G300s のG4ボタンがチャタリングするようになったので接点復活剤で修理!
投稿日:2019/8/5 更新:2019/8/5 コメント 0件 分解&修理 G300, チャタリング, マウス, ロジクール, 修理, 分解, 接点復活剤Logicoolのゲーミングマウス「G300s」のG4ボタン(左手前)がチャタリングするようになったので接点復活剤を塗布して修理しました。
分解して接点復活剤を塗布
左側のG4と刻印されたボタンを押すと2回押されているような感じになってチャタリングを起こしています。
底面のソールを剥がすとネジ穴が4つあるのでそれを外すと分解できます。赤枠で囲んだ部分がG4ボタンを押した時に可動する部分で、ボタンを押すと基板のマイクロスイッチを押す仕組みになっています。
赤枠がG4ボタンのマイクロスイッチです。分解方法は過去の記事に動画で紹介しているのでそちらを参考にしてください。
左右のクリックボタンはオムロンの「CHINA D2FC-F-7N(10M)」というマイクロスイッチが使用されていますが、左右にあるボタンは「HiMAKE?」というメーカーのマイクロスイッチが取り付けられています。
作業しずらいので基板をバーツから取り外しておきます。
基板には3ピンでハンダ付けされています。
中央にある正方形のタクトスイッチが前回交換したマウスホイールのボタンになります。
接点に直接接点復活剤を塗布するためにスイッチのカバーをバラするんですが、何もせずに分解すると白いスイッチのパーツが外れてしまって元に戻す時に面倒なのでテープで落ちないように接着しておきます。
カッターナイフの刃を使ってツメを外します。
内側の方がタクトスイッチが邪魔でカッターナイフでは難しかったので先の細いデザインナイフで行いました。
銅のパーツ全体が板バネになっていて右側のL字の金具(シルバー)のところが接点になっています。中央のUの字に曲がったところがおそらくバネの反発力の役割を果たし、橋のように繋がっているところがスイッチで押しているところになります。
オムロンの「CHINA D2FC-F-7N(10M)」はシンプルな銅板だったんですが、こちらのスイッチの接点部にはハンダのような金属片が接着されていました。
下記の動画はG300sのG4ボタンの板バネを押しているだけの動画です。
接点に「KURE 接点復活スプレー #1424 220ml」を塗布し、余った液体はコヨリで吸い取り、カバーを元に戻したらボタンを連打して液体を馴染ませます。
修理してすぐ使用した時にはマウス自体が操作できなくなって壊れたかと思ったんですが、どうも接点復活剤がまだ乾いてなくてボタンがずっと押された状態になっていたために起こっていたようです。しばらくすると正常に動作するようになりました。
接点復活剤で治らない場合はマイクロスイッチを交換することになるんですがまだその必要はないようです。G300のスイッチ交換は左のクリックボタンから始まり、スクロールホイールのタクトボタンの交換、そして今回のボタンと経年劣化で確実にチャタリングするようになりますね。ただ、使い勝手は最高で手放せないのでこのような感じでずっと使っていくことになると思います。