フラクタルデザイン プラチナATX電源 「ION+ 560P FD-PSU-IONP-560P-BK」購入レビュー
投稿日:2023/8/28 更新:2023/8/30 コメント 0件 自作パソコン Fractal Design, ION+, UltraFlexケーブル, フラクタル・デザイン, 自作PC, 電源サブ機のATX電源「ENERMAX ETA650AWT-M(ブロンズ)」が五月蠅くなってきたのでフラクタルデザイン(Fractal Design) のATX規格のプラチナ電源「ION+ 560P FD-PSU-IONP-560P-BK」を買って交換しました。価格はツクモで10,980円でした。
ETA650AWT-Mは、2013年2月に今はなきconeco.netの体験レビューで貰ったものなので10年になるので変え時ではあります。
当時のレビューはこちら。
選定理由
もう製造中止になっている製品みたいですが、これにした理由は以下ようなことです。ちなみに電源効率はゴールド以上であればなんでもよくてたまたま売られていたものがプラチナだっただけです。
- フルプラグイン
- 低負荷でファンを停止
- かっこいい
- ケーブルが柔らかい(UltraFlexケーブル)
- 10年保証
- 予算は1万円くらいまで
この条件で探したらFractal DesignのSFX電源「ION SFX 500G FD-PSU-ION-SFX-500G-BK」くらいしかなく、そちらでもよかったんですが24pinの電源ケーブルが短いみたいだったのでこれにした感じです。あと最近、「12VHPWR」という電源の新しい規格が出てきましたが個人的にはまた必要ないです。
あと余談ですがシーソニック(OEM製品も含む)の一部の電源でRTX3000シリーズを使うとPCが落ちる不具合があったようです。
Seasonic電源でRTX 3000シリーズを使うとPCが落ちる不具合
Seasonic、現在販売中の製品は問題なしと回答。RTX 3000シリーズ使用でPCの電源が落ちる不具合について
「ION+ 560P FD-PSU-IONP-560P-BK」購入レビュー
電源ケーブルはよくあるアース付きのぶっ太い奴です。
付属品は、マニュアル、インチネジ(4本)、マジックテープ。
マニュアルは多言語。
保証は120ヶ月(10年)。
「Attention」とあるので注意書きみたいです。
ケーブルを入れるバックはあってもいいですが、電源を入れるケースって使わないので無駄ですよね。
やっぱフラクタル・デザインってかっこいいですよね。
「ZERO PRM」とは、負荷が低い時はファンの回転を止める機能です。メイン機で使用しているシーソニックの電源(SSR-750FX)はプッシュボタンなので今オンなのかオフなのかが分かりづらくて困ったことがあったんですが、これにはちゃんとオンとオフが印字されているのでとても親切で分かりやすいです。
通気口さえオシャレです。穴はランダムに空いているのかと思っていたんですがよく見ると規則性がありますね。
ファンガードもカッコいいんですが、真ん中らへんを持つとちょっとたわむのでちょっと強度不足な感じがします。
電源を入れるバックです。ここまで作るならベルトやカラビナを付けられるようにして持ち運べたらよかったのにと思いました。
画像じゃ説明し辛いんですが「UltraFlexケーブル」ってホント柔らかいです。ただ柔らかいんじゃなくて曲げたらそのまま形を保持するような感じで不思議な感じのケーブルです。
ただ、ひとつ残念なことは下図のところだけほとんど曲がりません。そう言えば「NZXT C650 NP-C650M-JP」には熱収縮チューブのところに何か取り付けられていてイボのようになっていました。
ケーブルを全て取り付けると8pinのATX 12V/PCI-E用が2か所、6pinのSATA/PERIPHERAL用が1か所余ります。
12V用は「ATX12V 4+4 pin modular cable(FD-A-PSC1-001)」、PCI-E用は「PCI-E 6+2 pin x2 modular cable(FD-A-PSC1-002)」、SATA用は「SATA x4 modular cable(FD-A-PSC1-003)」として別途販売されています。
サブ機のマザーボード「ASRock Z390 Phantom Gaming 6」にはCPU用のコネクタは2系統あるので2本あった方が良いんですが絶対必要というものでもないのですし、バリバリに使用しないので買いませんでした。
取り付ける前にひと作業
電源ケーブルってどこのものか分からなくなるのでピータッチ(PT-P710BT)を買ってからはメーカー名が分かるようにシールを貼るようにしています。
取り付け
今のサブ機はこんな感じです。スペックの詳細はこちらのページに記載。
CPU :Core i9-12900K
ケース:NZXT H440
SSD :WD Black SN750
HDD :WD60EZRZ-RT
摘出完了。
取り付けていて気付いたSATAケーブルは上から這わせて感じで作られているので末端コネクタは下図のようになります。最近のケースは電源を下に配置するのが主流なのでこの構成にはちょっと違和感を感じました。
24pinは20+4に分かれているんですが差し込み式のツメで固定できるので取り付けやすいです。
ただ、4pin+4pinのCPU用のコネクタはこんな構造になっていないのでちょっと接続しにくかったです。
こんなに角度を付けて曲げても余裕で曲がるので感動していたんですが、裏配線スペースを見たら愕然としました。
固くてこれ以上曲がりませんねんw。24pin電源ケーブルはあまり負荷を掛けたくないので隣のHDDトレイの方から通しました。
H440は電源の下にフィルターが付いているのでファンを下向きに設置しました。
ストレージはHDD(1台)とM.2 SSDしか取り付けていないので裏配線はスカスカです。
最終的にはこんな感じになりました。
「ZERO PRM」のスイッチはケース内側に来るので頻繁に切り替えたい人には向かないと思いますし、ファンを下向きに設置するとスイッチの位置が奥側(パネル側)になるのでその辺の構造にもちょっと違和感を感じました。
交換後、「ZERO PRMモード」では動作させていないんですがそれでも劇的に静かになりましたし、あとは保証期間内は壊れずに持って欲しいそれだけですね。余談ですが静かになったせいでHDDの音が逆に気になるようになりましたw。