マーチ トランクルーム 雨漏り修理 AK-12 日産 水漏れ 水没

投稿日:2020/8/17 更新:2020/8/19 コメント 0件 カー , , , , ,


日産 マーチ(AK-12)がリア部分から雨漏りするようになったので修理しました。

 

 

雨漏り

2019年の冬頃に車(マーチ:AK-12)の中に置いていたエコバックにカビが生えていたのでおかしいなぁ~とは思っていたんですが、それから暫くしてトランクルームの下地を剥がしたらスペアタイヤが半分くらい水没していました。また、内張りにも濡れた跡がびっしょり残っていました。水が溜まっていた時の写真は慌てていたので撮っていません。

その時はタイヤの下にあるパッキンを外して水を抜いたんですが、また溜まるといけないのでそのままにし、すぐに修理するつもりでCPUの殻割りにも使える「ホルツ すき間シール剤 ブラックシーラー Holts MH208」というシール材を購入しました。

ただ、何となくズルズルと先延ばしにしていたら、今年の梅雨の大雨で助手席側の後部座席のマットがびちょぴちょに濡れてヤバいことになっていたので慌てて作業することになったというところですね。

因みにこの部分は何日たっても乾かなかったのでペットシートやティッシュペーパーに水を吸わせて処理したんですが、ティッシュペーパーは3箱以上消費しました。あと洗車場などにある水を吸い込んでもOKな掃除機を利用するのが簡単かと知れません。放置していた筆者が意見できる立場ではないですが、放置しておくとボディが錆びて大変なことになるかもしれないので早めに処理した方がいいかと思います。

下の写真は運転席側(左が前方)のトランクルームなんですが、車体の継ぎ目にある出っ張りに沿ってフロント側の後部座席に下に方に流れていったみたいです。トランクルームの床材を剥がす前はタイヤのところに水が溜まっていたのにそれらを取り除いて放置していたが逆に良くなかったみたいです。

 

 




内張りを剥がす

所見では助手席側のテールランプ付近が一番濡れていたのでそこら辺から雨漏りしているみたいでした。

力任せで引っ張って内張りを外しました。

留め具は+ドライバーを少し回転させると浮いてきます。

ここは剥がしても意味なかったです。

この突起は取り外し可能な棚を載せる突起だったと思います。

このパーツも外しても意味なかったです。

サイド部分の内張りも下の方からベリベリと剥がしました。

内張りを固定している内張りクリップ(黄色いヤツ)が本体側に残ることがあるので残っていたら内張りを固定できないので元の位置に取り付けておきます。

このパーツには内張りクリップが二つ付いていたんですが片側はボディ側に残っていました。

手で外せなかったのでラジオペンチで切断しないような力を加減しながら取り外しました。というかエーモンの内張り剥がし(1427)を持っていたのでそれだともっと安全に外せた筈でした。

取り付けは横に切り込みがあるので簡単にできます。

これ以上の分解は面倒なのであとは内張りを引っ張って水漏れが起こっている個所を探しました。

 

 

雨漏り個所を調べる ~テールランプパッキン~

テールランプ付近に水を流してみました。

この写真じゃちょっと分かりにくいんですがこの辺から水が浸入していました。写真は下がテール側でタオルが見えるところが床面です。

鉄板が二重になっているところから漏れているみたいなんですがその場所を目視することはできませんでした。

テールランプを外します。

テールランプとボディの間は7mm厚くらいのスポンジのようなパッキンがあり、それで水の侵入を防いでいるようです。ただ、そのパッキンにシワが入ってしかもその部分が濡れていたのでここが原因だと確信しました。(ただここではなかったです)

ここでちょっと寄り道しますがライトの交換はどうするのか気になったのでテールランプの構造を確認してみました。

赤枠のところに引っ掛けるツメがあるんですがオレンジのところを矢印方向に倒すとはライト部分と分離できます。

ライト登場。※12Vと言えバッテリーを外していないので慎重に作業しています。

ソケット部にはそれぞれ異なる切込みがあって異なる規格のライトは取り付けられないようになっているようです。

本題に戻ります。

パッキンは元々はテールランプ側についてみたいで簡単に取り外せました。

パッキンの裏面には粘着剤のようなものも付着してませんでした。

余談ですがテールランプ部はすぐにパーツ交換できるようにコネクタが付いている筈なんですが、リコールの時にそれらが外されていたようです。コネクタで分離できればパッキンを自作することもできたように思いましたし、このせいで色々と作業がめっちゃやり辛かったです。あとビニールテープも剥がれてきていたので補修もしておきました。

CPUの瓦りにも利用できるブラック・シーラーという隙間シール材を購入していたのでそちらでパッキンごと接着してみました。

ライトを元に戻してこれで直ったと思ったんですが水を掛けたら直ってませんでした。

車の雨漏り修理にはシリコーンのシーリング剤(シリコーンシーラント)を使うと板金屋さんが困るという動画はみていたんですが、板金に出すほど価値もない車なのでコーティング剤をパッキンの両面にべったりと塗ってテールランプごとくっ付けてみました。

トランクに水が溜まる! 雨漏れ修理のマニアックな相談に答えます

ただこれでも直りませんでした。要は雨漏り個所はこのパッキンではなかったようです。Σ(゚д゚lll)ガーン

 

 




雨漏り個所を調べる ~ネジ穴~

テールランプを固定している下側のボルトに水を掛けてみたら水漏れしました。

ボルトのネジ穴です。

ボルトに水道管に巻くシールテープを巻いてみても変わらず。

ボルトのネジ穴部分のパッキンが変形して劣化していたので自作してみました。

以前、購入していた1mm厚のゴムシートをコンパスカッター(OLFA ラチェットコンパスカッター)で丸く切り抜きます。

適当な大きさの穴あけポンチでボルトが通る穴を開けます。

ただ、水漏れは直っておらず無駄な作業でした。

自作パッキンをしてボルトを締めても水漏れします。

余談ですがテールランプは赤枠のところをボルトで固定し、黄枠の部分は内張りクリップのような樹脂パーツを嵌めて固定されています。

同じ色の部分がそれぞれ対応する箇所です。

下図の茶色のが内張りクリップのような樹脂パーツです。スポンジのようなパッキンが劣化していたのでこのパーツに自作パッキンを取り付けて水漏れ確認をしてみたんですがここでもなかったです。

樹脂が風化していたみたいでちょっと欠けちゃいましたw。

自作パッキンを取り付けている写真。

どこから漏れているのかはっきりと分からずテールランプのパッキン部分にブラックシーラーを塗ったり…。

ネジ穴にコーキング剤を詰め込んで固定しても直りませんでした。ただ、ここまでしても水漏れするということはテールランプユニット付近からではないなぁ~ということだけは分かりました。

 

 

雨漏り個所を調べる ~ボディの継ぎ目~

テールランプの下のボルトよりもっと下の部分に原因があるように思ったのでテールランプを再度取り外してバンパーを引っ張って怪しい場所がないか調べてみました。※左のところにはすでにコーティング剤を施しています。

ちょうど角のところに塗装はげのような亀裂があるような無いような感じに見えたのでこの辺を重点的にコーティング剤を塗ったくりました。

こんな感じになりましたが、これで完全に水漏れは直りました。結局、はっきりとして原因は分かりませんが複数の個所から水漏れしていたのかもしません。

一応、直りましたが万が一漏れてもリアシートの方に行かないようにクッションテープで水の流れるガイドを作っておきました。

使用したのはダイソーのクッションテープです。

さらにその上からペットシートも貼っておきました。

運転席側からもわずかに漏れていたので同じように修理しておきました。

なんやかんやで水漏れ箇所を特定できずに修理に3日を要してしまいましたw。

コーティング剤を塗る時はビニール手袋を切って使うと手も汚れませんし、5回分あるのでおススメです。

 

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