コントロールパネル [CONTROLS]
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コントロールパネル [Controls]
※2Dと3Dで表示内容が若干異なります。
タイムラインに配置したクリップを選択するとトランスフォーム、マスク、エフェクト、レイヤープロパティ、マテリアル(3Dモードのみ)など情報がコントロールパネルに表示されて詳細な設定が行えます。
実はコントロールパネルに表示される内容はレイヤーを開くとほぼ同じような内容が表示されています。どちらの設定を弄っても同期されますし、どちらかの項目が閉じている場合をダブルクリックすると展開され、開いている場合は同期して動きます。
内容が一緒でもいつくかの項目では表示方法が異なります。図はカーブ(Curves)エフェクトのタイムラインでの表示内容です。
一方、コントロールパネルではグラフが表示されて直感的に操作できるようになっています。このような感じでいくつかの項目は異なった表示になっています。 なぜ同じ設定項目が複数あるのかよく分かりませんが、恐らく作業効率などの観点からこのような構造になっているでしょう。
レイヤーやコントロールパネルにエフェクトをドロップして追加するとそのエフェクトが選択された状態(青)で階層が開きます。片方の階層が閉じている場合はその項目をダブルクリックすると展開されて開くことができます。
数値の設定は数値上にアイコンを移動させて矢印アイコンになったら左右にドラッグして変更できます。または、数値を選択してスクロールホイールを上下したり、直接入力することもできます。あと、Ctrl
キーを押しながら数値をクリックすると符号を変更することもできます。(※マイナスに設定できるものに限る)
レイヤープロパティ [Layer Properties]
レイヤーの詳細はタイムラインとは設定方法と内容が若干異なります。例えば、デュレーションやスピードはタイムラインでしか設定できないみたいですし、アライメントは逆にコントロールパネルでしか設定できないみたいです。
「Visible」はタイムラインにある目のアイコンと同じでチェックを入れるとレイヤーを非表示にします。
「Dimension」は2Dと3Dを切り替えます。
「アライメント(Alignment)」は角度をモーションパスのラインに沿って水平・垂直に整列させることです。
3D空間だとまた違うんですが2D空間でこんなモーションパスがあるとします。
これのアライメントを「None」から「Along Motion Path(モーションパスに沿わせる)」に変更するとこんな感じになります。
「Blend」は下位レイヤーとの合成方法のことでフォトショップなどの画像編集ソフトにあるブレンドモード(描画モード)と同じように下にあるレイヤーに対してどういった合成をするかを設定します。因みにタイムラインではレイヤーを選択して右メニューからも設定できます。 この機能は言葉で説明しても分かりづらいので実際に試して確認して下さい。検索する時は「AfterEffects 描写モード」、「Phtoshop 描写モード」などの言葉で検索するとヒントが得られると思います。
ブレンド名 | 日本語訳 |
Normal | ノーマル |
Add | 加算 |
Color | カラー |
Color burn | 焼き込みカラー |
Color dodge | 覆い焼きカラー |
Darken | 比較(暗) |
Difference | 差の絶対値 |
Dissolve | ディザ合成 |
Divide | 分割 |
Exclusion | 除外 |
Hard light | ハードライト |
Hue | 色相 |
Lighten | 比較(明) |
Luminosity | 輝度 |
Multiply | 乗算 |
Overlay | オーバーレイ |
Saturation | 彩度 |
Screen | スクリーン |
Soft light | ソフトライト |
Subtract | 減算 |
「Motion Blur」はモーションブラーを有効にする項目でタイムラインにあるモーションブラーのスイッチと同じ機能です。
「Parent」は’親’と言う意味で他のレイヤーとの親子関係を築く時に利用します。尚、リストに表示される内容はコンポジットショットにあるレイヤーが表示されます。 親子関係を築くと親が動けば子も同じように動くような動きを同期させることができますが、「Parent」はHITFILM 4 EXPRESSを使いこなすにはとても重要な項目です。
マスク [Masks]
各項目の意味は画像に意訳したテキストを貼り付けているのでそちらで確認して下さい。マスクの詳細についてはマスクの項目のページに記載しています。
右クリックメニュー(コンテキストメニュー)はこんな感じです。「Duplicate」以外のカット、コピー、ペースト、リセット、削除、リネームと特に説明する必要はないと思いますが「Duplicate」とは複製を作ることです。コピーしたものを貼り付ける操作と同じですがこの手のソフトではこの作業を頻繁に使うためにショートカット(Ctrl
+D
)が用意されています。
エフェクト [Effects]
エフェクトの項目の右端にある+ボタンをクリックするか、+ボタンの左の領域の右クリックメニューからエフェクトを追加することができます。 このほかにエフェクトパネルからレイヤーにドロップしたり、コントロールパネルにドロップしたりして追加できます。
トランスフォーム [Trasform]
項目名の左側に円のアイコンがありますがこれはキーフレームが設定できることを意味していて、青くなっているのは実際にキーフレームが設定されていることを示しています。キーフレームについてはキーフレームを参考にして下さい。
項目を選択して右メニューから設定やキーフレームをコピー(Ctrl+C)して他のクリップの同じ項目にペースト(Ctrl+V)することができます。この時、プレイヘッドのある位置に先頭のキーフレームが貼り付けられるのでプレイヘッドの位置には気を付けましょう。
項目を選択して右メニューから設定を初期設定にリセット(Ctrl+R)することができますし、最上位の項目で行えばすべての設定をリセットすることもできます。
Scaleの項目にある青いアイコンはXとYがリンクしていることを表していてリンクしている時は縦横比を固定されたまま拡大・縮小されます。
アイコンをクリックするとリンクを解除して別々に設定することができます。