN, SiriusLoop, ファン, 簡易水冷, 自作PCこれはひと月ほど前に話です。
6月末に購入してレビューしていた「IN WIN Sirius Loop ASL120FAN-3PK」を7月中旬にようやくNZXT KRAKEN X73のファンと交換しました。
NZXT KRAKEN X73ファンをSirius Loopに交換
CPU簡易水冷クーラー「NZXT KRAKEN X73」のファン3つを全てIN WINのヤツに取り換えるんですが、ラジエターをケースに付けたままでは一部ファンのネジがマザーボードが邪魔で取り外せない簡易水冷を一旦全て取り外します。
反り対策として「Thermaltake LGA1700-BCF」を利用しているんですが、やっぱりCPUとの隙間にグリスが詰まってました。ケースを立てたままLGA1700-BCFを取り外すとCPUが落下したりして危険なので隙間に残ったグリスはそのままにします。
下図はPCケース(Thermaltake A500)のトップパネルを外したところです。
このケースには12cm用(KRAKEN X73は12cmファン3機)と14cmファン用のスリットがありますが、外側にある14cm用スリットには暖かい空気がケース内に逆流しないようにマスキングテープを貼って防いでいます。
ちょっと寄り道をしてラジエターをケースに付けたままファンの取り換えが出来ないかとラジエターの固定位置を手前のスリットにズラして仮固定してみました。
ただ、これでもファンの取り外しは無理でした。
本題に戻ってファンケーブルを取り外し。
ラジエターのファン交換ってめっちゃネジを回す必要があって面倒なのでその時用に電ドラ(Panasonic EZ1D11S-B)を買ったといってもいいぐらいの感じだったんですが、実際に利用したら12個のネジを外すのにも1分も掛からなくてもう手放せませんね。
ネジのところは防振ゴムのような素材で出来ているのでワッシャーがファンに付いたままになることがあるのでご注意を。
仮置きしてケーブルの取り回しなどを考え中。
ラジエターのファン取り付けって結構、ファンの向きやケーブルを出す方向を間違えてやり直すことがあるのでの見えないところに目印を貼っておきました。
防振パットの貼り付け。
ケーブルは最終的にはこんなところで妥協しました。
結束バンドだと嵩張るのでそれが嫌な場合は黒いマスキングテープを使うとスッキリします。
アドレッサブルLED用のコネクタ部分には着脱してショートしないようにマスキングテープを巻いています。
折角なので14cm用のスリットを利用してラジエターを取り付けてみました。奥側はネジ穴が合わなかったために2点留めです。
RGBケーブルは「JRAINBOW3」に接続。
CPUグラス(MX-4)を塗布。
完成したんですが実際に光らせるとなんか思っていた感じじゃなくて気に入らなかったのでその内に撤去しようと思っています。
ラジエターが熱々! 暖房器具化~
ファンを交換してからどうもCPUの発熱が以前よりも高くてアイドル時でも40℃台にすらならないんですよね。
それでケースの天板(3mm厚 アルミ板)を触ったらかなり熱かったので放射温度計で測ってみたら42.6℃もありました。ラジエターの排気を直に浴びているとは言え、熱湯風呂並みの温度なのでかなり熱いです。
ラジエターのサイド部分は更に高くて47℃もありました。ラジエターがそんなに熱いとCPUの温度をそれ以下することもできないのでそりゃ冷えませんよね。※室温33℃の時に計測
余談ですがCPU周りのヒートシンクも50℃前後ありました。
NZXT KRAKEN X73のファンは「RF-AP120-FP(Aer P120)」という型番のもので風量(CMF)が「18.28~73.11 CFM」、空気圧が「0.18-2.93mm-H20」に対し、Sirius Loopの風量はそれぞれ「50 CFM/1.67mm-H20」となっていたのでその辺の問題かも知れません。
「50 CFM」というのが回転数が変わっても固定値なのかはよく分かりませんが、風量ってまったく意識してきませんでしたが、CPUクーラーの冷却ファンって回転数よりも風量が結構重要だったりするみたいです。