接点グリスでチャタリングが解消するか検証してみた!Logicool G300
投稿日:2024/12/28 更新:2024/12/28 コメント 0件 PC周辺機器 G300, TM023, タミヤ, チャタリング, マウス, ロジクール, 接点グリスチャタリングには接点復活剤が有効なんですが接点グリスでも効果があるような記載を見たので試してみました。
タミヤ 接点グリス TM023 購入レビュー
検証に使う接点グリスは「タミヤ 接点グリス TM023」です。因みに価格はアマゾンで611円でした。
だれがどのタイミングで貼ったか知りませんが注意書きのところにシールを貼る無神経さが嫌ですね。
タミヤの製品なので主にラジコンやミニ四駆のモーターなどに使うために販売されているものかと思います。
ノズル先端の外径は 約 3 mm。
グリスは半透明でちょっと粘りのあるタイプです。
テスターで導通テストしたんですが電気を通さないですね。「接点グリス」という名称だったのでてっきり電気を通すのかと勘違いしていました。「キタコ(KITACO) カーボングリス」などは導通するみたいですが、スイッチに塗布したら通電しっぱなしになると思うのでそれはそれで問題なんですがこれが正常なのかもよく分かりません。
因みに接点グリスの主な目的は以下のことのようです。
・接点端子の耐摩耗性向上
・接点保護による腐食防止
・摩耗防止による接触安定性の向上
接点グリスでチャタリングが解消するか検証
検証に利用したのはLogicool G300r(底面が赤のヤツ)です。
このマウスははんだ付けせずにマイクロスイッチを交換できるように改造しています。
ちょうどチャタリングするマイクロスイッチがあるので左クリックボタンにそれをセットします。
チャタリングのチェックにはチャタリングチェックツールを利用しました。このツールは1回クリックした時に100ミリ秒以内に2度ボタンが押されるとチャタリングが発生したとしてカウントされます。
G300でテストしたところ、500回クリックして10回チャタリングが発生しました。
ボタン部が落ちないようにマスキングテープで固定してスイッチをバラシます。
両サイドにツメがあるのでカッターの刃を差し込んで広げてやるとカバーを外せます。
いつもはKUREの接点復活スプレーを塗布してチャタリングを解消しているんですが、今回はテストとしてタミヤの接点グリスTM023を使用してみます。
余談ですがキャップの下からグリスが漏れ出していました。
爪楊枝に付けて接点部分に塗布します。
塗り過ぎなようですがこのまま元に戻し、ボタンを何度か押して馴染ませておきました。
マウスを組み立ててテストしたところ、チャタリングの回数は格段に下がったんですが500回クリックして2回発生しました。効果は多少あるようですがチャタリングは一回も発生してはいけないとのでこのような用途ではちょっと使えませんね。