ピンセットにスベリ止め加工してみた!
投稿日:2019/4/9 更新:2019/4/9 コメント 0件 工具 グルーガン, スベリ止め, ピンセット, 修理, 熱収縮チューブ前回の記事で樹脂製ピンセットを購入したんですがフレキシブル基板(ケーブル)の抜き差し作業が思うようにできなかったので色々と試行錯誤してみました。
スベリ止め加工1 グルーガン編
1mm厚のゴム板を所有しているんですがそれだとピンセットの先端が太くなって作業し辛いと思うのでセロテープ並みに薄くすることを目標にしています。靴下などの塗布するスベリ止め剤なるものが販売されていますが最終的にダメだったら購入するつもりです。
最初にやったのはグルーガン(ホットボンドなど)による加工です。因みに下図のものはたぶんダイソーで300円くらいで買ったものだったと思います。
グルーガンとはスティック状に固められた樹脂を供給すると先端から温められて溶けた樹脂が出てくる仕組みのものなんですがその素材は乾燥する表面がゴムのような感じになるので試してみました。
グルーガンを塗布してガラス面やケーキを焼く時に使用するくっ付かないクッキングシートなどに押し付けて平たくします。
はみ出した部分はカッターでカットすればいいんですが薄くするのが意外に難しく、またすべり止めの効果も思ったほどなかったので断念しました。
スベリ止め加工2 ゴム手袋編
スベリ止め加工に使用したのはダイソーの瞬間接着剤と裏起毛なしのゴム手袋です。
余談ですが接着剤の穴あけ方法が一切記載されてませんでした。黄色パーツを外してノズルを強く締めれば自動的に穴が開く仕組みなんですが使ったことない人はなかなか分からないと思うので不親切極まりないですね。
あとノズルを締める時に本体部分を持たないとどうしても強く締めることが難しいので持ってやったんですが案の定、キャップを外した途端、中の液体がドバっと出てきてしまいました。どうもこの仕組みは好きじゃないですね。
ゴムがカットは図のような感じにカッターマットの下に片側を差し込んで作業するとやり易かったです。
最後にある検証動画を見てもらえば分かると思いますが、いい感じに保持できるのでフレキシブル基板を挿すのは大丈夫だったんですが抜きの方はコネクタの保持力が強く、またフレキシブル基板の表面がつるつるしていて無理でした。
スベリ止め加工3 熱収縮チューブ編
熱収縮チューブ(ヒートシュリンク)でも試作してみたんですが樹脂製のピンセットは強く握ると下図のように先端が浮き上がり、そのせいで力がうまく伝わらなくなっていることが分かりました。
金属製のピンセットに熱収縮チューブ(外径:3mm)を取り付ければこのようなこともないかなぁ~とやってみました。
強く握っても先端が浮き上がることもなくいい感じです。
検証動画
グルーガンのヤツは動画撮ってなかったんですがゴム手袋と熱収縮チューブの検証動画です。
動画を見てもらえば分かると思いますが樹脂製ピンセットのように先端が反らないのでいい感じに保持出来ますし、外す時もチューブをカットするだけでいいので使い勝手は最高でした。
最初から金属製のピンセットに熱収縮チューブでやるやり方でやれば樹脂製ピンセットは買わずに済んだのにちょっと後悔しましたがこれはこれで利用価値はあるのでいいでしょうw。