日付カウンターと一時停止
スロットマシンのようにドラムが回転して数字が変わる日付カウンターを作ってみました。
概要
クイックタイトラーで作った連なった1~0などの数字をレイアウターで下から上に動くようにして、通過した数字を見えなくするためにマスクの不透明度を使用した簡単な仕組みなんですが、29日から30日とかの複数の桁の日付が同時に変わるところの位置調整と、日にちの一桁目がエンドレス、且つ、等間隔で動いているように見せるのに手間が掛かりましたね。
ポイントはタイトル文字の行間、フレーム単位での位置調整などですね。詳しくはプロジェクトファイルを無料公開してますのでそちらをみてください。プロジェクトファイルには閏年用と平年用のシーケンスなどが入っています。ダウンロード⇒【日付カウンター 【無料配布版】 EDIUS】
一時停止
カウンターを止める方法にはクリップをカットして間に画像を差し込む方法やフリーズフレームを入れたりする方法があると思いますが、前者はアルファチャンネル(透過情報)がなくなるので背景がある素材に利用する時に使いにくいので今回は、後者のアルファチャンネルを維持したまま行えるフリーズフレームを利用する方法を紹介します。尚、アルファチャンネルに対応したシーケンスはNeo3.5からの新機能なのでそれ以前の製品ではここで紹介しているやり方はできないと思います。詳しくはこちら。
ネストしたシーケンスクリップを2つのトラックの同じ時間軸に配置し、上位トラックに配置したクリップを停止させたい日付の部分にカットポイントを追加してカットします。
上のシーケンスクリップを停止させていたい時間の分だけうしろにズラします。その空いた空間に丁度収まるように下位のシーケンスクリップの前後をカットポイントを入れます。
真ん中の部分だけ残して前後のシーケンスクリップを削除します。
下のシーケンスクリップの右メニューの時間エフェクト → フリーズフレーム → 設定にある設定画面でフリーズフレームを有効にして、固定位置をIn点に設定します。
時間エフェクトを操作して残像が出て気になる場合は、時間エフェクトの補間設定で「補間方法を最近傍法で補間する」にチェックを入れれば残像はなくなると思います。