M.2 SSD冷却に最適!? Ainex 25mmファン「CFY-2510」 レビュー

投稿日:2017/10/8 更新:2020/8/29 コメント 0件 自作パソコン , , , ,


楽天の期限ポイントの使い道に困ったのでそのうち購入するであろうNVMe-SSDの冷却用ファンとして最適そうな「Ainex 25mm角ファン CFY-2510」を買ってみました。図は12cmファン(Gelid Silent12)との比較画像なんですが笑っちゃうほど小さいファンですw。自作PCパーツの小物類はconeco.netが終わってからほんと買わなくなったのでたぶん2年以上ぶりぐらいの買い物だと思います。

 

 

外観レビュー

パッケージはこんな感じです。

製品ページには保証期間が記載されてませんでしたがパッケージには6ヶ月と記載されていました。Ainexブランドの製品保証を調べたら6ヶ月間、もしくは3ヶ月間の2パターンしかないようです。

付属品は本体、固定用タッピングネジ×4、ワッシャー×4です。ケーブル長は24cmほどでした。

吸気側です。ほぼモーターで羽根が申し訳なさげに付いている感じですねw。

排気側です。一般的なファンと同じようにモーター部を3点で保持する感じの構造です。ネジ穴径は対角2.5mmの六角レンチがちょうど収まるサイズでした。

ネジを貫通させて反対側のヒートシンクなどにネジ止めして使用するようなファンなので当然リブ(ネジ止め穴の周辺に取り付けられた筒状の補強材)あり構造になります。

このような固定方法で利用する場合、例えば、CPUクーラーのラジエター用ファンなども同じような感じなのでリブ有りファンが付属するのが常識なように思いますが筆者が購入した「Scythe APSALUS3-120」にはリブなしファンが付属していました。そのせいでフレームが少し歪んで固定されていましたがレビュー当時はそれが当たり前なんだろうなぁ~という知識しかなかったのでそれについては触れてませんでした。

大きさはちょうど500円硬貨にすっぽり隠れるくらいなので実際に硬貨を持ってみると大きさをイメージしやすいかと思います。

シールを剥がすと軸が見えました。

下向きの矢印が風向きで横向きの矢印が回転方向を示しているようです。

サイズは約25.4mmとスペックよりも若干大きめです。

厚みもスペックより少し厚く10.4mmほど

ケーブルの外径は1mmほど

ワッシャーの厚みは約0.4mm、外径は約6mmほど

固定用タッピングネジの長さは約15.5mmほど

タッピングネジはネジ穴にワッシャを付けて取り付けると3mmほど出る長さです。

 

 




回転数の計測

もう原形を留めてませんが回転数を調整できるSCYTHEのファンコントローラー SIX EYES(RFC-01BK)に取り付けて稼働させてみました。尚、ファンコンの回転数が正しいかは不明なので計測結果はあくまでも参考程度にして下さい。

因みにテスト環境は余っている電源に「フリーダム PDS-ATX」という電源を単体で起動させることができるパーツを取り付けてしました。自作PCのパーツはいきなりPCに取り付けて動作させると初期不良(過電流など)があった際に他のパーツを道連れに壊れることが極稀にあります。

実際にテスト環境で使っている「SIX EYES ブラック RFC-01BK」というファンコンの初期不良(おそらく過電流)でHDDなどの接続機器を壊した経験があるので可能であればPCに取り付ける前に動作確認できる環境を構築されることをお勧めします。

SIX EYES ブラック RFC-01BK

回転数はスペックでは「回転数 7000rpm±30%」とありましたがMAXに回しても5700rpmくらいまでしか上がりませんでした。±30%ということは回転数の幅が4900~9100rpmくらいあるということなので個体差がかなりあるのかも知れません。

 

 

動作風景[動画]

一応、動画を撮影してみたんですがカメラ(Ricoh CX4)のマイクがショボいのでかなりノイズが拾っているのでちょっと聞きづらいです…。あとティッシュで簡易的な風量テストも撮影しています。裏話としては製品が軽すぎてケーブルに引っ張られて自立しないので六角レンチ(対角2.5mm)を重しにして転倒しないようにして撮影しました。

 

 




使ってみた感想

静音性についてはもっと高周波の耳障りな音がするのかと思っていましたが他のファンにかき消されるほどの音量だったのでその辺は良かったですし、風量については手のひらに風を当てても僅かに感じる程度しかありませんでした。ただ、前述通り回転数にかなり幅があるので当然、静音性や風量についてもかなり個体差があると思われます。

あと気になる点としては動画からも分かるように低電圧では回転せずにファンコンにツマミを半分近く回したところでようやく回転し始めました。そんな感じなのでBIOS設定などでファンの回転を静音設定にしているとPCが起動しても回転しない恐れがあります。マザーボードによってはそのようなことがないように起動時に敢えてファンへの電圧を上げてファンを始動させてから回転数を落とすようなものもあるのでそのようなマザーを使っていれば問題ないですがそれ以外は気を付けるポイントのひとつになると思います。

M.2 SSD用に購入したヒートシンクに実際に取り付けて運用開始したんですがちょくちょく止まっていたので回転数を70%にしていたんですがそれでも止まることがあったので現在は100%に固定しました。

そんな感じなので買わない方がいいかも知れません、と言いたいところですが25mm角ファンの選択肢が1万回転のRDM2510Sぐらいしかないのが難点なんですよね。

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