電源タップをこたつに固定してみた!その1 ~自作の「コの字」固定金具
投稿日:2023/2/10 更新:2023/6/7 コメント 0件 DIY DIY, 固定, 自作, 金具, 電源タップコタツ上での電源タップの固定には今までは地震用のジェルを裏に貼って利用していたんですが掃除のたびに剥がすのが面倒だったので、簡単に移動出来て且つしっかり固定できて更に出っ張りがない固定金具を自作したので紹介します。
市販の製品で電源タップをテーブルに固定する方法
電源タップをテーブルに固定するものにはクランプタイプのものがあります。
クランプでしっかりと固定されているのでケーブルを抜く時に電源タップを抑えておく必要がないので使い勝手がいいものだと思いますがどうしてもクランプが下に出てしまうのでコタツでは使えません。(天板を少しズラして布団に穴を開ければできなくはないと思いますが…)
上側から固定できるクランプもありますが入手性が悪いうえ、上にネジ部が来るので加工し辛いと思うんですよね。
洗濯ばさみのようにテーブルを挟むタイプのものだとこたつにも取り付けられそうですが、後ろに出っ張るので通り道に設置する場合は接触して宜しくありません。
ニトリの「クランプコンセントボックス USW-15 WH」はクランプ部分が下に出っ張らないのでかなり理想に近いんですが、差込口が一つしかありませんし、好きな電源タップを使用できません。
コタツ用の電源タップクランプ プロトタイプ
そんな感じなので好きな電源タップを固定したいんですがないので自作しました。尚、電源タップは完全にネジで固定してしまうと法的に問題があるようなのでご注意下さい。
アルミ板(光 アルミ100×300 HA1013)をコの字型に曲げてコタツの天板に差し込めるように加工し、あとは電源タップとアルミ板をゴリラテープなどの強力な両面テープで固定するだけです。
アルミ板の曲げ加工にはエンジニアのポケットベンダー(TV-40)という金属曲げ工具を使用。
アルミ板のカットには「エンジニア ニブリングツール TZ-20」を使用。
天板に当たる部分が傷付かないように百均で買ったフェルトを使用。この辺に使用する素材によってコの字部分の厚みを計算しておく必要があります。
ここの貼る素材は動きにくくしたい場合はゴム板やスポンジ系ゴムなどを使用し、逆に滑りをよくしたい場合はフェルトなどの布系のものをするなどと自身が使いやすいように加工するといいと思います。
コの字金具と電源タップの固定にはダイソーの「CROCODILE GRIP」を使用。かなり強力でお勧めです。ただ、厚みが2mmほどあります。
コタツの天板の端はちょっと高くなっているものがあるのでフェルトを増したりして調整する必要があるようです。
スイッチの位置やケーブルの出ている向きも考えて電源タップを購入すると更に使い勝手がいいものになると思います。
これでケーブルに引っ張られて電源タップが落ちることもなくなりましたし、当初の目的は果たせそうなので本番用の実際に使用するコタツ用にものを作成していきます。
コタツ用電源タップ固定金具 本番用
アルミ板を幅50mmにカット(ニブリングツールを使用)してポケットベンダーで曲げていきます。
角の一面が切り落とされているので加工がちょっとだけ面倒です。
曲げ加工に失敗したらヤスリ掛けが無駄になるので曲げてから紙ヤスリで磨きました。
寸法取りを誤ったみたいでフェルトを貼る余裕が全くなかったので別の素材を探す羽目になったんですが、そのおかげで引き出しの奥に眠っていた黒いテーピングテープ(百均で購入)を発見。
表面が布地のような感じなのでこれなら天板を傷付けずに滑りも良さそうです。
裏に両面テープが付いていますし、ちょっと伸びるので貼りやすいですが、奥まったところは貼り辛いのでドライバーの棒の部分に載せて貼りました。
この辺は見えない部分なので適当に処理。あと布団に引っ掛かって破れないように角の方も丸くしておきました。
ちょっと寸法と加工を誤ったのでピッタリとはいきませんでしたが固定には問題ない感じですし、スムーズに動かせるのでこれで行きます。
電源タップは先日購入した防水タイプのものを使用。
最初は塗装しようかとミッチャクロンとかも用意していたんですが思いのほかテーピングテープの仕上がりが良かったのでそのまま利用。
今回は加工しやすいように1mm厚のアルミ板を使用したので強度がイマイチでした。実際、ケーブルを抜く時に電源タップを抑えておかないといけません。アルミ板を1.5mm~2.0mm厚のものやスチール製のものを利用すれば強度が増すので電源タップを抑えずにケーブルを抜けるようなものも作れるかと思います。
出っ張りが出ないように作りたかったので当初の目的は達成できましたし、かなり満足がいくものが出来ました。