gootのコテ台2台でダブルコテ台を作成! ST-75 & ST-77
投稿日:2022/12/22 更新:2023/1/4 コメント 0件 工具 goot, KS-30R, PX-280, st75, st77, コテ台, 半田ゴテ, 工具, 改造今までは「goot(グット) コンパクトこて先クリーナー ST-30」を使っていましたが、温調半田コテ「PX-280」を買ったのでコテ台も新調しました。
目次
goot(グット) はんだこて台 ST-75 購入レビュー
まずはニクロムヒーター用の半田ゴテ台の紹介です。価格はアマゾンで1,350円でした。
スポンジは2個入っています。
赤い部分には本来はコの字型のゴムが付いているみたいなんですがありませんでした。穴が開いているのはスポンジを入れる缶を押し出す時のものだと思います。
こんなのがあるのが本当みたいです。返品するのも面倒ですし、問題ない感じなのでこのまま使用します。
2.5mm厚の鉄板が使われています。
缶の底は変な跡が付着していますし、縁がザラザラで切りそうなので気を付けて下さい。
缶とベースの噛み合わせが悪いのかちょっと浮いています。
テコを使わないと外せないほどしっかりハマっているので底面に空いた穴はあまり意味ないです。
全パーツです。
コイル状の半田ゴテホルダー。
ネジ径は 5 mm。
汎用品なのでKS-30Rにはガバガバです。
コテ先は1mmほど出ます。
KS-30Rだとホルダーの向きをどこに向けても倒れることなく、安定感は半端ないです。
PX-280はコイルの接触していますが収まりはいいです。
スポンジに水をやるとこれだけ拡大します。
goot(グット) はんだこて台こて専用 ST-77 購入レビュー
こちらはセラミックヒーター用の半田ゴテ台で価格はアマゾンで1323円でした。セラミックヒーター用とニクロムヒーター用のコテ台の違いはよく分かりませんが、ニクロム用のコテ台は放熱性が高く設定されているようです。
各部の名称やネジサイズなど。
こちらの製品は板厚は 約 2 mm だったので「ST-75」より 0.5 mm ほど薄くなっています。
ホルダー部分の板厚は約 1.1 mm。
前に紹介したコテ台のものと全く同じものだと思いますがこちらの缶も素手では怪我しそうで無理でした。
可動範囲。
先にベースに固定するL字金具をネジで締めてから蝶ナットを取り付けないと組み立てられないんですが、そのせいで左右に向きをちょっと変えたい時に蝶ナットを外す必要があり、この辺の使い勝手はイマイチです。
PX-280を挿して逆向きにするとさすがに倒れます。
ちょっと画像が分かりにくいですが、アマゾンのレビューで内側のスプリングにコテ先が接触するとの書き込みがあったんですがそれは白光の半田コテ(FX-600)だったので同メーカーのPX-280だと大丈夫だと思っていたんですが接触していました。このコテ台はPXシリーズ対応と謡われていましたし、接触したからどうなるかなんて分かりませんがなんか嫌なので後半で改造しました。
ホルダーを支える足の取り付け位置は変更することが出来ます。ホルダーの中にネジ山が切られた金属板があり、そこに足がネジ止めされているだけなのでホルダーのスリットに合わせてスライドさせることが出来ます。ただ、完全に外してしまうと元に戻すのが面倒なので苦手な人はネジを緩めるだけにしておいた方が無難です。
ST-75のホルダーも同じネジ径(5mm)なので取り付けることもできます。
2つのコテ先の大きさ比較。
KS-30RをST-77で使う
KS-30Rはそのままでネジが引っ掛かって利用できませんがあることをすると挿せるようになります。
ST-77のホルダーに挿せる外径は14mmくらいまでです。
ひとつネジ(M3規格)をなくしているんですが元々は両サイドに同じネジが付いていて出ている方がコテ先を固定しているネジで引っ込んでいる方がヒーターとヒーターパイプを固定しているネジみたいです。余談ですが替えヒーター(KS-30H)を買うと文字も一緒に付いてくるみたいです。
このネジ(M3規格)だと頭が大き過ぎるので4mmぐらい長さの超低頭ねじに変えて14mm以下にしてやると使えるようになります。
ST-75とST-77の合体
ネジ穴に互換性があるのでST-77のベースにST-75のホルダーを付けることが出来ます。実はこれがしたくてふたつ購入した訳です。このセットが売られていればわざわざ2つ買わなくても良かったんですが何故かないんですよね。
余ったベースはフラックスをキャップを開けたままでも置いておけますし、ハンダや吸取線入れとかにもいいかも知れません。
ST-77の内蔵コイルを取り外す
ST-77のホルダーをバラしてみました。
出っ張りにハマっているだけなので下図のように感じで片側の出っ張りを浮かしつつ、反対側からマイナスドライバーで持ち上げてやれば分解できます。
バネは自身で広がって止まっているだけなので縮めてやれば外れます。
ホルダーの先端部分もどちらかに回してやると外せます。
分解ついでに正確なサイズを計測。
足のベース金具をセッティングしています。
コテ先は完全に宙に付いていてどこにも接触していません。
余ったコイルをST-75に取り付ける
KS-30Rがガバガバでスッキリしないので何か手はないかと思っていたらいいことを思いつきました。
ST-77から取り外したコイルを回しながら差し込んでみました。
余計な空間が無くなってKS-30Rが動かなくなったのでコイルを銅線で固定してみました。
KS-30RとPX-280を挿してみたらいずれもグラグラせずに装着感がいいのでこのまま利用することにしました。
怪我しないように銅線をはんだ付けして完成です。
日本製と謡っている割には手を切りそうなところがあったり、缶が外れなかったりとちょっと残念な造りではありましたが、単純にコテ台としては安定感はいいので買って良かったです。一つ残念なところは収納する時にバラすのが面倒なのでワンタッチで取り付けられるようになると最高ですね。