「Amazonベーシック モニターアーム デュアル」購入&詳細レビュー!K001395

投稿日:2020/8/15 更新:2021/2/9 コメント 0件 PC周辺機器 , , ,


「Amazonベーシック モニターアーム デュアル ディスプレイタイプ(K001395)」を購入しました。「Amazonベーシック」というブランドですが、中身はモニターアームの世界では超有名なエルゴトロンの「LX 45-245-224」という型番のOEM製品だそうです。ただ、確認を取った訳ではないので真偽は不明です…。

 

 

モニターアームにする理由と選定理由

先日購入した27型IPSモニター「Dell S2719HS」には高さや回転などができる優れた支柱があるんですが、モニターの下に何もないという便利さを知ってしまうとモニターアームなしでは生きられないですよね。あと地震や台を移動させる時にも転倒する心配が少ないというのも個人的には大きいです。

最初は1万以下のよく分からないメーカーのもので済まそうと思っていたんですが、たまたまタイムセールで定価¥19,980円のものが16,980円で売られていたのであと1万円出して後悔しないものを買っちゃえって感じですね。正直言うと縦/横型対応の「45-492-224」が欲しかったんですがさすがにモニター(2.5万)より高い出費(3.8万)は本末転倒な感じで出せません。

本家エルゴトロンのヤツは10年保証(Amazonベーシックは1年保証)で価格はほぼ倍の39.400円します。

余談でもないんですがエルゴトロン(ergotron)のアームはガスシリンダー式ではなく機械(バネ)式のアームだそうです。

 

 




Amazonベーシック デュアルモニターアーム 詳細レビュー

ほかのものを一緒に頼んだので人が入れるくらいのでっかい段ボールで届きました。

正式な製品名は「デュアル並列モニターディスプレイ取り付けアーム」と言うみたいです。

開封。

1段目。

2段目。

多言語マニュアルで基本的にイラストです。

穴をあけて固定(グロメット式)する場合の穴径です。実際に9mm径のドリルで穴をあけて固定しました。(詳しくは後述)

天板に固定する場合のサイズです。

付属品一覧。

付属品は左上からグロメット固定用鉄板(※天板に穴開けて固定する時に使用)、4mm六角レンチ、2.5mm六角レンチ、グロメット固定用ボルトM8、グロメット固定用蝶ナット、超ナットに隠れて見づらいですがモニターを回転させないようにするためのM3ネジ(2)、結束バンド(4)、VESAマウントに固定する手回し10mm M4ネジ(8)、10mm M4ネジ(8)です。10mm M4ネジは手回しネジで固定しない場合に使用するんだと思います。

手回しネジと六角レンチ。記載していないサイズはカッティングボードのマス目(1cm)を参考にしてください。

二股に分かれている支柱に被せるキャップ(2個)なんですが、このキャップが嵌めにくく外しにくいです。最後の方にオリジナルな外し方を記載しています。

もうひとつの関節部分に被せるキャップ(2個)です。

取付例。

なんか土偶のように見えるんですがアームを支える土台部分です。

サイズは 17 × 12 cm くらいでデカいです。アームを取り付けたらこの穴にキャップを付けてアームが外れないようにします。

固定部のパーツはクルクルと回転して+ドライバーで外せます。

横にすると 7.2 mm ほどあります。

蛇口のような手回しネジが 8.4 mm ほどあるのでしっかりと天板に挟んで固定したい場合は少なくとも挟み込む板の奥行きが 8.5 mm 以上は必要だと思います。アームを伸ばした状態だとテコの原理で土台にかなり負荷が掛かるので正しく固定した方がいいと思います。

L時のパーツは 6.2 mm ほど。

全部バラバラにできます。

ネジの中にさらにネジ山が切ってあります。

手回しハンドルの外径は 10 mm ほど。

パイプの外径は 34.5 mm ほど。パイプの中には半月のような金属で補強されています。パイプの厚みは 2.5 mm ほどありました。

ベース支柱の外径は 40 mm ほど。

ベース支柱のパイプの長さは 45 mm ほど。

二股になっているアームを差し込みパイプ径は 52 mm ほど。

L字金具の厚みは 6 mm ほど。

モニターから見て2つ目のアームです。これを使わずに取り付けることも可能です。

太いです。DIYをやっている方や大工の方なら45mm角の根太をイメージすると分かりやすいと思います。

こちらの外径も 34.5 mm ほど。

配線を通すカバーは先端を縮めると外せます。

アーム部分はすべて金属製で強度が半端ない作りです。

カバーは先にこちら側の溝に差し込んで固定する感じです。

イモネジでアームの動きを調整できますが、緩めすぎると外れてしまうので頭がちょっと見えるくらいまで締めておいた方がいいかも知れません。

イモネジは M5 サイズ。

樹脂パーツがすぐに落下しないように両面テープが貼られています。

イモネジを締めるとこの金属板が曲がってアームの動きを調整する仕組みのようです。

この板は樹脂パーツを外すと落ちてくるので無くさない注意が必要です。

モニターを固定する方のアームです。

たぶん動きを滑らかにするものだと思いますが、白い部分には樹脂っぽいものが貼り付けられています。

矢印の六角ねじでモニターの角度(チルト角)を固さを調整するんだと思います。

外径4~5mmほどあるぶっといバネが入っていました。バネの上に見える突起がケーブルを固定するための結束バンドを引っ掛けるフックです。

中に樹脂のパーツがあり、このおかげで滑らかな動きが再現できているんだと思います。

モニターの上下の動き具合を調整する六角ねじ。

VESAマウント 75 mm、100 mm に対応。

モニターを回転させたくない場合は赤枠の部分に付属のM3ネジを取り付けます。

 

 

モニター取付 Dell S2719HS

「Dell S2719HS」の支柱を取り外すとVESAマウント(10cm)用の取付穴があるのでネジを取り外します。

Dell S2719HSのレビューにも記載していますが、穴が大きいのでマスキングテープで塞いでから作業しました。

モニターアームに付属していた手回しネジで固定してもいいですが、モニターのネジを無くさないように元のネジで固定しました。

 

 




グロメット(天板に穴をあけて固定)による固定

グロメット取付用の金具です。あと小判のような形のパーツも利用するので取り外しておきます。

ボルトの外径は 8 mm、長さは約 100 mm です。

こんな感じにボルトをセットして固定するんですが画像では逆向きに取り付けています。

ボルトの根元と鉄板の穴が四角くなって空回りしないような造りになっています。

台座のパーツをすべて取り外したらグロメット用の鉄板にボルトを付けずにセットして取り付けたい位置に配置します。

このまま土台をどかすと鉄板だけが残るのでネジ穴のところに印をつければ正確な位置にネジ穴をあけることができます。

ボルトの外径が8mmなので9mmの木工ドリルで穴を開けましました。

元々使用されていたネジを利用してボルトを通した鉄板を土台に固定します。

あとは小判のような金具を嵌めて蝶ナットで固定すれば完了です。

アームを2本使うとうまくレイアウトできなかったので片側は1本にしました。

 

 

まとめと残念ポイントなど

21型(プリンストン PTFBYF-22W)と27型(Dell S2719HS)のモニターを取り付けて利用したんですが、アームの後ろにもある程度スペースが必要なので最初は買って失敗したかもと思いましたが、片側のアームを1本にすることでうまい具体に設置できました。動きもスムーズで何より造りが頑丈なので一生ものと言えるくらいの品質だと思います。気付かなかった良い点としてはモニター裏の掃除や配線する時も簡単にモニターを動かせてすぐに作業できました。

ただ、残念なところも何点かありました。1点目はキャップが光沢感があり、なんかここだけ違和感があります。

個体差かも知れませんが2点目はこのキャップが付ける時も外す時もとにかく固いです。図のようにツメの部分を引っ掛ける形で固定するんですが、ツメの部分を手で押してもほとんど曲がらないほどが固いです。

特に取り外す時が固くて取扱説明書には下から指を突っ込んで引っ掛かりを外すようにイラストでは描かれていますが固くて無理でしたし、中肉中背の筆者でさえやっとだったので指が大きい人は入らないと思います。

指の代わりに短めのマイナスドライバーでテコの原理(平な部分で押す感じ)でやったらようやく外せました。もっと簡単に取り外しできる方法はなかったんでしょうかね。高価なだけに残念な感じです。

3点目はケーブルを保持する仕組みがシンプルというか引っ掛けるだけなので結束バンドをしっかり締めておかないと不用意に落ちることが多々ありました。ただ、締め過ぎると遊びが無くなるのでその辺を考慮して取り付ける必要があります。

 

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