デュアルディスプレイでのQSVとグラボの共存
投稿日:2014/11/26 更新:2019/3/22 コメント 0件 自作パソコン GPU, QSV, Quadro 2000デュアルディスプレイでのQSVとグラボの共存
突然ですが、現在のPCのディスプレイ状況です。メインディスプレイ は地デジテレビのAQUOS LC-26GH5で、Quadro 2000の DisplayPort から DisplayPort → HDMI変換ケーブルで接続し、サブディスプレイはマザーボード TZ77XE4 のDVI → DVIケーブルで接続しています。
EDIUSやTMPGEnc Video Mastering Works 5(以下 TVMW5)ではQSVを使用し、After Effects(レイトレース3D)ではQuadroを使いたかったのでVirtu MVPをインストールしてたんですが、自分のような繋ぎ方の場合では、Virtuをインストールしなくても使えました。
やり方は至って簡単で前述のような接続をしたら、「画面の解像度」にあるディスプレイの表示方法を「デスクトップを1のみに表示する」から「表示画面を拡張する」に変更するだけです。または、「Windows + P」で表示されるメニューの「コンピュータのみ」または「拡張」からも変更できます。要はメインディスプレイをグラボから出力し、サブディスプレイをオンボードから出力していれば使えるみたいです。また、逆のパターンでもアリかも…。
あと、当然ですがQuadro 2000とオンボードのドライバーを入れる必要があり、BIOSでそれらが共存できるように設定する必要がありますがその辺の情報はクグって下さい。
注意事項
「表示画面を拡張する」の設定をしていればサブディスプレイの電源を入れてなくても結構ですが、画面の拡張を解除したり、オンボード出力しているケーブルを抜くとQSVが使えなくなるので注意が必要です。あと、それぞれのディスプレイの出力系統が異なるので画面の複製などは出来なくなるみたいです。
また、EDIUS Neo 3.5 の不具合というか注意点がひとつあります。このようなメインディスプレイをグラボから出力している状況でEDIUSのGPU設定を Intel HD Graphics 3000 にして「表示画面を拡張する」を解除すると、
EDIUSの起動のスプラッシュ画面のプログレスバーが1/4ぐらいで止まって起動できませんでした。おそらく、メインディスプレイはQuadro 2000から出力しているからだと思いますので、メインディスプレイをマザーから出力している場合にはならないと思います。
便利な使い方
自分の場合は結構、頻繁に変更するのでマウスジェスチャー(かざぐるマウス)に登録してマウスの右ドラッグしながら左右(←→)に動かすと「Windows + P」の設定画面が表示されるようにしてます。これだとマウスのみで2アクションで設定できるのでなるべくキーボードを使いたくない人にはお勧めですね。
シングルディスプレイの環境でもグラボとオンボードの2系統からディスプレイに接続したらQSVによるエンコードとAEでのレイトレース3Dが使えるようになりました。尚、このような接続がいいのか悪いのか良く分かりませんので真似される方は自己責任でお願いします。