シンワ測定オートポンチMを買ってみた! No.77317
投稿日:2023/1/28 更新:2023/4/8 コメント 0件 工具 77317, オートポンチ, シンワ, ポンチ, 工具オーソドックスなセンターポンチは持っていますが場所によってトンカチで叩きにくい時がありますし、興味があったので「シンワ測定(Shinwa Sokutei) オートポンチ 転がり防止グリップ付き M 77317」を買ってみました。
センターポンチとは
ポンチ(センターポンチ)とはアルミや鉄板などにドリル等で穴を開ける時にドリルの先端が狙った位置からズレないように浅い凹みを付ける工具です。通常はトンカチなどで叩いて印をつけるんですが、オートポンチとはそれだけで印をつけることが出来る便利な工具のことです。
シンワ測定 オートポンチ M 77317 レビュー
青いグリップはABS樹脂、本体は真鍮製です。
さび止めだと思いますがキャップに油が塗られています。
ハンマーピンの外径は 約 4 mm。
先端には硬質チップが使われていて耐久性があるそうです。
青いキャップを「弱」の方に回すと分解できます。
本体も二つに分かれます。
左上から転がり防止グリップ、本体、スプリング後用、ハンマーピン。
グリップの深さは約 26mm。
ハンマーピンは穴が開いている方が下になります。こちらのバネが実際にパンチする際の力になるのでこのバネを交換したりカットして伸ばしたりすればある程度コントロールすることは可能なようです。
バネのサイズ:外径7.5mm、長さ37.0mm、線径1.0mm
本体の外径は 約 12.6 mm。
中には仕切りがあり、先端側の仕切りにはガイドピンがハンマーピンの穴にちゃんとハマるようにすり鉢状になっています。
グリップの方の内径は 約 8 mm。
ハンマーピンの外径は約 8.0 mm。
長さは 約 16.3 mm。
先端側には穴が開いており、ガイドピンが入るような構造になっています。
スプリング前用ガイドピン付、先端(超硬チップ付)。
押し込みの強さはガイドピンのバネの強さで決まるようなのでここをカットしたりして調整すればもっと軽い力で動作させることも可能かもしれません。
本体以外のパーツは保守部品として売られています。
シンワ測定(Shinwa Sokutei) 部品 スプリング後用 オートポンチM転がり防止グリップ付用 81314 シンワ測定(Shinwa Sokutei) 部品 スプリング前用ガイドピン付オートポンチM転がり防止グリップ付用 81312 シンワ測定(Shinwa Sokutei) 部品 ハンマーピン オートポンチM転がり防止グリップ付用 81313 シンワ測定(Shinwa Sokutei) 部品 先端 超硬チップ付 オートポンチM転がり防止グリップ付用 81311 ※アマゾンにリンク貼っています。
使ってみた
使い方は簡単で印をつけたいところに先端を合わせて青いグリップの部分を強く押し込むだけです。
「強」の状態で1mm厚のアルミ板に使ってみたんですが、外径1mmほどのくぼみが簡単に付きました。ただ、パッチーンと結構な音がして夜にはちょっと使う気にならないレベルです。ガラスの上でやったら確実に割れる感じなのでもしかしたら車のガラスを割る時に使うハンマーの代わりに使えるかも知れません。使用済みのスプレー缶などの穴開けに利用している人もいるみたいです。
青いところを回すと強弱が調整できますがどこまで回せばいいのか分かり辛いし、回し過ぎるとハンマーピンが落ちなくなるので打てなくなります。
スチール製のL字金具にも小さいですがちゃんと付けられました。
焼きに入った素材へのポンチングはNGだそうです。
グリップを取り外した状態で見ると分かりますがある程度まで押し込むとハンマーピンが落ちます。この仕組みがよく分からないですが、この時にグリップを付けておけばバネの力でハンマーピンが下に押されるので対象物に印を付けることが出来るようです。
バネを交換したら軽くて静かになったのでとても使いやすくなりました。