ロブテックス 電装圧着工具 FK6A 購入レビュー

投稿日:2025/12/8 更新:2025/12/9 コメント 0件 工具 , , , ,


エビ印で有名な「ロブテックス 電装圧着工具 FK6A」を買ってみました。価格はDIY FACTORY ONLINE SHOP(楽天市場)で1,886円。

 

ロブテックス エビ印 電装圧着工具 FK6A 購入レビュー

ギボシ端子の圧着用にエーモンのヤツを買おうと思ったんですがなんか安っぽかったのでフジ矢の「FA203」とこれで迷い、ロブテックスの商品はまだ使ったことなかったのでこちらを選んだ感じです。

FK6A(製品ページ)

日本製。

ワイヤーカッター、絶縁圧着端子、ボルトカッター(M2.6-M5)、オープンバレル圧着(1.25,2.0,INS)、ワイヤーストリッパー(0.75,0.9,1.25,2.0,3.5,5.5sq)の1丁5役ですが、使いたいのはオープンバレルの圧着とワイヤーストリッパー(主に1.25sq)です。

表面は油ベトベトな感じもなく、艶消しのマット塗装で見た目は悪くないです。

今回使用しませんが黄青赤のところが絶縁被覆付圧着端子(圧着部分に赤黄青の樹脂が付いているヤツ)をカシメるところです。

グリップは太くて持ちやすいいですが最初はかなり固かったです。

注油して何度も開け閉めしていたら多少マシになりましたがそれでも自重で開くまでは柔らかくなりませんでした。

グリップは今流よく使われているゴムのようなちょっと弾性のあるエラストマー素材で握り心地はいい感じです。

裏は印字なしです。

板厚はどこも同じような感じですがオープンバレルの圧着部分で 約 4.15 mm ありました。

パッケージ裏の注油した方が良いと記載されていたのでボトルカッターのところから差したんですが、暫くしたら油が塗膜の中に浸透して濡れたようになってしまいました。マジックリンで拭いたらかなり消すことができましたがなんか扱いにくい塗膜です。

 

ワイヤーカッター

ワイヤーカッターの刃先まで塗装されており、ひと切りしたらもう塗装が剥がれてきました。

しかもその剥がれた塗膜が被覆に付く感じでよっぽどじゃないともう使わないと思います。

刃先は片方が刃というよりも三角形の角をしており、もう一方がフラットな鉄板のような形状なので切っているというよりも押しつぶしている感じで結構力が要りますし、切り終わるとパチーンと音がして切ったケーブルが遠くに飛んで行ってしまいます。ただ、他社の製品も同じような形状になっているものもあるようです。

 

ボルトカッター(ネジカッター)

ボルトカッターは、「M2.6,M3,M3.5,M4,M5」に対応しており、穴にはネジ山が切られています。切断位置が見えないので正確な長さにカットするのはちょっと難しいですが板厚(約4mm)を加味した位置に目印を付つけて切断するんでしょうねぇ。

M4のネジを切ってみましたがそこそこ力は要りますがグリップが長くて太いので個人的にはやり易かったです。

断面積はこんな感じです。

ただ、ネジを外す時にネジ山がある程度修正されるのでバリ取りなしでもそのまま使えました。

 

ワイヤストリッパー

ワイヤストリッパーは閉めた状態でもこんなにスカスカで使う前からこれではあまり切れないだろうなぁ~という印象です。

案の定、1.25sqのヨリ線を切断してみたんですがなかなか切れません。

最後まで握り込んでもこんだけしか刃がないので刺さらないので切れないのは当然な感じです。

思いっきり引っ張ったらなんとか切断できたんですが、切り口が断面と同じようになっていましたし、二度と使いたくない感じです。しかもよく見ると円の中心もズレていますし、段差もアリこれでは切れない筈です。

前に買ったベッセルのワイヤーストリッパー(3500E-4)はカチーンと軽い金属音がして軽い力で被覆が剥けるんですが段違い過ぎてビックリしました。

 

ギボシ端子の圧着(オープンバレル)

先日購入したエーモンの0.5~2sq用のギボシ端子(3301)を圧着したかったので買ったようなものなので早速圧着してみました。

なんか噛み合わせが悪いように見えますが真正面から写真を撮らないとそうなってしまうようです。

「INS」はインシュレーションバレルの略で、どうも被覆部分の圧着バレルのことを指すみたいですがよく分かりません。

芯線部分のカシメは「2.0」のところが丁度よさげです。

そんな力も要らない感じでカシメられました。(ケーブルは1.25sqを使用)

被覆部分は「INS」のところでやりました。

背面もちょっとキズが付きますが個人的には問題ないレベルです。

 

 




総評

オープンバレルの端子って先端がちょっと広がっているのでそれを潰してから圧着することが多いのでペンチの先端はワイヤーカッターじゃない方が良かったんですがそれよりもここのメーカーの製品を使ってみたかったというのが強くてこれを選んだんですが失敗でした。

フジ矢の製品はワイヤーストリッパーで一回外れを引いたので敬遠していたんですが「FA106(ファストン端子・裸圧着端子両用)」や「FA103(ファストン端子専用)」ははちゃんと丸い刃が付いていますし、「FA203」は小ぶりですが必要な機能はついています。個人的には裸圧着端子用のペンチ(IWS-6S)は持っていますし、「FA103」は先端に刃がないのでこれの方が良かったかも知れません。

ワイヤーストリッパーが全く使えないので返品しようと思っていたんですが、期日までに必着、配送業者指定(ヤマト、佐川)、追跡番号の連絡とか色々と言ってきて面倒になったのと、カシメやボルトカッターは普通に使えますし、特にボルトカッターはM2.6,M3,M3.5,M4,M5と対応径が多くていずれ使いそうな気がしたので返品しないことにしました。

ワイヤストリッパーは「ベッセル ワイヤーストリッパー 3500E-5」を買ったのでそちらで代用します。

 

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