混合栓からの水漏れ修理 TOTO TMJ40CX
投稿日:2016/2/28 更新:2019/3/22 コメント 0件 分解&修理 水回り, 水漏れTOTO TMJ40CX (PDF) サーモスタット混合栓のハの字になってる
止水付取付脚部(「ベンリー偏心管」とか言うみたい)の上部から水漏れしてました。
尚、我が家のTMJ40CXは一度修理したのか良く分からないが、
TMJ40CXの止水付取付脚部の形状が異なっています。
おそらくパッキンだろうと、サイズ確認のために温水側と水側の止水栓(赤枠)を
マイナスドライバーで右回しに回して水を止めます。
ネジが奥に沈んでいくので閉めてるのが良く分かります。
袋ナットをプライヤーで外したらドロッと黒い液体が出てきました。
尚、ウォーターポンププライヤーでやると確実に傷が付くので
モンキーレンチでやった方がいいです。
パッキンのほうを確認したら温水側(写真 左側)のパッキンの劣化が酷く
ほぼ原型が分からない程とろけて無くなっていてました。
水側のパッキン(外径 28 ミリ、内径 15 ミリ)がかろうじて形を残っていたので
それを持って近所のホームセンターに行ったんですが 26 ミリの
ヤツ(THY91734など)は売ってたんですが28 ミリのヤツは
別のホームセンターに行っても売ってないんですね。
ネットで購入するにしても時間が掛かりそうなので
ゴムシートと皮用ポンチ(各サイズを収集中w)を購入して自作することにしました。
ゴムはある程度の耐熱性があるものが望ましいので探したら
iteck製ゴムシートが使用温度 -30 ~ 70℃ という天然ゴム(NR)素材のものがあったので
2ミリ厚の KGR-2101 と 3ミリ厚の KGR-3101 を購入。
あと、パッキンの内径(約 15 ミリ)を開けるのに「OLFA コンパスカッター 57B」では
難しいと思ったので15ミリ用の皮ポンチ「SK11 皮ポンチ 15MM」を同時に購入しました。
因みにポンチが600円ほどでゴムシートが1つ200円程度でした。
■穴あけ作業開始
ゴムシートを コンパスカッターで外径 約 28 ミリで切り取り。
捨て板上で「SK11 皮ポンチ 15MM」で穴あけ。
ちっちゃい金槌で何度も叩いて穴を開けたらで切り口がデコボコになって汚いことに。
そこででっかい金槌で強めにドスンと叩いたら先程よりはマシになりましたが
「SK11 皮ポンチ 15MM」の切れ味が悪いのかイマイチですね。
あと、ポンチで叩くとセンター位置が分かりずらいし、
切り口が擦れて白く変色するのも残念な点でした。
あとで試したんですが
OLFA コンパスカッター 57B でも 約 15 ミリの穴を簡単に開けることが出来ました。
刃と針の最小間隔は約 5 ミリほど狭められるんですがゴムだと伸び縮みが
あるせいかは分かりませんが最小で直径 約 9 ミリほどの穴まで開けられました。
切り口はポンチより断然キレイだし、ポンチではセンター位置が分かりずらかったと
書きましたがコンパスカッターだと外径を開けた針穴の跡に挿して内径を開けられるので
位置ズレもおきにくく、良いこと尽くめでこんなことならポンチを買わなきゃ良かったと
久しぶりに工具を買って後悔しました…w。
■実は 26 ミリだった?!
後日ネットで調べて分かったんですが使用したパッキンは外径が大きくなっていることが
あるらしく 28 ミリと思っていたものは実は 26 ミリだったのかもしれません。
26 ミリだったら「TOTO パッキン(サーモ・シングル用)取付脚用 THY91734」という
製品があるのでそれしか考えられませんねw。あと、今回交換したパッキンは
逆止弁部 TH679A という部品にも付属しているみたいです。
本題の水漏れは止まったんですが止水栓を弄ったせいでどうにか形状を
保持していたであろうパッキンにトドメをさしたみたいで
今度はそちらからわずかに水漏れするようになりました。(´・ω`・)エッ?
外の止水栓を止めないと作業できないのでちょっと放置してますw。
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